たんのだんのブログ

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シリーズ「常識を疑う」: 通訳はアートか?

行ってきました、「ヒッキー・ソトニデテミターノ」

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いやあ、アートはいいですね。
舞台もおもしろかったし、終演後のステージ・トークもおもしろかった。
(むしろ、そっちの方がおもしろかったかも。)



舞台を観ている間、ずっと通訳のことを考えてました。
舞台自体の感想よりも先に、ちょっと通訳の話をさせてください。



僕はかねがね、「通訳=アート」だと言い続けています。
今日の舞台を観て、なぜ通訳=アートなのか、人様にちゃんと説明できるかも、って初めて思いました。
それを今から試みたいんです。



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「演劇」ってアートですか?
「ピアニスト」ってアーティストですか?

多分、100人中99人がYesと答えるでしょう。
そう思える人であれば誰でも、通訳=アートと思える素質(笑)があります。
フフフ。



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演劇というものを20年ぶりぐらいに観に行った昨日の今日でこんなことエラそうに語るのもなんだけど、
演劇には2つの側面(役割)があると思います。

ストーリーの原作者と、
それを演じる役者(俳優)

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原作者の役割は、創造者として、ストーリーを発想・構想し、生み出すこと。
役者の役割は、職人として、原作者の意図・想いを解釈・再現・Implementationすること。
どっちもアートでしょ?

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この役割分担は、何も演劇だけではなく、他のアートにもあてはまります。

例えば音楽。
曲を作る作曲者と、
その曲を歌ったり、演奏したりする歌手/ミュージシャン
どっちもアートでしょ?

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調子に乗って、もう2つほど付け加えてみた。

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原作者の意図を理解し、自分なりに解釈した上で、台本を通じてそれを再現する役者アートならば。
作曲者の意図を理解し、自分なりに解釈した上で、楽譜を通じてそれを再現する演奏者アートならば。

Speakerの意図を理解し、自分なりに解釈した上で、手元のメモを通じてそれを再現する通訳者アートでないわけがない、と思うんです。



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通訳=アートを一生懸命説明するのもいいけど、
肝心なのは

仮に通訳=アートだったとして、
So what?
だとしたら、一体何がどうだっていうの?

という点。

たくさんお絵かき=アートして疲れたので、それについては別途。

いやあ、書きたいネタが多すぎてほんと困りますわ。

<続く>
by dantanno | 2012-10-10 03:16 | 通訳 | Comments(2)
Commented at 2012-10-10 06:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dantanno at 2012-10-10 20:11
確かに、「神降臨」的な瞬間ってありますよね。「あ、今オレ、なりきってる・・・」みたいな(笑)。実にいいものですよね。