たんのだんのブログ

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ミス・コンシダレーション

盲目のおじさんが、駅の階段を降りていました。



慣れた感じでスタスタ行くのではなく、手探りで降りている感じでした。
(もしかしたら最近失明したのかもしれない・・・)と思いました。



一度通り過ぎましたが、やっぱり気になって後戻り。

他の人が何人か通り過ぎるのを待って、おじさんに近寄っていき、
「あの-、ホームまでお手伝いしましょうか?」

それに対しおじさんは、笑顔で
「いえ、大丈夫です、ありがとうございます。」

と言いました。

その瞬間に、自分の発言に強い違和感・嫌悪感を感じました。



なぜ、
「ホームまでお手伝いしましょうか?」
と言ってしまったのか。

なぜ
「ホームまでご一緒しましょうか?」

と言えなかったのか。



おじさんはもしかしたら、僕の「手伝ってあげる」的な態度に不快感を覚えたかもしれない。



---



配慮が足りないんです、僕。
悪気は無いんだけど。

いや、悪気が無いからこそこうなるのかもしれない。



階段を降りる、目が見えないおじさんに対し「お手伝いしましょうか?」と声を掛けるときの僕の心の中は、100%善意であって、悪意はありません。

でも、悪意が無いからこそ、自分がやっていることは正義である、という傲慢が生まれ、その結果、
「お手伝いしましょうか?」という言い方だともしかしたらおじさんは不快に感じるかもしれない
という配慮が欠落したのではないか。



---



僕が昔からよく言われてきた「アレ」を思い出しました。



例えば初対面の人と飲みに行って、いろいろ楽しく話しますよね。
すっかり意気投合し、僕のことを気に入ってくれた相手が

相手 「いやあ、ダンさん、あんた完全に日本人ですね!」

と言ってくれるときの相手は、善意100%です。

僕もすごくうれしいです。
なんだか認められた気がするし。



でも、それは僕が自分を日本人だと思っているから。



もし僕が自分をイギリス人だと思っていたら?
それなのに、人に「いやあ、あんた日本人だね!」と言われたら、例えそれが100%善意に基づいていても、多少不快に感じるかもしれない。

あるいは、仮に自分を日本人だと思っていたとしても、人に「いやあ、あんた日本人だね!」と言われたら、「僕が何人かは、僕が自分で決めてもいいですか?」と思うかもしれない。僕は思わないけど、そう思う人もきっといるでしょう。

発言の出所が善意だからこそ、通常であれば働くチェック機能が働かず、聞き手を不快にさせてしまうことがあるかもしれない、と感じます。



---



話を戻します。

僕の発言を通じ、おじさんの心に、僕の心にある善意は届いたと思う。
善意が善意として伝わり、解釈されたという意味では、ミス・コミュニケーションは起きていません。
通訳が目指す所の、「話し手の想いを聞き手に届ける」は達成されています。

でも、その結果おじさんは不快になったかもしれない。



不快にさせるつもりがゼロなのに、おじさんが不快になっていたとしたら、コミュニケーションはうまく行っていない、とも言える。

あるいは、情報の伝達という意味でのコミュニケーションは成功したものの、僕の配慮が足りない、つまり僕サイドでミス・コンシダレーション(misconsideration,,, そんな英語無いか)が起きているんだなあ、と考えながら、ホームまでの階段をとぼとぼと降りました。



明日はもっと大きな人間になろう、っと!



# by dantanno | 2014-09-14 21:09 | 自戒ネタ | Comments(0)

錦織 VS チリッチ戦を観て感じたこと

先日の、錦織 VS チリッチ(クロアチア)の試合。

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普段、テニスには縁の無い僕ですが、すっかり乗ってしまいました。

前の晩に慌ててWOWOWに加入し、遠足を待つ子供のような気持ちで寝入りました。



朝、眠い目を擦りながら
(どれどれ、WOWOW、WOWOWっと・・・♪)
と思いながらTVに向かうと、、、



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WOWOW!!!



サービス名を、別の意味で叫んでしまいました。
(結局、その後程なくして開通し、無事観戦できましたが)

これを機に、しばらくWOWOWのお世話になろうかと思っています。



---



錦織が第1、第2セットを落としたあとの第3セット。
その半ばに、大きな山場があったと感じました。

正確には、確か第7試合。

チリッチがゲーム数4-2でリード。
チリッチサーブのゲームで、錦織が逆に40-15とリードし、ブレイクするチャンスを得たとき。



---



試合が始まったときからずっと、なんとなく場から「錦織応援」の気運が感じられました。

その「錦織応援」の気運が、このセットのこのゲーム中、一気に最高潮に高まった。
(このとき、どれくらい「錦織応援」だったかというと、錦織のいいプレーはもちろん、チリッチのファーストサーブ失敗にまで拍手が漏れるくらい。
試合前半では、そんなことはなかった。)



1.なぜ、試合開始から「錦織応援」の気運があったのか?

考えられる理由は、例えば:

・大会中、錦織に勢いがあったし、アジア勢初の決勝進出として、日本以外からも注目されていた
・「チリッチと比べてカラダが小さく、不利(?)な錦織を応援したい」という気持ち
・あの日の観客数が、日本人>クロアチア人だったから




2.なぜ、試合開始からあった「錦織応援」の気運が、第3セットの半ばであれほど一気に高まったのか?

・錦織が負けていたから。負けている方を応援したい、っていう気運ってありますよね
・大会中、それまでの錦織が場の「流れ」を作り、それを自分の味方にさせる試合があり、今回もそうなるのか?という期待感。
・もし錦織が試合の流れを逆転させるとしたら、第3セットのあのタイミングあたりがギリギリのタイミングだったから


例えば上記のような理由が考えられますが、それに加え、僕は「チリッチに対する反発」もあったのではないか、と感じました。



チリッチは、サーブがとても強かった。
上背を活かした高い打点から繰り出す時速200km以上のサーブにその日、錦織は手も足も出ないことがあり、サービスエースが連発されていました。

一方の錦織は、サーブの調子が悪かったのか、普段からそうなのか、サービスエースはほとんど(全く?)出ていなかった。



テニスにおいて、ものすごいサーブが打たれ、受け手側は手も足も出ず、サービスエースとなったときの、あのなんというか、空しいやれやれ感はなんでしょうね。
サービスエースを取られてうなだれる側はもちろん、決めた側も、点が入ったのは当然うれしいんでしょうが、どことなくバツが悪そうに見えてしまいます。

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白熱したラリーになればおもしろいのに、そうではなく、一瞬で終わってしまう虚しさ。
「サーブが強ければ、それでいいのか?」的な不条理感。



テニスの試合を観戦しているシロウト、そしてその中でも僕のようなタイプの人間は、
「サービスエースって、つまんないし、ずるい」
気がしてしまいます。


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あの日のあのゲーム。

「つまんない、ずるい」サービスエースを連発するチリッチに立ち向かう錦織を応援したい、そういった勧善懲悪的な雰囲気も多少あったのではないか、と考えるとおもしろい。



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サービスエースに対する疑問、というか不満?を、テニスの選手、あるいはテニスに詳しい人、いわゆる専門家にぶつけてみたら、一体何と言うでしょう。



存外、「確かにそうだよね~」的な答えが返ってくるかもしれません。

あるいは逆に、

・なぜサーブが大事なのか
・いいサーブを打つのがいかに難しく、リスキーなことなのか
・「サービスエースって、つまんないし、ずるい」と思うのがいかに間違っているか


などについて、ロジカルにかつ滔々と語ってくれるかもしれません。



そうじゃないんだよなあ。。。



その説明はきっと正しいんだろうけど、「テニスの専門家が理解しているそういった難しいこと」よりも遥かに大事なのは、「シロウトがどう思うか」ではないでしょうか。



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話は代わりますが、人と電話・メールでコミュニケーションしていて、誤解が生じることがあります。

自分はこういうつもりで言ったのに、相手には別のニュアンスで伝わってしまう。

その場合において、「相手がそれをどう受け止めたか」の前では、「自分がどういうつもりで言ったのか」の青筋立ててのまくし立ても結局空しく映るわけです。



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それと似ていて、「実際にはどうか」という専門家視点よりも、テニス人気を決定的に左右する「シロウトがどう思い、感じるか」の方が遥かに大事な気がします。


