盾
2012年 07月 23日
ステキですね。。。
全然レベルが違うけど、僕が小さい頃に経験した出来事を思い出しました。
ハーフ顔をしてると、日本ではGAIJIN、外国ではJap, Chinese etc.とからかわれます。
この、「場所」と「呼ばれ方」の組み合わせが逆だったらどんなにいいか・・・、と何度思ったことか(笑)。
日本で 「ガイジン」 と呼ばれると、
D 「オレはなあ、イギリスに行くと「日本人」って呼ばれるんだぞ!まいったか!!」
と、意味不明の逆ギレをしたくなったもんです。
そんなわけで、
日本で、子供たちが集まる場所に行くと、ジロジロ見られます。
それがイヤで、祭りとか、ラジオ体操とか、そういう本来なら楽しい場を敬遠するようになります。
まだ幼稚園ぐらいの頃だったと思います。
あるとき、親父(イギリス人)と道を歩いてたら、
向こうから小学生とおぼしき一団がやって来ました。
来るぞ、来るぞ・・・、と思っていると、
案の定、僕をジロジロ見て、ニヤニヤしています。
D "Those boys are looking at me..."
あの子たちが、僕をジロジロ見てる。。。
と、言ってもしょうがない文句を親父にぶつけたところ、、、
親父 "They're not looking at you, they're looking at me. Don't worry about them."
「あの子たちは、お前じゃなくて、オレを見てるんだ。だから気にするな」
僕は、幼かった頃の記憶がほとんど無いんですが、
このときのことは、とてもよく覚えています。
なんか、親父が盾になって守ってくれたような気がして。
大津のいじめ事件など、痛々しい事件が起きていますね。
本来、盾となって子供を守ってあげるべき人たちが盾になっていなかったり、
あるいは、そういう人たちが周りにいるのに、それに気付かなかったり。。。
きっと、避けられない悲劇では無いと思います。
先日TVで観た、小学校教師・菊池省三さんの番組。
こういう人が担任の教室であれば、大津のような事件は起きなかっただろうな、と思います。
こういう人が、例外的な存在(Exception)ではなく、Main streamになるといいな。
大したイジメを経験していない僕が言うのもなんだけど、
いじめられてる子供たち、一人で抱え込まないで、周りの大人に相談してみて。
盾になってくれることもあると思います。
あと、自分の力で解決した方がいい場合もあります。(こういう場合とか。)
今はマジしんどいだろうけど、
後から、それを笑える日が来ると思います(今は信じられないだろうけど)。
ブログネタにしちゃったりね(笑)。
そして、これも今は信じられないだろうけど、
いじめを経験した人間の方が、それを経験したことのない人間よりも魅力的になります。
そういう意味で、美輪大先生の「正負の法則」はまさにその通りだと思う。
必ず乗り越えられるから!