「エライ人ほど謙虚」を考える
2012年 01月 17日
主に上場企業の経営者、たまに政治家とか、大学の先生とか。
その人の通訳をするわけですから、単に「お目にかかる」だけではすみません。
心の中を探りに行き、いろんな想いを共有します。
(え、なんで?と思った方は、この記事ご参照)
その結果、感じたことを少々書いてみようと思います。
一つ、多くの「エライ人」に共通するなあと思うのは、みんな子供、ってこと。
やんちゃ坊主・少女がそのまま大きくなっちゃった感じです。
そんなトップを、「オトナ」な取り巻きたちが支える、というマネジメント体制が多い気がする。
もう一つ感じること。
これはよく言われることだけど、エライ人(≒トップ)は孤独、ということ。
これについては、記事を改めて書いてみようと思います。
あと、もう一つ、共通点を挙げるとしたら、エライ人ほど謙虚ということ。
これも、世でよく言われていますけどね。
今日は、なんでエライ人ほど謙虚なのか
1.謙虚な人ほどエラくなるから
進化論と同じ考え方です。
なんでキリンはクビが長いんだろう → クビが長いキリンの方が、高いところの葉っぱ?枝?を多く食べられて、生き残る確率が高いから。
通訳者と話していても思います。
D (ああ、この人、実力あるのに謙虚だなあ。この先もどんどん行っちゃいそうだなあ・・・
VS
D (あ、この人、もうアガリっぽいなあ・・・

2.エライ人は、実績が伴っているので、威張る必要がないから
コイツを読んで、思ったことです。

大物俳優の山崎努さんが、驚くほど謙虚に、自分の役作りの話とか、本番中のこととかを赤裸々に綴っています。
元々、役者同様「職人」である通訳者の気持ちを理解するために買いました。
そのテーマについて、たくさん学んだのでよかったわけですが、別の収穫もありました。
読んでる間中、ずっと考えてました。
D (この人は、なんでこんなに謙虚なんだろう・・・)
ほんとね、全然威張ってないの。
それと比べ、なんですか、俺は?
まだ何も成し遂げていないのに、一生懸命自分をよく見せようとしてます。
このブログだってね、いろんな理由があって書いてますが、ぶっちゃけ、
「へー、いろんなこと考えてて、すごいね」
と言われたい気持ちもあります、正直。
自分をよく見せたい
人に褒められたい
昔よりは大分マシになりましたが、今でもその気持ちはあります。
(まあ、誰でもそういう気持ちってあると思うけどね。)
今も、こうして書いてきて、
自分の、そういうちょっと恥ずかしいところを素直にさらけ出してる、ある意味謙虚な俺を褒めてほしい、という気持ちが新たにわき上がってきました。自己顕示欲にキリがありません、トホホ。。
それに対し、山崎努さんは(大物なのに)実に謙虚で、
まだ何も成し遂げてないヤツのブログから漂う「自分をよく見せようとしてる感」が一切漂ってこない。
一体これはなんなんだ、と考えました。
案1.ホントに謙虚
俺と違い、この人は心の底から謙虚な人なのかも。
案2.隠し上手
実は俺と同じなんだけど、それを徹底的に隠してるのか?
案3.実績が語る
これまでの実績がモノを言うから、あえて自分をよく見せる必要がないのかもしれない。
(オバマ大統領が、「僕はエライの!!!」と威張る必要がないのと一緒)
<今日のIR通訳用語>
Humble
遭遇率: ×
意味: 謙虚
用法: IR mtg.では登場しませんね、ほとんど。

