たんのだんのブログ

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昼間のパパは・・・

これまで、7-800社ぐらいのIR担当者とお会いし、お仕事してきました。
基本、みんな好き。
基本、みんなかっこいい。



超余計なお世話なんだけど、Mtg.中、
D (この勇姿をご家族にお見せしたいなあ・・・)
って思うときがあります。

その会社を代表し、世界に向けて発信してるわけです。
そして、ある意味日本株、すなわち日本(株)を代表しているとも言えるし、
日本そのものを代表しているとも言える。



僕が特に「かっこいい・・・」って感じるのは、逆説的だけど、企業が投資家にボロクソ言われてるとき。
例えばこんな感じ:

投資家(英語で) 「事業Aは収益の柱。事業Bもまあまあだけど、事業C赤字だよね?なんでこんなの続けてんの?バカじゃないの?


大袈裟ではなく、実際にこういうのあります、IRで。

・・・。
いや、こんなもんじゃないな。
ここには到底書けないような、実に激しいお言葉を発するときもあります。



投資家のそういう発言をどう訳すか。
この辺がまた通訳者のウデの見せ所なんだろうなあ。。。

通訳者 「バカなんじゃないの?」
とはさすがに訳せないなあ。

通訳者 「少々おつむが・・・」
いや、これもダメだ。

結局、
通訳者 「事業A、Bはさておき、赤字である事業Cを続ける理由はなんですか?」
的な訳になるのでしょう。

通訳者の役割は、必ずしも発言をそのまま訳すことではなく、ミーティングを成功させることだと思っています。
投資家の発言の批判的なニュアンスが既に企業に伝わっていると判断したら、
わざわざそこにたたみかける必要は全く無いので、投資家の質問の内容だけを訳せばいいとか、よくないとか、そういう判断が求められます。

通訳者によるそうした判断は越権行為だとも言えるし、逆に付加価値だとも言える。
そして、僕は後者ではないかと思っています。
まあケースバイケースだけどね。



---



話が横道にそれました。

そうやって、投資家にボロクソに言われた企業のIR担当者は・・・。

えてして、まずは苦笑
その上で、やんわりと説明・反論を開始します。

時にやや感情的になりがちな外国人投資家に対し、
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冷静さを失わず、しっかりと自社の立場を説明する。
(外交も、こうやればいいのかな)なんて思ったりもしつつ、
そうやってフレンドリーに戦っているIR担当者を心の中で応援する、IR通訳者なのでした。

>ご家族のみなさん  結構かっこいいっすよ!僕だけ間近で見ちゃってすいません。
by dantanno | 2012-11-01 04:44 | IR通訳 | Comments(0)