イスタンブールに(2週間)引っ越しました
2011年 08月 07日
まあ、要はそうなんですけどね。 でもちょっと違うんです。
今回のコンセプトは、新婚旅行をかねて、トルコに「住む」ということ。
イスタンブールで、2週間分丸々、アパートを借りました。
今、ここにいます。
ここが僕たちの「家」です。
ここを拠点に、イスタンブールをぶらつきます。
あと、地方都市に1泊2日で小「旅行」もすると思います。
その際、「家」があるので、旅行に持って行く荷物は小さなリュックサック1つだけ。スーツケース等は「家」に置いていきます。
家(アパート)の家賃と、小旅行先の宿代と、支払いがダブっちゃうけど、、、まあいいか。「旅行」ってそういうもんだから。
(よく考えると、東京の家の家賃もあるから、三重苦。。。)
「住む」という点以外に、今回ちょっとやってみようと思っていることがいくつかあります。
1.情報を遮断
PC。
持って来ちゃいましたけど、開きません。 (今開いちゃってるけど、この後は開かない。多分、なるべく、Maybe。。)
携帯電話は持ってきていません。
iphoneも、ipad2も置いてきました どっちもそもそも持ってないけど。
メールしません。
電話しません。
ブログやりません。
Facebook見ない。
Tweetしない。
Linkedin、mixi、etc.,etc. なにも「つながり」ません。
1日とかなら、みなさんもご経験あるかもしれませんが、これを丸々2週間やると、一体どうなっちゃうんでしょうね。ドキドキ。。。
2.本でも読む
PC・携帯をいじれないとなると、、、
ヒマをもてあましますね。
本を読んだり、ものを考えたりするしかないですね、こうなったら。
3.滞在の、先を見えなくする
2週間という滞在期間。長いですね。。
これが例えば「5日」とかだと、到着した瞬間から、帰りのカウントダウンが始まってしまう気がします。
1日たつと、「あと4日」とかね。 帰国日が「見える」。
でも、2週間となると、全然先が見えないですね。
4.通訳から離れる
旅行中、じゃなかった、居住中、「通訳」について、一切考えない。
まあ、さすがにこれは無理かな。。でも、いいんです。挑戦してみるんです。
「通訳のトレーニング」という観点からすると、2週間トレーニングをしないのは致命的なダメージなわけですが、どうしますかね。。
帰国後、一発目の通訳案件のお客さんはかわいそうですね、なんて、そんなプロ意識のないことを言ってみちゃったりして。
まあ、ことIR通訳に関しては、2週間ぐらいトレーニングをサボっても、比較的スムーズにエンジンを再始動出来る気がするので、まあいいかな、と。
(過信禁物)
5.IRISをリセット
今、僕が 「ハイエンドのIR通訳に特化した通訳会社IRIS」 を起業することは、半ば既成事実として、いい意味での「一人歩き」中です。
その、前提を全部一回とっぱらっちゃう。
こんな感じです。
日本で、ハイエンドのIR通訳に特化した通訳会社を起業する
日本で、IR通訳に特化した通訳会社を起業する
日本で、通訳会社を起業する
日本で、起業する
起業する
何する?
「イスタンブールでケバブ屋をやる」もアリかもしれないわけです。
前提を全て取っ払ってみて、裸の状態にしちゃったとしても、
そこからちゃんと、鮭の里帰りのように
今後どうする? →
起業する
日本で、起業する
日本で、通訳会社を起業する
日本で、IR通訳に特化した通訳会社を起業する
日本で、ハイエンドのIR通訳に特化した通訳会社を起業する
と、迷子にならずに家に帰ってくるかどうか、自分の帰巣本能を試してみたい。
ーーー
仕事的には、会社員(社内通訳者)として、与えられた通訳案件をキッチリこなせばいい立場にあります、一応。
そして、この2週間、会社から僕に対し課せられたResponsibilityは何一つありません。
(仕事はあるんですが、他のインハウス通訳者仲間たちがカバーしてくれているから)
一方、まだ経営者でもない。
IRISはスタートしておらず、日々のオペレーションに頭を悩ませる必要もない。
勉強会は夏休み中。
そうそう、まだ子供もいない。
人生において、ここまで頭をカラッポのカランカランにするチャンスって、そう無い気がするんです。
次に、情報を遮断したり、思考をリセットしたり出来るのは、相当先になるかもしれない。
だから、このチャンスを最大限に活かし、いろいろと思考の実験をしてきます。
ということで、このブログも2週間お休みします。
読んでくださっているみなさん、いつも本当にありがとうございます。
2週間後、Power upして帰ってきますので、どうぞ楽しみにしていてください!(このブログを忘れないでくださいませ)。
Seni tekrar görmek!
("See you again" in Turkish)
通訳の会社を立ち上げられることに対する並々ならぬ情熱と通訳の極意を語るという面白いコンセプトのブログで、わ~っと過去の記事まで読んでしまいました。私はプロの通訳ではないのですが、職場でときどき日・土通訳を頼まれたりしていて、dantannoさんが記事に書かれていることに、なるほど、プロの通訳さんはこうして日々腕を磨いておられるんだなあと参考に(なんておこがましいですが)なりました。
また時々おじゃまさせてください。
Tekrar görusmek uzere! (See you again!) ←uの上にはウムラウトが、sにはヒゲがつきます・・・。
コメントありがとうございます!
なんか、ほとんどコメントが無い、砂漠状態のブログなので(そう言えば、背景色もなんだか砂漠っぽい。。)、たまにこういうオアシス的なコメントがあると、俄然張り切っちゃいます。
また、過去の記事まで読んでくださったとのことで、どうもありがとうございます。
そうですか、トルコつながりからこのブログに行き着いてくださったんですか。。おもしろいですね。
トルコに住んでいたことがあるとは。。。うらやましいです。僕も、今回非常に気に入ってしまい、将来1年ぐらい住もうかな、と本気で検討を開始したところです。(通訳・翻訳を生業としていると、その気になれば世界のどこにでも住めますしね。)
トルコ語もおもしろいですよね。現地でトルコ語の辞書を買ってみたんですが、ヒゲとか点々とか、Lettersの上下の記号(ご指摘ありがとうございます)があるんですよね。勉強になりました。
これからもぜひあそびにいらしてくださいね。
ダン