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サービスエースについてこのように感じているのが僕だけならいざしらず、もし仮に観戦者の大多数であるシロウトの一定割合が「サービスエースはつまんない、ずるい」と、意識・無意識含め感じているならば、それを変えることが、今ひとつ盛り上がらないテニス人気を高める原動力になったりはしないか。



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具体的にどうやるのか、と言われると、確かに難しいですけどね。



・サーブに速度制限を設ける

・「サービスエースは一試合で何回まで」と制限する(その場合、規定上限に達した後はどうすればいいのかな)

・サービスエースについては、フル得点ではなく、半分だけ得点を与える

・ボールの飛び具合・弾み具合を抑制する(人から聞いた話ですが、実際にサービスエースは問題視されていて、それを抑制するため、ボールを飛びにくく/弾みにくくする改正が行われた、とのこと)



難しいのは分かりますが、そこは「テニスの専門家」たちにぜひ知恵を絞って、なんとかがんばってほしいです。



別件ですが、「錦織が今回、このように活躍できるほどの力をつけたのは、日本を飛び出してアメリカに行ったからこそであって、日本に残っていたら彼は仕組みにつぶされていただろう」とか、「錦織は、テニス選手としては実質日本人ではなく、実質アメリカ人だ」といった見方もあるようで、いずれもおもしろいな、と思います。

もし本当にそうなのであれば、日本のテニス関係者は「どうやってそれを改善させるのか」を考えるといいし、仮にそれらが間違った見方だとしても、「なぜそう見られてしまうのか」考えるといいと思います。



自分が行っている事業、そして自分の事業が属する業界をどう改善させられるのかを考えながら、テニス業界のことにしばし思いを馳せてみました。
# by dantanno | 2014-09-14 06:36 | Comments(0)

日々研鑽: 日経IRフェアに行ってみた

これです。
先週末、通訳者3人と一緒に遠足気分で行ってきました。

我々が日頃携わっているのは「対機関投資家(Institutional investors)」のIR活動ですが、このフェアはモロに「対個人投資家(Retail investors)」向けです。



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売る相手が違うと、当然売り方も変わってきます。

電鉄系の会社のIRの方が汽車ぽっぽのかぶって資料を配ったり。
普段難しい内容のプレゼンも、この日は色使いが豊富で、フォントも大きかったり。
老眼の株主も多いんでしょう。



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そういった心遣いを目の当たりにしながら、
(自分は、対個人投資家であれば、訳し方をどう変えるべきか)
を考えていました。
企業がIRの仕方を変えているんだから、それを伝える通訳者が伝え方を変えるのも当然のことです。

日本企業 → 海外の個人投資家

というIR活動は、あまり現実的ではありませんが(なんでだろう。。)、仮にそういうIRがあったとして、いつもやっているようなプロ向けの訳ではきっと物足りないでしょう。

企業のIR担当者と一緒になって汽車ぽっぽの帽子をかぶる、ぐらいの気持ちがほしいと思ったし、そういう訳に調整するとしたら、いつも使っているどの表現をどう変えるか、思いを巡らせながら会場を巡りました。

# by dantanno | 2014-09-06 16:00 | 日々研鑽 | Comments(0)

ぜいたくを活かし切る

新卒から30歳まで商社に勤めていました。
当時、一番仲がよかった同期がいました。

部門が一緒、寮も一緒。
生い立ちや考え方も共通する所があり、いつも語り合っていました。



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そんな彼が、今発売中の雑誌の記事で取り上げられているのを、本屋で立ち読みしていて偶然見つけました。



記事での彼曰く、
「大きなプロジェクトを担当し、すごい手応えを感じるし、とっても楽しい」
みたいな感じ。

それを読んで、Good for youといううれしさと合わせて、いろいろなことを考えました。



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今、彼とひさびさに飲みに行って、
「雑誌出てたね。なんか充実してるっぽいね、よかったね。」
と言ったら、あの頃と変わらぬ調子で
「あんなの全部ウソに決まってんだろ(笑)」
と言い放つかもしれない。

でもきっと、全部か一部かに関わらず、記事に真実はあるでしょう。



その会社に、昔は僕も勤めていて、あれこれ悩みながら日々出社していたのが、遥かかなたのことのように感じられます。
そして、あんなに親しかった彼ともその後すっかり疎遠になってしまったこともあり、(なんだかずいぶん遠くに来ちゃったなあ・・・)と、ちょっと心細い感じ。



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その会社を辞めるに至った気持ちは、今でもハッキリとカラダが覚えています。

(このままここにいたら、僕は自分を表現することが出来ず、100%確実に腐る)
と確信したからです。



その会社に問題があるからではありません。

最近ブラック企業が話題になっていますが、それで行くと、その会社は超がつくほどのホワイト企業。
むしろ、何一つ問題が無いからこそ、退職を決断するまでにダラダラと7年も要してしまいました。

「問題が無い」 = 「(自分にとって)ベスト」とは限らない、ということだと思います。



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せっかく採ってくれた会社を、まだ何も恩返し出来ていないうちに辞める。
サラリーマンを辞めて、どうしても追及・挑戦してみたい夢があるならまだしも、別にそういうわけでもない。

(我ながらバカだな・・・)と思うと同時に、
贅沢な話だな・・・)
と思いました。


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そのすばらしい「贅沢」を、今の自分は果たして活かし切れているかどうか。

会社に残り、活躍し、見事に自分を表現している同期の記事を読みながら、考えました。



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やっていることが「大きい」か「小さい」かは関係無い。
その会社に入社して配属されたのがエネルギー部門だったこともあり、これ以上無いぐらい大きい国家的プロジェクトを担当しながら、(仕事は「大きさ」じゃないな・・・)と感じたし。



ものすごいスピードで動いているか、ゆっくり・ゆったりしているかも関係無い。
こちとらインターネット業界じゃないし、物事には順序・タイミングというものがあるし。



でも、小さくてもいいし、ゆっくりしていてもいいから、あの会社を辞めたという贅沢を本当に活かし切って、しっかりと自分を表現していこうと思いました。


# by dantanno | 2014-09-04 21:12 | Comments(0)

日々研鑽: 池上本門寺で仏教の本をひもとく

「自分は絶対にこういう本は買わない」
と思うような本を買って読む、という活動を最近しています。

この前買ったのは仏教についての本。

せっかくだから、家の近くの池上本門寺で読んでみることに。

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さちを連れて、お寺の中のカフェに来ました。

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全然読めない。

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# by dantanno | 2014-09-02 11:53 | Comments(0)

打上げ成功!

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# by dantanno | 2014-08-22 00:11 | Comments(0)

Bond, James Bond

「あまり旅慣れていないクライアント企業の社長令夫人をスイスまでお連れする」という特殊ミッションを無事終え、ホッと一息。

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ホテルの雰囲気も相俟って、なんだかジェームズボンドな気分。

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今回は通訳に加え、こうした役割も求められています。
好みの問題だと思いますが、自分は「通訳とは何か」というjob descriptionを極力拡大解釈したいし、多くを求められるほど萌え、、、じゃなくて、燃えます。

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ボンドの上司じゃないけど、きっとMなんでしょう。

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# by dantanno | 2014-08-21 04:58 | プレミアム通訳者への道 | Comments(0)

同時通訳ワークショップをやってみたら、実によかった件

最初、IRISの通訳者から
「ダンさん、同時通訳のワークショップをやってみましょうよ!」
と提案され、
「いいですね!ぜひ!!」
と答えたとき、一体どんな感じになるのか、あまりイメージがつかめていませんでした。

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逐次通訳であれば、何らかのネタを用意し、それを交代で訳していって、ああだこうだやればいいわけですが、
(複数人で集まって同時通訳。。。 一体どういう感じになるんだろう。。。)
と思いました。



---



何はともあれやってみよう! ということでやってみたら、実によかった

おすすめなので、何をやったのか、そしてそれをやった結果どう思ったのか、を書いてみます。



1. 必要な道具

ヘッドホン(各自)
Youtubeを再生できる機械(PC/iphoneなど)
ICレコーダー(Optional)

上記を持って、IRIS通訳者の有志で集まり、お茶なぞ飲みながらワイワイやりました。



2. ネタを用意

Youtubeなどで、何でもいいからネタを選ぶ。
何でもいいわけですから、我々が使ったネタをリストアップしてもしょうがありませんが、一応リストアップすると:

