最近、通訳トレーニングをサボっています(滝汗)。。。
2011年 07月 05日
ちゃんと訓練メニューを作り、それに沿って。
「朝は果物を食べ、ストレッチをする」ところから始め、
脳トレ
Financial Times読み
単語帳
逆単語帳
そして以下、英日・日英共に
Shadowing
Reproduction
逐次トレ
同通トレ
翻訳(仕事としてではなく、自主トレとして)
毎日これ全部をちゃんとやってたわけではなく、その日、気が向いたメニューをCherry pickすることの方が多かったです。
トレーニングをして良かったと心底思うし、一時期だけではなく、継続的にやった方がいいと思う。
ところが、最近はちょっとサボってますね、正直。
生き残りの厳しいプロ通訳者の世界で、日頃のトレーニングをしていないなんて。。。そんな横着者はきっと僕だけだろう、と、肩身の狭いで過ごしておりました、すいません。。
でも、調べてみると、案外僕だけじゃないんですね、トレーニングをしていないのって。
(当社で行ったアンケートによると、半分以上の通訳者が日々のトレーニングをしていませんでした)。
「トレーニングをしていない」と答えた通訳者に、「なぜ日頃のトレーニングをしないのか」聞いてみました。
すると、多くの人が、
「日々の通訳案件で忙しいから」 and/or
「通訳案件自体がトレーニングになっているから」
と答えました。
ごもっともですね。100% Agreeです。
でも、
それは、プロスポーツ選手が、「日頃の試合以外は、特にトレーニングをしていない」というのと同じなのか、あるいは違うのか。。。
イチローやTiger Woodsが「僕は、試合・トーナメントに出る以外は、日頃のトレーニングを特にしてませーん。だって、忙しいんだもん or めんどくさいんだもん or 疲れるんだもん」などと、今の僕みたいなことを言っていたら、ファンはみんなびっくり仰天してしまいます。「えっ、そんなんで通用するんですか?」って。
音楽家も、1日練習しないとウデがなまって大変なことになり、元の状態に戻すのに3日かかる、とか言います。
でも、通訳界では、僕を含め、あまりトレーニングしないのが、どっちかというとフツーなんですねー。このギャップは一体何か。
いくつか説があります。(全てMy original説で恐縮ですが。)
思いつくままにリストアップしてみると・・・
1.「通訳重労働」説
何人かの通訳者が言っていた通り、日々の通訳案件で手一杯。
通訳って、実は大変な重労働であって、同通なんかは15分とかで交代するほど。逐次だって、そんな何時間も続けて出来ません。
実際、通訳を長時間やってると、「ああ、脳が疲れてきた-」と、通訳者がもれなく味わえる「脳みそハイ」状態になりますよね。
通訳=重労働ということは、必然的に「通訳のトレーニング」も重労働となる。
とっても皮肉 (Ironic) なことに、
1. 「日頃トレーニングをしていない通訳者」ほど、
2. 通訳の本番を重労働に感じてしまうんですよね、∵スタミナがないから。
で、
3. 疲れちゃうから、
4. トレーニングなんかやってられない → 1.に戻る、という感じ。
どこかで負の無限連鎖を断ち切らないと、ですね。
2.「僕のデータ不正確」説
実は、通訳トレをしているのは全体の半数以下ではなく、半数以上、という説。
「トレーニングしていない」と言いつつ、実はカゲ練しまくっているガリ勉(いい意味で)通訳者もいるでしょう。
また、通訳トレ=重労働であるため、長時間は出来ない → 「あの程度の、短時間のトレーニングで、「日々ちゃんとやっています」とは言えない」という、慎み深い通訳者もいることでしょう。
3.「Incentiveが無い」説
今の通訳業界の仕組みの元では、必死に通訳トレをして、レベルアップしてもしょうがない、という過激な説。
まあ、もちろん「しょうがない」なんてことは無いんですが、レベルアップしよう!と強く思わせる理由・Incentiveが少ない、という人はいるかも。
4.トレーニング不要説
身も蓋もない言い方をしてしまうと、「日頃のトレーニングなんてしなくても出来ちゃう」んですね、通訳って、という説。
もちろん、「トレーニング不要」には、一定の条件があります。それは、例えば・・・
・ ある程度、通訳の実績があること (僕のようにまだ駆け出しの人は無理)
・ 話されるテーマについて理解していること
・ (上記に関連しますが) 通訳分野をある程度絞っていること
そしてなによりも、
・ 「問題無かった」通訳で満足すること。ちなみに自分はそうなりたくありません。
この「通訳トレーニング」の問題は、僕にとって、非常に大きなテーマの一つです。

