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通訳者の上手な使い方

いろんな通訳者を試してみる
「通訳なんてこんなもの」と思っているクライアントは、まだ良い通訳者を知らないだけ。そういうクライアントに対し別次元の通訳を見せ感動してもらうのはとても大事なことです。なのでいろんな通訳者を試してみてください。
「この通訳者は素晴らしい!」と思える通訳者が見つかった後も、ぜひいろんな通訳者を試してみてください。知らなかっただけで、実はもっともっと上の人がいますから。

通訳者にプレッシャーをかけない
「何を甘ったれたことを言ってるんだ」と思われてしまうかもしれませんが、事実です。通訳者にプレッシャーをかけても何もいいことありません。そうじゃなく、自由にのびのびやらせたらいいんです。まともな通訳者であれば健全なプレッシャーを勝手に感じています。

通訳者を指名する
通訳エージェントを使う場合、通訳者個人を指名せずにリクエストが出されるケースがあります。これ、「誰でもいい」と言っているのと一緒です。そしてその場合、通訳者の選定はエージェント任せになってしまいます。
通訳者の選定をエージェントが任された場合、「一番良い人」を出してくれるケースもありますが、一方で「そのエージェントにとって一番都合のいい人」を出してくるケースもあります。例えばレートが一番安い人(つまりエージェントにとってコストが一番抑えられる人)とか、あるいは専属の人とか。
なので、クライアント企業にお願いしたいのは、日頃から「優秀な通訳者のリスト」を作っていってほしいんです。そしてエージェントに対し「この人を出して」と指名するようにしてください。

「セクターに詳しい人」ではなく「通訳が上手な人」をリクエストする
クライアントからの依頼でよくあるのが「○○業界に詳しい人を出してください」とか「○○セクターの実績が豊富な人」というもの。気持ちは分かるし、確かにセクター経験・知見はあるにこしたことはないんですがそれよりもはるかに大事なことがあって、それは「通訳が上手であること」なんですよね。
IRISみたいなブティック型のエージェントの場合、通訳が上手であることは言わずもがなであり、その上でセクター経験を求めてらっしゃるんでしょうからまあいいのかもしれませんが、でも「○○セクターの経験・実績がある人」で縛られてしまうと、超優秀な通訳者なのにたまたまそのセクターの経験が少ない人をお出ししにくくなっちゃうんですよね。だからもったいないと思うこともありますし、その場合は「セクター経験よりも通訳の上手さですよ」とクライアントを説得することもあります。

褒める
通訳者は、私含め、一癖ある人が多い。でも、みんな会議を成功させたいんです。長年通訳を続け、地位を確立している人って、場に貢献したくてしょうがない人なんです。なので、通訳者がいいはたらきをしたと思ったらぜひ褒めてあげてください。ベテランの通訳者であっても、お客さんからのポジティブ・フィードバックはすごく嬉しいものだし、次もっと頑張ろう!と思う原動力になりますから。

by dantanno | 2026-01-26 11:26 | IRIS・経営 | Comments(0)

通訳・翻訳者 丹埜 段(たんの だん)のブログです。IRを中心にビジネス・ファイナンス系を専門としています。 通訳会社IRIS経営。http://iris-japan.jp


by dantanno