・ 黒田日銀総裁の定例会見
・ Virgin GroupのRichard Bransonのインタビュー
・ 元Googleの村上さんのプレゼン(スマート・グリッドについて)



3. 同通する

じゃんけんで順番を決める。

最初の人が、PCにヘッドホンをセットし、5分程度同通する。
それをICレコーダーで録音する。

その間、他の参加者は元ネタは聴かず、通訳者のアウトプットだけを聴く。



ここで、訳す本人以外は元ネタを聴かないというのがポイントだと思います。

逐次通訳のワークショップの場合、みんな元ネタを聴いた上で(さあ、それをどう訳すのかな・・・)と思いながら通訳者のアウトプットを聴くわけですが、元ネタが分かっているので、どうしても聴き手もそれに引きずられます。
その結果、仮に訳が分かりにくくても、聴き手の頭の中で修復作業が行われ、(うんうん、分かる分かる)となってしまうことがある。

それに対し、元ネタを聴かずに通訳者のアウトプットだけを聴くのであれば、通訳本番の会場にいる聴き手と同じ立場に立てる。
何が話されているのかを理解する際、通訳者の訳しか手がかりが無いわけで、訳が分かりにくいと伝わりません。
そういった本番環境を再現出来る、という意味で、元ネタを聴かないワークショップはとても貴重でした。



4. 話し合う

通訳者のアウトプットを聴いた上で、他の参加者が

・内容を理解出来たか
・聴きやすかったか

などについてコメントし、アドバイス。

ここで、訳した本人が
「実は結構落としてるんですよ~(汗)」
とか
「この辺、超意訳してます~ フフフ」
と告白したりがおもしろい。



時間に余裕があれば、ここでICレコーダーを再生し、訳した本人に自分の訳を聴かせるのもいいですね。
各自、自分の訳をお土産で持ち帰り、後で聴くのもいいと思います。
僕みたいなぐうたらは、その場で聴かないと絶対に聴かないと思いますが(笑)。



このワークショップのもう一つの効果が、予習の重要性を体感できる、という点。

いきなり選んだネタを同通するわけですから、予習無しです。
そして、通訳しながら
(これ、話の行き先が見えないなあ~)
と心細い想いをしながら超手探りで訳しているとき、
(あ、そっか。普段、実際の仕事では、予習することで話の行き先を見えやすくしてるのか!)
と体感できました。



5. 元ネタを聴く

最後に、みんなで元ネタを聴いて、
「ああ、そう言ってたのか~」
とか
「これは確かに訳しにくいわ~」
などとワイワイ。

そして、元ネタを聴いた上で感じた点があれば改めて本人にアドバイス。



ここでのアドバイスは、「素晴らしいですね~」だけじゃもったいない。
多少耳が痛くなるようなことでも、建設的だと思ったらどんどん言うべきだと思います。

ここで何を言うか次第で、アドバイスをする人自身に対する評価も変わってくると思います。
また、建設的な助言をするとなると、結構本気で考えながら聴かざるを得ず、それもためになります。



以上です。
どうですか?おもしろそう?

我々にとっては、とても有意義な時間になりました。
一人だと気付きにくい点を、信頼できる通訳者から指摘されるのは実に痛気持ちいい(笑)。



ぜひ、親しい通訳者仲間とお試しあれ。
# by dantanno | 2014-08-17 18:42 | 日々研鑽 | Comments(0)

初体験

氷を
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食べる
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# by dantanno | 2014-08-16 13:47 | プライベート | Comments(2)

映画 「ダウト -あるカトリック学校で-」を字幕無しで観る

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お酒を飲みながら映画を観ると、100%途中で寝てしまいます。
でも、この映画は最後まで観ることが出来ました。



なるべく字幕を見ずに、耳で理解するようにしました。
比較的ハッキリしゃべってくれているので、大体いけたと思います。



最近は、バラエティとかでも親切で字幕を入れてくれて、あまり噛まなくても簡単に飲み込めてしまうようになってきていますが、あえて音だけのゴツゴツ感を楽しむのもいいですね。

字幕に頼る場合よりも集中して観て(聴いて)いるのが実感出来ます。
# by dantanno | 2014-08-16 00:34 | 日々研鑽 | Comments(0)

無鄰菴(京都)の素晴らしいポートフォリオ・マネジメント

ここ2ヶ月ぐらい、あれこれ考え続けて来ました。
それにケリをつけるため、合宿に。



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普段、合宿に行くときは
「IRISをどうするか」
とか、
「IRISの**をどうするか」
的なことを考えることが多いです。

でも、今回はそもそものIRISの位置付けというか、
IRISを含めた様々な活動、その全体をどうするか、
を考えることが目的でした。



---



ホテルの部屋に18時間籠もった後、後半戦に備え、気晴らしに出掛けた先がこちらの庭園。
無鄰菴(むりんあん)です。
元は別荘でした。

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毎度のことですが、写真のセンスがゼロですみません。



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この庭園には、さまざまな魅力があります。

魅力を感じた順に並べると。。。



・ 中立性、透明感
ここは元別荘です。

お寺もいいけれど、アタマをカラッポにしたい今、ここの宗教色の無さがとてもよかった。
何かを主張したり、いろいろ張ってあったり、こちらの考え方に作用しようとするのではなく、ただ庭園が存在するだけです。

・ 苔
まるで絨毯みたいな光沢をもつ、美しい苔

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・ 園内を二手に分かれて流れる清流
琵琶湖の水をひいているのか、流量豊富な清流。
園の端で二手に分かれ、その後合流しています。

・ 亀
10-15cm ぐらい X 複数匹

・ ワイルドな雰囲気

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小石がビシッと敷き詰められていたりとか、
草が徹底的に刈り込まれていたりとかせず、
まるでハイキングに行くような雰囲気。

となりの動物園からの、動物たちの奇声もいい。

・ 抹茶
300円

・ よく分からない魚(Not 鯉)

・ 茶室

・ 鯉



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いろいろな強み、魅力があって、それらが相互に関連し、全体的な力を生み出していると感じました。

自分もそうありたい。



何か一つ、
僕は「***」です。
的な顔を持つのではなく、様々な顔を持っていたい。



ということで、とりあえずリストアップ。

・ 通訳者(IRロードショーの。通訳では最近これがメイン)
・ 通訳者(上記以外)
・ 翻訳者(実は結構やってます)
・ IRISの運営者
・ 大学院で教える人
・ IRISの通訳ワークショップの企画・進行役
・ モノを書く人(ブログ)
・ モノを書く人(ブログ以外)
・ 父親
・ 夫
・ 男/人間
・ 千葉・太東のいすみ川沿いにステキな家を建てる人
・ 海外に住む人



<顔の数は、時とともにいくらでも増減する>
上記の様々な顔の内、2年ちょっと前にサラリーマンを辞めた時点では、全く無かった顔も多い。
IRロードショーなんてやったこと無かったし、通訳を教えるとか、海外に住むとか、全く考えていませんでした。

それが、たった2年ちょっとでこんなに激変し、顔が増えるということは、これからもそうだということ。



<顔をポートフォリオとしてバランスよく管理する>
むやみやたらに顔を増やせばいい、ということではないし、
増やしすぎた結果、全てがおろそかになってもしょうがない。

でも、その反対に、一つの顔にこだわりすぎない方がいいと思いました。

一つの顔がうまく行っているからといって安心・堕落したり、
逆にどれかがうまく行っていないからといって気にしすぎたりせず、
バランスよく考えていくのが自分にとっては大事だし、気持ちいいんだと思いました。



<マネタイズ出来るかどうかはあまり関係無い>
「今は儲からない」からといって、、、いや、そもそも「今後儲かる見込みが無い」からといって、その顔・活動を切り捨てるのはもったいない。
ポートフォリオで考え、他の顔でマネタイズ出来ているのなら、現時点では赤字、あるいは恒常的に赤字な顔・活動も維持してOK。

・ 楽しいか
・ ためになるか

そのどちらかを満たせばいいのではないか。

上記のどちらも満たさず、しかもマネタイズ出来ないものはやめてもいいのかも。



<全てのベースとなるのは自己研鑽
毎日自己研鑽をする。
特に、一つ一つの顔で行き詰まりそうになったら、基本に立ち返り、自己研鑽に励む。

・ 読書(勉強とほぼ同義)
・ 通訳トレーニング
・ 運動

これは、どの「顔」にとってもプラスに効くはず。

帰りの新幹線で読んだ本。

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<結論>
まずは自己研鑽。
その上で、ポートフォリオをバランスよく管理。
一つの顔にこだわりすぎない。

三日坊主にならないよう、がんばります。
# by dantanno | 2014-08-11 09:34 | Comments(0)

たまには

さちを義妹に預け、
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夫婦でデート。
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# by dantanno | 2014-07-12 22:49 | Comments(0)

「起業家」のためのリスト

つねに自問自答しています。

事業を始める前から、そして始めた後もずっと悶々と自問自答している項目をリストアップしてみました。

そのリストに、「本当は考えるべきなんだろうけど、億劫だから考えてないけど、でも、やっぱり考えるべきだから考えよう、と思った項目」を足し合わせてみたらこうなりました。

(英語版はこちら



---



<何をしたいのか>
一体何をしたいのか。それを「一言」で言うと何か?

