通訳実技テストが始まりました!
2012年 01月 06日
実技テスト(+面談)を行います。
模擬IR会議(僕が、海外投資家と日本企業の一人二役をします)を聞きながら、
逐次通訳をしていただきます。
通訳者にとって、「自分の通訳」というのは、いわば神聖な領域。
そこを覗かせていただくわけですから、こちらも心して臨まないといけません。
今回、たくさんの通訳者が手を挙げてくれました。
一流の人、IR通訳経験豊かな人たちは、謙虚な気持ちをもって応募してくれました。
まだ駆け出しの人、IR通訳をやったことがない人は、勇気をもって応募してくれました。
IRISに挑戦しようと思ってくれて、本当にありがとうございます。
既にプロとしてIR通訳をしている通訳者の方であっても、
IRISでは「まだ早い」という判断になる可能性があります。
それは、IRISが求めているレベルが、今世の中で「良し」とされているレベルよりも上だから。
それで気を悪くされる通訳者も、きっといると思います。今のうちから、お詫び申し上げます。
(通訳者のための会社なのに、通訳者に不満を感じさせてしまったら、本末転倒。
でも、こればっかりはどうにもしようがない。。。)
もしかしたら事務局の評価が厳しい(コンサバすぎる)のかもしれませんが、
I prefer to err on the conservative side on this one.
その場合でも、何が課題なのかを話し合い、克服することにより、
なるべく早くIRIS通訳者になっていただき、指名を取ってほしいです。
勉強会もぜひ活用してください。
いずれ、今回選考を受けてくれる通訳者がみんなIRIS通訳者となり、
「いい通訳」をし、指名を取る日を楽しみにしています。
IRISは、
1. 通訳のクオリティ
2. 通訳料金
3. 通訳者のWorking conditions、通訳者の責任・業務範囲
のいずれにおいても、妥協しない会社になってほしいです。
上記 2.と 3.は、 1.の「クオリティ」を実現出来れば、自ずとついてくるものと思います。
そのためにも、今日からの実技テストは本当に重要。
気合い入れて行きます!!
<今日のIR通訳用語>
sacred cow
遭遇率: △
意味: 聖域
用法: コスト削減の話で、たまに出てきます。
企業側が「聖域なきコスト削減」的なことを言った場合、
No sacred cowsとしてもいいし、
シンプルにNo exceptionsと訳すのもいいと思います。
勉強会は東京だけなのですよね?IRとはまったく無縁の世界にいたのですが、あらゆる企業活動、ひいては経済活動を濃縮したような分野での通訳に興味を抱きました。ぜひ勉強会に参加してみたいと思ったのですが残念です。
勉強会は、そうなんです、今のところ東京だけなんです。。いずれ、関西でも何か出来るかもしれませんが。
今年の勉強会をどうするか決めたら、ウェブページにスケジュールを載せます。もし、たまたま東京にいらっしゃる日があるようであれば、ぜひ遊びにいらしてください。
いずれ、お目にかかりましょう!