たんのだんのブログ

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通訳エージェントのハートをGet!

本当はね、通訳エージェントのハートじゃなくて、クライアントのハートを掴んでほしいんです。

でも、今の通訳業界では、通訳者を選ぶ役割を担っているのはクライアントではなく、通訳エージェント。
なので、通訳エージェントのハートをGetする方法、すなわち通訳者が仕事をGetする方法について考えてみたいと思います。

注:
あくまでも、「僕の意見も踏まえた一般論」として書いてみようと思います。
つまり、当然ながら必ずしも全エージェントの全コーディネーターがこう思っているわけではないし、
IRIS事務局が必ずしもこう思っているわけでもありません。
また、ここに書いた以外にもいっぱいあると思います。何かあれば教えてください!




では行きます。。。



ハートGet方法1. 通訳をしたい意欲を示す

実力・経験、そしてレート(¥)が拮抗している通訳者A, B, Cさん3人に通訳案件を紹介したとします。
以下の返事が来ました。
あなたがコーディネーターだったら、誰に案件をお願いしたいですか?



Aさん 「対応可能です」
Bさん 「お引き受けします」
Cさん 「ぜひやりたいです!」




結局、通訳コーディネーターって、通訳者に喜んでほしいんです。
なので、他の条件が同じであれば、より喜んでくれる通訳者に案件を紹介したいのは習い性。

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これは、経済合理性の観点からもMake senseします。
登録してくれている通訳者全体の効用を最大化することがMissionですから、
同じ通訳案件であれば、一番満足してくれる通訳者から順に紹介するのが理にかなっています。



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通訳コーディネーターが営業マンを兼ねている場合、
せっかく獲ってきた案件、という面もあります。



サバンナをイメージしてください。

オスライオンが、メスライオンと子ライオンを洞穴に残し、狩りに出かけます。
1週間、ずっとがんばりますが、なかなか獲物を仕留められません。

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家には、メスライオンと子ライオンがお腹をすかせて待っています。

オス 「早く、おいしい獲物をGetしなきゃ・・・」

焦り始めたその時、おいしそうなヌーをやっとこさGetしました。

オス 「やった!!これでメスライオンと子ライオンが・・・」



喜び勇んで洞穴に戻ります。
待っていたメスライオン・子ライオンに、Getしたヌーを差し出すと・・・



メス 「食用可」
子1 「食べられなくもない」
子2 「とうちゃん、コレ超おいしいよ!」



今後、子2が丸々と健康に太っていく様子が目に浮かびます。



ハートGet方法2. 「いついつはヒマ」と伝える

例えば、
通訳者 「**の週、案件がキャンセルになっちゃって、ヒマになっちゃいました~。何かあればよろしくお願いしま~す。」

これは有効ですね。
上記1.で書いた通り、結局通訳者の満足を最大化させるためにこっちはがんばってるわけで、
通訳者からそう言われると俄然奮起します。

手帳にしっかりと「**さん!」と書き、その週に何か入れば、やっぱりその人のことをまず考えます。



ハートGet方法3. たまには、用もなく遊びに行く

いいコーディネーターであれば、通訳者との接点に飢えているはず。
近くに行ったら、用もなくフラッと訪ねてみる。
きっと喜びますよ。



ハートGet方法4. ネガティブなことも伝える

案件で、ちょっと気になることがあった場合。
例えば、クライアントから一言、クレームでは無いんだけど、ちょっと気になることを言われた、とか、
参加者が必ずしも満足してなかったっぽい、とか。

通訳者からすると、ネガティブなことはコーディネーターに言いにくいだろうけど、言っておいた方がいいと思います。

その話が、後からクライアント経由でコーディネーターに伝わったとき、
1. 事前に通訳者から聞いていたことであれば
(ああ、あれね。)と冷静に受け止め、クライアントに対し、
「それはですね・・・」
と、通訳者の立場に立った弁明も出来ます。
つまり、エージェントと通訳者が一緒になって、クライアントに説明する感じ。
ピンチをチャンスに変える感じ。



一方、、、
2. 事前に通訳者から何も聞いていないと、
「え、そんなことがあったんですか!」
となり、通訳者に対し、「クライアントがこんなこと言ってるんだけど・・・」的な、
つまり、エージェントとクライアントが一緒になって、通訳者を追及する感じ。
Stuck between a rock and a hard placeな感じ。

通訳者にとって、どっちが望ましいかは言わずもがなでしょう。



5. コーディネーターに選ばれている自分を口惜しく思う

最後は番外編です。
なぜ、上記1.~4.みたいに、コーディネーターのハートをGetする方法をゴチャゴチャ考えなきゃいけないかというと、
通訳者がクライアントに選ばれていないから。

クライアントから
「**さんがいい」
という指名が入っていれば、コーディネーターのハートを掴んでいようがいまいが、仕事は来ます。

コーディネーターに選ばれて喜ぶのではなく、クライアントに選ばれるようにしてください!
一通訳コーディネーターの切なる願いです。
by dantanno | 2012-11-12 07:52 | 通訳 | Comments(0)