「女性の方が通訳者に向いている」 は本当か?
2012年 02月 06日
分かりません。
しばし、オチのない話にお付き合いくださいませ。
通訳業界は、女性比率が非常に高い業界です。
僕のような男性通訳者は少数派です。
なぜ、通訳者は女性が多いのか。
説1. 「女性の脳が、言語系に向いているから」
これは、よく言われますね。
右脳?左脳?女脳?
いずれにせよ、脳の仕組みが男女間で違う、ということですね。
なんか説得力ありますね。
そして、我らが男性通訳者の中にも、心なしかフェミニンな雰囲気を漂わせている方が結構います。
見た目は男性でも、脳が女脳に近いのかもしれませんね。
説2. 男性は、フツーのサラリーマンになる人が多いから
男性通訳者のなり手がそもそも少ない、という説。
これも、真実の一端をとらえているでしょう。
一方で、企業(発行体)のIR担当者は、男性であることが多い。
これは、当 説2. のちょうど裏返しだと思います。
ただ、不思議なのは、「優秀なIR担当者」に絞ると、
途端に女性比率が男性比率を逆転する、ということ。
ここでいう「優秀」というのは、
「投資家からの評価が高い」
ということです。
IRミーティング終了後、エレベーターやタクシーの中で、
Investor "He/she is really good"
と評価されるのは、女性IR担当者>男性IR担当者です。
なぜ、そうなるのか。
僕の、超ザックリとした、超テキトーな勘ですが、、、
女性は、投資家に聞かれたことに答える
男性は、自分が言いたいことを答える
という面が、ちょっとあると思います。
IRISの場合はどうか
IRIS開業時、僕を含め8名の通訳者が所属していましたが、
女性5名、男性3名と、業界平均と比べ、非常に男性比率が高い。
振り返ると、我ながら「無意識の内に、男性を入れようと鉛筆をなめたのかなあ」
という気にもなりますが、いや、決してそんなことはありません。
結果的にこうなったのは、なかなか興味深いことだと思っています。