なぜそれをやりたいのか。

それに対し情熱を感じるか。情熱を感じる対象でないと、事業化する意味は無いのか?

(仮にその事業に情熱を感じないのであれば)一体何に対して情熱を感じるのか。そっちをやった方がいい、ということはないか。



<起業について>
そもそも、会社を興す必要があるのか?起業しないといけないのか?他の手段は無いのか?起業しないと、実現したいことを実現出来ないのか。

「起業家」に憧れてるだけじゃないよね。

お前は、「起業家」をどう定義するのか。



<事業分野>
事業内容は何?一言で言うと?

本当にそれが事業内容なのか、あるいは実は何か他のものなのか。
(例:Starbuck'sの事業内容は一見「コーヒーショップ」だが、見方を変えれば"A third place"、すなわち人々がくつろいだりetc.出来る場所を提供する「場所提供事業(不動産事業)」だとも言える。)

どこまで事業内容を狭める/広めるのか。その理由は?

将来、どの分野に拡大・進出したい、あるいはする可能性があるのか。

ビジョンは?仮にスローガンを掲げるとしたら、どんなスローガンか。



<市場>
既存の市場に参入したいのか、あるいは全く新しい市場を創り出したいのか。

市場規模は? 市場規模を計算・推測する意味はあるのか? どうせ市場規模が小さくてもやるなら、市場規模の分析など意味無いかも。

それは魅力的な市場なのか。例えば、巨大であるとか、成長著しいとか、とても収益性が高いとか、そういった魅力的な要素はあるのか。魅力的な市場でなければ挑戦しないのか。

その市場で今、どんな変化が起きているのか、あるいはこれから起きるのか。

お前が参入することにより、マーケットをどう主体的に変えたいのか。お前の戦略が奏功した場合、マーケットはどう変わるのか。

海外は?



<顧客>
顧客は誰か。

真の顧客は誰か。
(お前の「真の顧客」は、お前が「顧客」だと思っている人・企業ではないかもしれない。)

顧客候補の内、どの顧客をターゲットにするのか。逆に、無視すべき顧客は誰か。

顧客は、今は誰から買っているのか?

顧客は、何をもって購入先を他社からお前の会社に切り替えるのか。そうさせるインセンティブは何か。

顧客を囲い込む方策はあるか。どうすればロイヤル・カスタマーになってくれるか。



<現状の問題点>
現状の問題点は?

それらの内、お前はどの問題を解決したいのか。

その問題を解決することに対し、情熱を感じるか。その問題に対し、憤りを感じるか。

顧客は、その問題にフラストレーションを感じているのか。感じているべきか。

顧客は、その問題が存在することに気付いているのか。

なぜそのような問題が存在するのか?

なぜ今まで誰もその問題を解決出来ていない、あるいは解決を試みていないのか。

その問題を解決すると、一体どうなるのか。問題を解決する過程で利益を生み出せるのか(あるいはただの自己満足なのか)。

見た目が異なるだけで、本質的には同じ性質の問題が存在する他の業界は無いか。
その業界では、誰かがその問題に取り組み、解決出来たのか。
そこから学べることは無いか。



<競合>
競合相手は誰か。

真の競合相手は誰か?

競合の内、(起業後の)お前の会社に似ているのは誰か。
業界内で、どのプレーヤーがお前のロールモデルになるのか?

競合の戦略・強みは?

どうやって差別化するか。
お前の強みは?

お前が市場に参入することに対し、競合はどう反応するか。



<戦略>
お前のストーリーのどこがおもしろい・エキサイティングなのか。

おもしろくない・エキサイティングではない場合、やるに値しないのか、あるいはそんなこと関係無いのか(事業化できるのであれば、つまらなくてもやるべきか)

どうすれば、顧客がお前のサービスを使わざるを得ないように出来るか?

お前の事業の根底を成す仮説は?

事業を始めた後、何をもってその仮説が正しかったか間違っていたかを判断するのか。

何をもって「戦略がうまく行っているかどうか」を判断するのか。
どのKPIを用いるか。

お前がやろうとしていることを既にやっている人が
- 業界内にいるか
- 他業界にいるか
- 海外にいるか

その人・会社は成功しているのか。していない場合、それはなぜか。

誰かとパートナーシップを組むか。その場合、相手は?

どの部分をアウトソースするか。事業内容の内、「やらないべき」部分はどれか。

失敗したらどうするか。そもそも、「失敗」をどう定義するか。

何をもって、潔く負けを認め、撤退するか。

フェーズ分けすべきか?
(当初は××でもやむを得ないが、いずれは○○にする、というフェーズ分けも含む)

スケジュールは?いつまでに何をし、いつまでに何を達成するのか。

なぜお前なら成功すると思うのか。その自信はどこから来るのか。

お前のビジネスは、「将来こうなるだろう」というトレンド予測に基づいているのか。

仮にお金がたくさんあったとして、M&Aをしたいか?誰を買いたいか。なぜM&Aをしたいのか。なぜしたくないのか。

規模を追及するのか、しないのか。

ネットをどう活用するか。



<人>
誰と一緒にやるのか?

どういったスキル・能力を求めるのか。

その人たちをどうやって雇う/集めるのか。

どうやっていい人を採用し、残ってもらうか。

給料はいくら払う?

誰にアドバイザーになってもらうか。



<プライシング>
現在、価格を決めているのは誰か。価格が決まるメカニズムは?

どんな価格設定にするのか。
- 高価格: 何をもって裏付けるか
- 低価格: どうやって低コスト運営を実現するか。(低価格を実現するために)どのバリューを捨てるのか。
- 平均的な価格: せっかく強みがあるのに、なぜ平均的な価格で妥協するのか

競合が価格を引き下げてきたらどう対応するか。っていうか、そもそも対応するか。

割引はするのか。どのような場合にするのか。



<クオリティ>
高クオリティ?低クオリティ?
- 高クオリティの場合: 顧客は本当にそれを求めているのか、あるいは単にお前の自己満足なのか。そのクオリティに対し、顧客にお金を出させることは出来るのか。
- 低クオリティの場合: クオリティを向上させるためのコストと、クオリティが向上した場合のメリットを比較した場合、本当にコスト>メリットなんだよね?低クオリティで勝負した方がいいんだよね?

どうやってクオリティを確保・向上させるのか。

そのサービスを「ブランド」にするのであれば、どうやってブランドを創るか。どうやって守るか。



<販売・マーケティング>
どうやって宣伝・販売・マーケティングするか。予算は?

どの販売チャネルを使うのか。

自分で売るのか、あるいは誰かに「売ってもらう」のか。



<仕入れ>
誰から仕入れるのか。

どうやって仕入れ・仕入れ先のクオリティを維持するのか。

どうやって仕入れコストをコントロールするのか。



<見通し>
売上、費用 → 利益 の見通し

強気、普通、コンサバ目、それぞれの収益見通し

その程度しか儲からなくてもやるべきか。



<改善>
お前(個人)はどうやって成長していくのか。

チームをどうやって成長させていくか。

事業をどうやって成長させていくか。



<マネジメント・スタイル>
この事業に、自分の時間の、自分の人生のどれだけを費やしたいのか。
寝る時間以外は全てこの事業に捧げたいのか、あるいは逆に出来るだけ時間をかけたくないのか。

お前がこの事業において果たす役割は、いつ、どのように変わる/変えるのか。そもそも、変わる/変える必要はあるのか。




<リスク>
どんなリスクがあるのか。

お前にとって事業をやりにくくなるような、あるいは顧客にとってお前からの購入が難しくなるような、規制上・構造上の問題・障害はあるか?

