たんのだんのブログ

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通訳者自慢

先日のこと。

ある大事な投資家の同行案件を、IRIS通訳者2人にお願いしました。
(海外投資家に同行し、日本企業を回るお仕事。楽しいです。)


月曜日は通訳者Aさん、
火曜日は通訳者Bさん、
ってな具合に。



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案件が終わると、通訳者から終了報告が来ます。
案件が無事終わったこと、そして、何時に投資家からリリースされたか(それによって通訳料金が変動する)を通訳エージェントに知らせるためです。

このときも、例に漏れず終了報告をいただきました。
その内容が振るっていたので、ここに書いてみます。



まず、Aさん。

Aさん 「ダンさん、本日無事終了しました。終了時刻は**時**分です。どうもありがとうございました。」

と、ここまではまあフツーの終了報告。
この次の一言が、僕のハートを射止めます。

Aさん 「特に問題無く終わったと思いますが、指名を取れるほどでは無かったかも・・・。次回、もっとがんばります!」





その翌日。
夕方になり、今度はBさんから終了報告が来ます。

Bさん 「ダンさん、本日無事終了しました。終了時刻は**時**分です。どうもありがとうございました。」

Bさん 「特に問題無く終わったと思いますが、指名を取れるほどでは無かったかも・・・。次回、もっとがんばります!」






コピペか?



と思うくらい、同じような内容でした。

この指名マインド (指名-oriented mindset)。
うれしかったですねー。



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このお二人が、ずっと前からこうした指名マインドなのか。
あるいは、IRISに入り、少し意識が変わったのか。
あるいは、その両方の組み合わせか。

どれでもいいや。
とにかく、こうした意識を持って日々の案件に臨んでくれていると思うと、
通訳者 兼 経営者の僕としては冥利に尽きるというか、
心から安心してお任せできるもんです。

そして、お二人は僕と違って謙虚なのでこう↑言っていますが、
きっと僕のだけじゃなく、投資家のハートも掴んでいると思いますよ、フフフ。



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通訳案件の成否、もっと言うと勝敗をどう捉えるかは通訳者次第。



通訳者 「問題無く終われば(≓クレームが出なければ)勝ち」
が一方の極にあって、その対極には
通訳者 「指名を取れなければ負け」
ってのがあると思う。

多くの通訳者はその中間のどこかに位置していて、
ウチの通訳者はどちらかというと後者寄り、つまり指名マインドを持っている、ということだと思います。



「問題無く終わらせよう」

と思ってる通訳者と、
「指名を取りたい」
と思ってる通訳者では、目の色が違います。

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飲食店が、
「客が黙って帰ってくれればいいや」

って思ってるのと、
「常連さんにになってほしい」
って思ってるのの違い。

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遊園地/テーマパークが
「事故がおきなきゃいっか」

ってのと、
「感動してもらい、年間パスポートを買ってほしい」

ってのの違いか?
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とにかく、そうした意識の差は必ず客に伝わる



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通訳のスタイルにも影響すると思うなあ。


「問題無く終わらせよう」

と思ってると、
「とにかくミスの無いように」
って思うかもしれない。
逐次通訳であれば、
「とにかく言った内容を全部拾えればいいや」
って思うかもしれないし、
同時通訳であれば、
「とにかく、ずっと声を出し続けていよう」
って思うかもしれない。

一方、、、
「指名を取りたい」
と思っていれば、逐次であれ同時であれ、
「正確なだけでなく、分かりやすい、愛のある通訳をしよう」と思うかもしれない。

こういうのが、結果的に指名の有無につながるんだと思う。



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上記2つの終了報告メールを見たのは、海外出張中でした。



D (日本では、みんなががんばってくれている・・・)
って思うと、とても安心した気持ちになったのと同時に、

D 「通訳者たちはこうしてがんばってる。じゃあ、経営者はどうか?
って思って、ちょっとケツに火がつきました。

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by dantanno | 2012-11-17 03:50 | IRIS | Comments(0)