「女性の方が通訳者に向いている」 は本当か?

本当なんでしょうか。
分かりません。

しばし、オチのない話にお付き合いくださいませ。



通訳業界は、女性比率が非常に高い業界です。
僕のような男性通訳者は少数派です。



なぜ、通訳者は女性が多いのか。

説1. 「女性の脳が、言語系に向いているから」


これは、よく言われますね。

右脳?左脳?女脳?
いずれにせよ、脳の仕組みが男女間で違う、ということですね。
なんか説得力ありますね。

そして、我らが男性通訳者の中にも、心なしかフェミニンな雰囲気を漂わせている方が結構います。
見た目は男性でも、脳が女脳に近いのかもしれませんね。



説2. 男性は、フツーのサラリーマンになる人が多いから

男性通訳者のなり手がそもそも少ない、という説。
これも、真実の一端をとらえているでしょう。



一方で、企業(発行体)のIR担当者は、男性であることが多い。
これは、当 説2. のちょうど裏返しだと思います。

ただ、不思議なのは、「優秀なIR担当者」に絞ると、
途端に女性比率男性比率を逆転する、ということ。

ここでいう「優秀」というのは、
「投資家からの評価が高い」
ということです。

IRミーティング終了後、エレベーターやタクシーの中で、
Investor  "He/she is really good"
と評価されるのは、女性IR担当者男性IR担当者です。

なぜ、そうなるのか。063.gif

僕の、超ザックリとした、超テキトーな勘ですが、、、
女性は、投資家に聞かれたことに答える
男性は、自分が言いたいことを答える
という面が、ちょっとあると思います。



IRISの場合はどうか

IRIS開業時、僕を含め8名の通訳者が所属していましたが、
女性5名男性3名と、業界平均と比べ、非常に男性比率が高い。

振り返ると、我ながら「無意識の内に、男性を入れようと鉛筆をなめたのかなあ」
という気にもなりますが、いや、決してそんなことはありません。
結果的にこうなったのは、なかなか興味深いことだと思っています。
Commented at 2012-04-11 01:01 x
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by dantanno | 2012-02-06 15:39 | 通訳 | Comments(1)