それらのリスクを、どのように最小化・コントロールするか。つぶせないリスクはどれか?

腹を括って取りに行くリスクはどれか?



<準備>
事業を始められるようにするためには、何を準備すればいいのか。

成功の確率を高めるためには、何を準備すればいいのか。

お金はいくら必要か?そのお金をどのように手当てするか。どのように返済するか。

準備にどれくらい時間をかけるのか。本当に「開業を遅らせてでもそれを準備した方がいい」んだよね?



<レビュー>
事業開始後、どれぐらいの頻度で事業をレビューするか。

どういった項目をレビューしたいのか。

どのKPIをレビュー時の指標として使うのか。

例えばこんな項目をレビューすべき:
・何に時間をかけている/取られているのか。それでいいのか。(よくない場合、)一体どうするのか。
・当初スケジュール通りに進んでいるか。(進んでいない場合、)一体なぜか。一体どうするのか。
・戦略はうまく行っているのか。(行っていない場合、)一体なぜか。一体どうするのか。
・そもそも、何をしたかったんだっけ?のおさらい
・人を増やしたり、パートナーを見つけたり、アウトソースしたりする必要は?お前個人レベル、および会社レベルで。



<このリスト>
このリストに付け加えるべき項目は何か。

このリストから、お前にとって重要な項目を5つだけ選ぶとしたら、どれを選ぶか。3つだったら?1つだったら?
# by dantanno | 2014-06-30 23:03 | 経営 | Comments(0)

The "entrepreneur" list

A list of:
1. questions I've been asking myself before and after I started my business, combined with
2. things I should be thinking about, but so far haven't bothered to think about, but I'm thinking of thinking about because I think they're important.

(Click here for the list in Japanese)



---



<What is it that you want to do?>
What do you want to do? To sum it up in one word?

Why do you want to do this?

Do you feel passion for that cause? Should you?

What DO you feel passionate about? Shouldn't you be doing that instead?



<"Entrepreneur"-related issues>
Do you HAVE to set up a company? Does it HAVE to be a business? Do you HAVE to be an entrepreneur? Can't you achieve whatever you want to achieve WITHOUT setting up a company?

I hope you aren't just an "entrepreneur wanna-be".

How do you define "entrepreneur"?



<Domain>
What do you want to do? To sum it up in one word?

Is that really what you're going to do, or is it actually something else? (Starbuck's LOOKS like a coffee shop business, but you could also say it's a "Third place provision business", or a real estate business)

How narrow/wide do you want to go? Why?

Which areas will/might you expand into in the future?

What is your vision? Your slogan?



<Market>
Do you want to enter an existing market, or create a new one?

How large is the market? Does it matter?

Is it an attractive market? Is it growing? Is it very lucrative?

What changes/trends do you see?

How will YOU change the market? What will happen to the market if you're successful?

What about overseas markets?



<Clients>
Who are your clients? Who are your "real" clients? Your REAL clients may not be te people you THINK are your clients.

Which clients will you target? Which clients do you not need?

Who are they buying from?

Why will they switch to you? What will make them switch to you?

Is there any way you can secure your clients? How do you make them loyal?



<Problem>
What problems are there in the current market?

Which one do you want to solve?

Do you feel passionate about solving that problem? Are you angry about it?

Are your clients unhappy about it? Should they be?

Do your clients realize that the problem exists?

Why does the problem exist? 

Why hasn't anyone solved/tried to solve it?

What will happen when you solve the problem? Does solving the problem generate profit?



<Competition>
Who are the competitors? Who are the "real" competitors?

Who is similar to you? 
Who do you want to be?

What are your competitors' strategies/strengths?

How will you differentiate? How are you unique?
What is your strength? 

How will your competitors respond to you entering the market?



<Strategy>
What makes your story compelling?

Should you be doing it if it's not compelling?

How can I force clients to use my services?

What hypothesis is behind your business?

After you start the business, how will you determine whether you were right or wrong?

How will I measure whether or not my strategy is working?
Which metrics will I use?

Is there anyone doing something similar:
- in the industry?
- in other industries?
- overseas?

Have they been successful? Why not?

Will you partner with someone? Who?

What will you outsource? Which part of the business do you NOT want to do?

What will you do if you fail? Define "failure".

What will make you give up?

Should you set phases?

What's your schedule? What will you do by when, achieve by when?

Why do you think you will succeed? What gives you the confidence?

Is your business based on expectations of future trends?

(For argument's sake) Do you want to M&A? Who?

Size. Big or small?

How will you use the web?



<People>
Who will you work with?

What skills should they have?

How will you hire them?

How will you attract/retain good people?

How much will you pay them?

Who will be your advisor(s)?



<Pricing>
Who currently determines the prices? What is the pricing mechanism?

What prices will you set?
- High: How will you justify high prices?
- Low: How will you achieve low costs? Which value are you going to cut out?
- Average: If your service has an edge, why settle with average pricing?

What will you do if your competitors respond by lowering their prices?

Will you offer discounts? To who?



<Quality>
High? Low?
Do your clients want high quality, or is it just you? Will they pay for it?

How will you secure/improve quality?

If your service is going to be a brand, how will you create it? How will you protect it?



<Sales & marketing>
How will you advertise/sell/market your service? How much are you willing to spend?

Which channel will you use?

Will you get someone to sell for you?



<Sourcing>
Who will you source from?

How will you ensure quality?

How will you control costs?



<Projection>
Sales, costs → profits

Bullish, base case, conservative

Is it worth it?



<Improvement>
How will you (personally) improve?

How will your team improve?

How will your business improve?



<Management style>
How much time do you want to spend on this?

How/when will your role change? Should it?



<Risks>
What kind of risks are there?

Are there any regulatory/structural issues making it difficult for you to operate, or preventing your clients from buying from you?

How will you mitigate the risks? Which risks can you NOT mitigate?

Which risks are you willing to embrace?



<Preparation>
What do you need to do in order to be able to start the business?

What can you do in preparation to improve your chances of success?

How much money do you need? How will you raise it? How will you repay it?



<Review>
After you start, how often do you want to review your business?

What items do you want to review?

Which KPI's will you track to monitor your performance?

Some items to review:

・What are you spending your time on? Is that OK? What to do?
・Are you progressing according to your initial schedule? If not, what to do?
・Is your strategy working? If not, what to do?
・What was it that you wanted to achieve?
・Do you need more people? Do you need to partner? Do you need to outsource? Both at the personal and company level.



<This list>
What other items should you add to this list?

Which 5 questions on this list are most important to you? Which 3? Which 1?
# by dantanno | 2014-06-30 22:59 | 経営 | Comments(0)

いい通訳は、経済にとっての貨幣のような存在

通訳は、とても付加価値の高い、重要な職業です。

通訳の善し悪しは、ミーティングの成否を左右します。
いい通訳は、コミュニケーションに伴うロスを最小化し、ミーティングを成功に導く。
ときには、質の高い通訳が会議参加者を感動させることさえある。

そして、そのようないい通訳をするのはとても難しい。

通訳者はたくさんいますが、いい通訳者は本当に少ない。
いい通訳者が育つためには、なんらかの素敵なきっかけと、長年に渡る努力・経験、そして運も必要です。



---



通訳は、その価値、その重要性、そしてその難しさの割に、それに見合った十分なリスペクトを得ていない、と感じることがあります。
分かってくれている人も多いが、分かってくれていない人もいる。

