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イギリスの「問題」を考える③: 「なぜ?」を繰り返す

(最初の記事はこちら

イギリスの、機械の故障や交通機関のトラブルは、なぜ起きるのか。

なぜ故障するのか。
なぜトラブルが発生するのか。

故障やトラブルは、言ってみれば表面的な問題である。そうした表面的な問題を引き起こしている、その裏にある「原因」が何か存在する。その「原因」が、より本質的な問題。それをXとする。

そして、その本質的な「問題」Xにも、それを引き起こしているさらなる原因「Y」がある。「なぜXなのか」に対する解Yである。これはさらに本質的な問題である。

で、さらに「なぜYなのか」と考えると、実はYの裏にもZという、さらなる問題があったりする。


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こうやって「なぜ?なぜ?」と考えるプロセスは、トヨタでの問題改善プロセスと似ている。
なぜ故障・トラブルといった問題が起きるのか? → Xだから → なぜXなのか? → Yだから → なぜYなのか? → Zだから、といった具合に。

ーーー

さて、イギリスで発生する故障・トラブルそのものについての概観は済んだので、さっそく、1つめの「なぜ」にとりかかろう。
表面的な問題である故障・トラブルを直接引き起こす、最初の原因Xは何なのか。故障・トラブルはなぜ発生するのか。

ーーー

「故障・トラブル」は必ず起きるものだ。それは仕方がない。大事なのは、

1.故障・トラブルが起きてしまったときにどう対応するか、そして
2.今後、再発しないようにはどうすればいいのか、だ。(2.には、再発防止策の策定はもちろん、日頃の、故障が起きる前からの予防的メンテナンスなども含まれる。)

イギリスにおける「故障・トラブル」というものを考えてみると、上記2つのステップ、その両方において「問題」があることが分かる:

1.故障・トラブルが発生する (表面的な問題)
2.(発生した故障・トラブルが)なかなか解決しない。解決されないまま放置されている。解決に時間がかかる (その場での対応上の問題)
3.仮にその場では何らかの対応が取られたとしても、その後の本質的な再発防止策が取られない。また、日頃からの点検・整備などもちゃんと行われない。 (そのあとの対応上の問題)
だから、
4.(一旦解決した故障・トラブルが)再発する。再発どころか、それ以降もずっと頻発し続ける → 1.に戻る

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ロンドンの地下鉄の自動改札機を見ていると、なるほど、実に分かりやすい。

1.自動改札機が壊れる。
2.壊れた自動改札機が、修理されず、壊れたまま放置される。駅職員が、壊れた自動改札機にゆったりともたれかかり、同僚と楽しそうに談笑している
3.再発防止策?点検・整備? What is that? I don't know 四字熟語 (笑). Hahahahahahaha!
4.3日かけてようやく修理された自動改札機が、3秒後にすぐまた壊れる → 1.に戻る

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イギリスですさんでしまった僕の心を癒すために、再び、日本における「問題」への対処法を振り返りたい。何か問題が起きると、

1.その場での短期的な対応(応急対応)
2.その後の長期的な対応(再発防止策)

の両方が行われる。
一方イギリスは、その両方が実に弱い。

さて、それでは次の「なぜ」に映る。
もう一段思考を進め、原因Xの次の原因「Y」について考えてみる。

なぜ応急対応がすぐに行われないのか。なぜ再発防止策がとられないのか。なぜ日頃の点検・整備がおろそかになるのか。

(明日に続く)

by dantanno | 2018-06-25 04:55 | 提言・発明 | Comments(0)