なぜ、通訳はそれに見合った十分なリスペクトを得られていない(ことがある)のか。

内部要因: 質の低い通訳が、通訳全体に対する評価を押し下げているから
外部要因: 通訳が誤解されているから

内部要因については業界内でなんとかするとして、ここでは外部要因について考えます。



通訳はどう誤解されているのか。

それは、「通訳は、結構簡単なのではないか」という誤解ではないか。
「バイリンガルであれば、通訳なんて簡単に出来てしまう」という誤解があるのではないか。

人は、なぜそう誤解するのか。



---



確かに、そう誤解する気持ちも分かります。

例えば日英間の通訳であれば、日本語を英語にしたり、英語を日本語にしたりするわけですが、

りんご → Apple
Fish → 魚

日本語と英語が両方出来れば、通訳なんて簡単じゃないか、と思う人がいても不思議ではない。

特に、バイリンガルではない人ほどそう思いやすいのではないか。
バイリンガルではない人が、
「もし自分が英語ペラペラだったら、きっと通訳ぐらい出来るだろう」
と思ったとしても、なんだか無理はない気がする。
一方のバイリンガルたちは、事がそう簡単ではないことを分かっていることが多いかもしれない。



---



「バイリンガルでありさえすれば、通訳は出来る」と誤解する背景に、「実際にそうだったから」というのもあるかもしれない。



部長 「オーイ、田中」

田中 「ハイ、なんでしょう」

部長 「お前、確か英語出来たよな」

田中 「はあ、一応・・・」

部長 「今度、アメリカの取引先とのミーティングがあるんだけど、お前通訳して」

田中 「え?!オレがですか?無理ですよ、通訳なんてそんな・・・」

部長 「英語出来るんだから、通訳ぐらい出来るだろ。頼んだぞ」



という具合です。



その後、ミーティングの日になりました。

ここで田中が撃沈して、ミーティングがしっちゃかめっちゃかになれば、(そっか、やっぱ通訳って難しいのかな・・・)となるかもしれません。

でも、田中が通訳をして、ミーティングが無事終了した場合はどうでしょうか。

田中はプロの通訳者ではない。
通訳になるための専門的な教育も受けていない。

その田中が通訳をし、ミーティングが滞りなく進行し、無事終了した。

関係者が
(なあんだ、バイリンガルでありさえすれば、通訳出来ちゃうんじゃん)
と思ったとしても、無理はありません。



---



なぜ田中は、プロの通訳者ではないのに、ちゃんと通訳出来てしまったのか。
通訳が簡単だから、ではありません。ではなぜか?



まず、「田中がちゃんと通訳出来た」という前提を疑う必要があると思います。



以前、こういう記事を書きました。
通訳のウデを評価するのはとっても難しい。
ミーティングが滞りなく進行したからといって、田中の通訳が上手だったとは限らない。

アメリカの取引先の発言内容は、実は日本側に正確に伝わっていないかもしれない。
日本サイドの言っていることが、ちゃんとアメリカ側に伝わった保証もない。

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---



では仮に、田中が間違いなく上手に通訳出来ていた、と仮定しましょう。

プロの通訳者でもないのに、なぜ上手に通訳出来たのか。
それは、以下の3点を兼ね備えていたからだと思います。



1.高いレベルの語学力・言葉力

2nd languageである英語はもちろん、母国語である日本語についてもある程度のレベルが必要になります。
単に「単語を知っている」というだけでなく、言葉を操る能力(Command of the language)が求められる。
「この人は何を言いたいのか」を理解し、「どう説明すれば、それがうまく伝わるか」を察知するのは、日本語力・英語力を超えた「言葉力」とでも言うべき能力で、それが無いと上手な通訳は出来ないと思います。



2.一定のIntelligence

上手に通訳をするためには、日本語と英語が両方上手であり、高い言葉力を持っている上に、一定のIntelligenceが必要だと思います。
ここでいうIntelligenceは、言葉力とかぶる部分もありますが、頭の回転の速さ、場の雰囲気や流れを読む力などを含む、より広い概念です。



上記1.と2.はつまり、「田中がすごい」ということです。
「ウチの田中でも通訳出来ちゃうんだから、通訳なんて簡単なんだな」
じゃなくて、
「田中がすごい」
ということです。

そして、次の3.が一番本質的な気がするんですが、



3.話されている内容に関する背景知識

これがあれば、話し手の言わんとすることを理解しやすいし、それを説明しやすい。
通訳の力がそれほど高くなくても通訳出来てしまう、という場合、背景知識が一番大きな要因ではないでしょうか。



上記3つの条件が揃えば、プロの通訳者でなくても、ある程度上手に通訳出来ることがあるだろうと思います。



---



では、プロの通訳者と田中の違いは何か。
順に考えていきます。



1.高いレベルの語学力・言葉力

通訳者は毎日毎日通訳をしているわけですから、田中以上のものを持っているでしょう。
でも、これは本質的な違いではありません。



2.一定のIntelligence

当然あると思います。



3.話されている内容に関する背景知識

特定分野の通訳を専門とする通訳者もいれば、様々な分野の通訳を幅広く手がける通訳者もいます。
前者はともかく、後者の場合、何らかの分野の専門家ではないことが多い。
唯一専門分野があるとすれば「通訳」であり、それ以外の分野については広く浅い知識を持っています。

一昨日は政治家のインタビュー、昨日は原発のシンポジウム、今日は医療、明日はIT、来週はIRと飛び回る通訳者の知識の広さには驚かされます。
ただ、日々特定の分野における業務に従事している専門家にかなわないのは当然です。

では、何をもって背景知識の不足を補うのか。
日々の案件に向けた予習はもちろんですが、それとは別の、本質的な要素は何か。



4.通訳の能力

1.で述べた語学力や言葉力も通訳力の一部ですが、ここで言っているのはそれとは別の、狭義の通訳力です。

・ 発言の内容を記憶する力。
・ 後から話を再現・再構成しやすいメモを取る力。
・ 場の雰囲気や聞き手の状況に合わせた訳し方の調整。
・ うまく訳せないときのごまかし方(笑)。
・ etc., etc.

こうした通訳力があるおかげで、自分の専門分野ではないテーマについても上手に訳せるのです。
「自分の専門分野であれば」という条件付きで上手に訳せる田中との一番の違いはここです。



---



この世から通訳者がいなくなると、一体どうなるか。

ある分野の会議で通訳が必要な場合、その分野の専門家であり、かつ語学力・言葉力が高く、一定のIntelligenceを持った人を見つけ、当日かり出さなければいけません。

これは貨幣の無い時代、物々交換の時代、漁師が肉を食べたいと思ったら、「ちょうど魚を食べたいと思っていた!」という狩人を見つけないといけなかった不便・高コストに似ています。

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通訳がいるおかげで、どの分野の会議でも安心して通訳者に任せ、いい結果を得ることが出来るわけです。

そう考えると通訳者は、経済における貨幣に相当する、とても重要な役割を担っている、といえます。



---



腕のいいプロ通訳者であれば、引き受けた仕事をきっと成功させるでしょう。
プロなんだから当然、といえばその通りなんですが、出来れば一言かけてほしい、とも思います。

上手だなあ・・・
すごいなあ・・・


と思ってくれたら、それを通訳者に伝えてほしい。

僕なんかは、たまに褒められるとすっかり舞い上がり、そのクライアントが大好きになってしまいます。
そして、もっとがんばろう、もっと上を目指そう、と強く思います。

「ありがたがられる」ことこそが一番の報酬だと思っている通訳者は多いのではないでしょうか。



(あ、そうそう。プロではないのに上手に通訳が出来た田中を褒めることも忘れずに!)
# by dantanno | 2014-06-08 22:43 | 通訳 | Comments(0)

出先から

我々男性は、「女性はすごいなあ〜、大変だなあ〜、頭が上がらないなあ~」と口で言うだけでなく、時には女性を家・育児から解放するため、仕事量・酒量・ゴルフ量をコントロールしてもっと家にいるようにするなど、具体的に行動すべきだと思う@出張中。

Yahooニュース: 職場、家庭と比べストレス無し

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# by dantanno | 2014-06-05 10:39 | 提言・発明 | Comments(0)

通訳における「事前情報」の是非

先日担当したIRロードショーの通訳のお仕事。
ある会社のマネジメントに同行し、海外で投資家周りをしました。



最初の国に着きました。
着いた翌朝、しょっぱなのミーティング。
10日以上に渡るロードショーの、初日の一番最初のミーティングです。

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ミーティングの直前、現地の担当者の方から

「この投資家は、質問に入る前の前置きが長いんですよ。
ですので、そこはうまくはしょるなり、前置きが長すぎるようであれば止めるなりしてください。」


と耳打ちされました。



大きな仕事の初日、しかも、朝一番のミーティングです。

僕なりに気持ちを高め、
(今回のロードショーを必ず成功させる。よし、行くぞ!!!)
的に盛り上がっていたところにこう言われ、ちょっとヘナヘナとしてしまいました。



また、ミーティング中、通訳をしている際もずっとこのことが気になります。

投資家の質問がちょっとでも長くなりそうな気配があると

(うわ、長くなりそう。どうしよう。。。
訳をはしょるか?
それとも投資家の前置きをさえぎり、Get to the pointさせるか?)


と考えていました。

その分、訳そのものに対する集中力が低下します。



フタを開けてみれば、投資家の前置きがそこまで長くなることはなく、僕もたまに少しはしょったりする程度で、後はフツーに訳しました。



---



現地の関係者の方は、ミーティングを成功させたいがために、僕にあのように言ってくれたわけです。
そういう意味で、目指しているものは僕と全く一緒で、On the same boatです。

また、通訳をする際に役立つアドバイスとして親切で言ってくれた、という側面もあるかもしれません。



でも、僕にとっては、それが大きなノイズになりました。

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「(通訳時の)集中力が低下した」と書きましたが、正確に言うと、脳のキャパの一部を「投資家の前置き」という問題に取られたため、「訳そのもの」に振り向けられるキャパが少し減った、という感じです。

通訳者が現場に行く途中に交通事故に遭遇していたり、その時期に家族と大ケンカ中だったり、「ああ、確定申告今日中にやらなきゃ・・・」と思っていたりすると、通訳に100%集中できないのと同じ理屈です。



もちろん、大元となる脳のキャパを増やしたり、そういったノイズをうまくコントロール・遮断し、どんなにノイズがうるさくても「通訳そのもの」に集中する、というのも大事だし、それは通訳者の能力の一面だと思います。

でも、出来ればノイズは少ない方がいい。



集中力の問題に加え、気勢を削がれたというのも大きい。

うおりゃーーー!!!!と思っていたところに、
「投資家の前置きが・・・」と耳打ちされたことにより、なんだかヘニャっちゃった感じ。



---



今回の経験を受けて、自分が通訳者に案件を紹介する際のやり方を振り返りました。

そのミーティングに参加する投資家を、以前、自分でも担当したことがあったりすると、

「Johnはこういう人です。
こういう質問をします。
こういうクセがあるので、そのときはこう対処するといいと思います。
お寿司が大好きなので、ランチは寿司屋に行きたがります(笑)。」


的な「アドバイス」をついついしたくなります。

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そうした「アドバイス」をしたくなる根拠は何か。

そうした情報を知っておくことが通訳者にとって有用だろう、という思い(思い込み?)があります。

情報は、あるにこしたことは無い。
その情報を知ったところで、準備の仕方、あるいは本番での通訳の仕方に変化は無いかもしれないが、知っておくにこしたことは無いだろう、という考え方です。

でも、今回の経験を受けて、それが必ずしも通訳者のため、ひいてはミーティングの成功に役立たないこともある、と知りました。

こうした「アドバイス」が、一通訳者が感じた主観的な内容である、という問題点に加え、それが通訳者にとってノイズになることもあるんだなあ、と。

(寿司が好き、という程度であれば無害だと思いますが(笑)。)



ミーティング参加者がどういう人たちなのか。
通訳者である自分はどう立ち回るべきか。
訳し方をどう調整すべきか。

こういった機微については、一つの正解があるわけではありません。
通訳者一人一人が、その主観に基づき、ミーティング中の僅かな手がかりから判断していくしかないのかもしれません。

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---



実際、IRISの通訳者にも、ミーティング参加者についての事前情報を喜ばれなかったことがあります。



証券会社から「今回の投資家はちょっと気難しい方です・・・」と言われたので、それをそのまま通訳者に伝えたところ、

「そういう情報は伝えないでほしかった。ダンさんの所でフィルターをかけてほしい」

的な反応がありました。

当時は(そういうものなのか・・・)と、あまりよく分かりませんでしたが、今はその気持ちがよく分かります。



これからは、ミーティング参加者についての事前情報は、その情報の内容・主観度、ミーティングの性質、通訳者の性格など、よくよく多面的に考えた上で、通訳者に伝えたり伝えなかったりしようと思いました。



「求められたら言う」のもいいし、
「あくまでも自分はどう感じ、どう対処したか、という参考情報に過ぎない」と十分に前置きをした上で伝える、というのもいい。

あるいは、そもそも伝えないのもいい。
自分が信じた通訳者なんだから、その人自身の感性にすべてをゆだねてみるのもいいな、と思いました。
# by dantanno | 2014-06-04 17:16 | 通訳 | Comments(0)

ごぼうに釣られる

カレーのココイチでの出来事。

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僕の定番メニューである
「クリームコロッケカレー3辛、ライス普通」
と、奥さんの定番である
「チキン煮込みカレー4辛+ほうれん草のトッピング、ライス普通」
を頼みました。



(ついでにサラダも頼もう)
と思い、ごぼうサラダをチョイス。
ごぼうはカラダに良さそうだし。



店員さん 「ごぼうサラダですね、かしこまりました~~。
サラダの方、ドレッシングを3種類からお選びいただけます。

オリジナル
ノンオイル
ごぼう

の3種類になりますが、いかがいたしましょうか。




D (ご、ごぼう?)

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ごぼうは結構好きで、だからこそごぼうサラダなど頼んでいるわけで、ごぼう味のドレッシング、そんなものがあるのであれば、思い切ってそれにしてみようかな。



D 「ご、、、」



いや、ちょっと待てよ。

ごぼうサラダにごぼうドレッシング。
さすがにToo muchか。ゴボゴボしすぎか。



D 「ご・・・ リジナル」



店員さん 「は?
ああ、はい、オリジナルですね」




注文を取り終えた店員さんが厨房に戻ります。



(ふう。。。)と思い、メニューに目を落とすと、



<サラダのドレッシング>

オリジナル
ノンオイル
ごま

# by dantanno | 2014-06-02 03:29 | プライベート | Comments(0)

思い込み

今、羽田→成田の移動中。

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乗り継ぎでしょうか? いいえ。
空港が大好きな人でしょうか? いいえ。



間違えたんです。

出張に行っていたんですが、行きが成田発・帰りが羽田着なのに、行きも帰りも成田と思い込んでしまったんです。

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「どの空港から出発するか」を間違えると大変なことになりますが(恐い・・)、
「どの空港に帰ってくるか」は、それほどシビアな問題ではありません。

ましてや、「帰りは成田だと思っていたのが、実は羽田だった」となれば、本来(ラッキー♪)となってもいい話なんですが、悪いことに、今回成田にクルマで行ってしまっていました。。。

今、クルマを回収しにスゴスゴと羽田→成田、というわけです。



---



なんで間違えちゃったんだろ。。
行きがBA6便、帰りがBA7便で、なんとなく対になってる感があり、使用する空港が違う、という可能性を考えなかったんですね、きっと。



思い込みが激しいんです。

思い込みの平均値が分からない中、断言は出来ないはずなんですが、
「オレは、きっと思い込みが激しいはず」
と強く思い込んでいます。



言った/言わない、で必ず負けます。

相手が「私はAと言った」と主張し、僕が「いや、あなたは「B」と言った」と主張しているケースを考えましょう。

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相手のね、「B」というメールがね、もう、頭の中に見えるんです。
それに基づいて
D 「あなたは「B」と言った」
と主張するわけですが、それが実は「A」だったと判明したときの驚きバツの悪さといったら・・・。

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それと比べ、奥さんは素晴らしいメモリーの持ち主です。
ということで最近では、記憶を奥さんにアウトソースし始めました。



D 「オレ、なんて言ったっけ?」



自分のあやふやな記憶に頼るよりも、プロに任せた方がよっぽど安心です。



---



この前観ていたTV番組で、「作られる記憶」というのをやっていました。
事件の目撃者が「確かに白いクルマだった」と言っているのに、実はブルーだったりすることがあるそうです。

こういう記事もありました。
Why does the human brain create false memories?

(オレもそういうとこあるなあ・・)と、納得してる場合じゃないのについつい納得してしまいます。



---



僕が思い込みやすいタイプなのは生まれつきですが、通訳者をしていることで、それに拍車がかかっている、ということはないだろうか。
つまり、職業病的な側面もあるのか。

多分無いと思いますが、一瞬そんなことが頭をよぎりました。



なぜそんなことを思うのか。
それは、通訳のプロセスと関係しています。



通訳のプロセス(省略版)

1. 話し手が発言する
2. 通訳者がそれを聞き、理解・解釈(Interpret)する
3. 通訳者が訳す
4. 聞き手がそれを聞き、話し手と想いを共有する



上記プロセスの「2.」のところです。

話し手の使った言葉を手がかりに、話し手がどういう想いで発言しているのか(すなわち、発言の意味)を考えるわけですが、ここで多少の思い込みが必要になると思うんです。



話し手の発言には、無限の、、、はちょっと大袈裟かもしれないけど、実にたくさんの意味が存在し得ます。

「ふざけないでくださいよ」は、マジで言っているのかもしれないし、冗談かもしれないし、その中間かもしれない。



個別の単語の意味も様々です。

例えば、話し手が「よろこび」と言った場合。

この場合、果たして「喜び」でしょうか。
あるいは「悦び」でしょうか。
意外と「歓び」?
おめでたい感じの「慶び」?

一番メジャーな「喜び」という意味である、と解釈したとしましょう。
その先でも、意味はさらに枝分かれします:

joy
delight
glee
gladness
happiness
pleasure
rapture
exultation
ecstasy
gratification
etc.

全部「喜び」だけど、全部意味が違います。



(今の発言には、実にいろいろな意味が存在しうるなあ・・・)
と気付くことが重要です。

でも、そうやって感心するばかりでは訳が進みません。



なるべく多くの解釈・可能性が入るよう、網を出来るだけ拡げたら、

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今度は網を引き上げて、

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網の中でピチピチうごめいている数々の訳候補の中から、今回の発言内容を表すのにベストな訳を瞬時に選択しないといけません。

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(今の発言を通して、きっとこういうことを言いたいんだろう)
と。



網を拡げる方の作業は「思い込み」と逆行しますが、訳候補の中から選択肢を狭めていく作業は、多少「思い込み」のプロセスとかぶる気がします。
まあ、「思い込み」という表現はちょっと違いますね。
解釈・推察・選択・絞り込み。。。



通訳者による解釈をなるべく排除するため、話し手に
「今の発言はどういう意味ですか?」
と確認を入れることも出来るし、実際、現場でよく行われています。

しかし、そうした通訳者の問いかけに対し、話し手から返ってくるのは結局また言葉なわけで、その言葉の意味を通訳者なりに解釈する必要から逃れることはできません。

毎日毎日、現場に行って発言を訳す度に、こうした手順を繰り返しているわけです。
その結果、思い込みやすさに磨きがかかっている、ということは無いだろうか。
どうなんでしょうね。



---



「思い込み」にはネガティブなイメージが伴う。
「思い込みが激しい」場合は尚更。

確かに、今回の僕の羽田・成田事件のように、
「事実と異なることを「事実」と思い込んでしまう」
のはよくない。

また、「絶対にこうだ」と決めつけ、他の可能性を排除してしまう、そういう「思い込み」もよくないでしょう。



でも、、、
「きっとこうである」と考え、それに基づいて行動を起こすのはいいことだと思います。



通訳において一定の「思い込み」が必要となるように、
人生においても「思い込み」が大事なときがあります。
「思い込み」、あるいは「思い切り」でしょうか。



「いろんな可能性がありうるから、結局よく分からないよね。もうちょっと様子を見てみようか・・・」と言っているうちに、あっという間に人生は終わります。

それならば、分からないなりに仮説を立て、それを検証するために具体的な行動を起こし、勝負をする方がよっぽどいい。

やってみた結果、結局ただの「思い込み」であることが判明したら、またやり直せばいいんです、きっと。
# by dantanno | 2014-05-20 12:03 | Comments(0)

Seat-belts

I seriously think aircraft makers should attach sensors to seat-belts, which will inform cabin crew if any are unfastened, in order to
1. improve passengers' safety, and
2. relieve cabin crew of the need to tell passengers to fasten their seat-belts 20 times on every flight.

If fastening seat-belts is so important (which it is), it shouldn't be left to each passenger's discretion.

Car makers can do it; Fujikyu Highland can do it; so can aircraft makers!
# by dantanno | 2014-05-20 03:27 | 提言・発明 | Comments(0)

蓄電

これ、いいですね。
自動で電気代を節約する蓄電池 シャープが7月に発売
ウチも買おうかしら。



これは、夜間に蓄電した電気を昼間に使いましょう、という製品だと思います。
なぜそういった製品が売り出されるかというと、夜間の電気代 < 昼間の電気代だから。
なぜそうなっているかというと、夜間の電力需要 < 昼間の電力需要だから。

なぜそうなるかというと、多くの人は昼間に活動し、夜は休むから。

こうした人の営みは今後も変わらないだろうから、特に何もしなければ、今後もずっと
夜間の電力需要 < 昼間の電力需要だし、その結果
夜間の電気代 < 昼間の電気代のまま。

それに伴うデメリットは
1. 電力会社は、昼間の電力需要のピーク時に合わせて発電・送電設備を維持しないといけない、
2. (安い電気代を享受しようと)夜間に稼働する工場などが生まれる。そうすると、昼間寝て、夜働く、といういびつな勤務形態の人たちが生まれる
3. 各家庭に蓄電設備を起きましょう、ということになる(蓄電設備があるのと無いのとでは、出来れば無い方がいいに決まっている)



---



多くの家庭がこうした蓄電設備を備えるようになるとどうなるか。

夜間の電力需要が増えます。
また、(夜間に蓄電した電力を昼間に使うので)昼間の電力需要、、、正確に言うと新規発電を要する電力需要が減ります。
そして、一日を通した電力需要の波・ボラティリティーが小さくなり、平準化されます。

そうすれば、上記1.の問題が改善されます。
これは世の中にとってとても大きなプラスだし、電力会社も反原発派の人たちも共に喜ぶでしょう。

また、これに伴って電気代の昼夜間の差が小さくなれば、2.の問題も改善されるかもしれません。

仮に電気代の昼夜間の差がゼロになると、夜間に一生懸命蓄電する意味が無くなり、みな蓄電しなくなってしまうので、元の(今の)状況に後戻りしてしまう、というのもおもしろい。



---


電力の効率を考えたら、
発電 → 使用
の方が
発電 → 蓄電 → 使用
よりもいいはずです。

釣った魚を一晩冷蔵庫に入れておいた上で食べるよりも、漁港で、、、いや、釣り船の上で食べる方がおいしい。

でも、技術革新のおかげで、蓄電に伴うロスがどんどん減ってきたから、こうした製品が生まれることになったのでしょう。
いいことです。

そして、一日を通した電力需要の波・ボラティリティーの縮小・平準化につながる。



---



もっとも、各家庭がそれぞれ個別に蓄電するのがいいのか、あるいは電力会社の方で巨大な蓄電施設(?)を作り、それを使って一括して蓄電し、日中販売することにより、ボラティリティーを縮小させるのがいいのか、どっちなんだろう。

直感的には後者の方が効率的に思えますが、そういった事例を聞いたことがありません。
案外、分散した方が効率がいいのかもしれませんね。
よく分かりません。



将来、電気が音楽や本同様、メールに添付可能になり、通販で買えたり、家族・友人にプレゼント出来るようになる日を楽しみにしている者としては、こういった話題はとても気になります。。。
# by dantanno | 2014-05-09 18:05 | 提言・発明 | Comments(0)

厳戒

オバマ大統領の来日に伴い、すごい厳戒態勢です。

でも、その割には
「いつ、どこの寿司屋に行きまーす」
って事前に開示しちゃうあたりの肩すかし感がすごい。

まあ、厳戒態勢で警備すれば大丈夫でしょう。
# by dantanno | 2014-04-23 19:03 | Comments(0)

虹の女神 "IRIS"

アメリカの大統領にも、三丁目のラーメン屋のオヤジにも、どちらにも平等に24時間が与えられています。

それと同様に、社員が何十万人もいるグローバル企業でも、たった一人でやっている会社でも、「会社名」は一つしかなく、それに込められた想いもまた平等だと思います。



「社名をどうするか」は、会社を興す者が最初に直面する決断の一つではないでしょうか。

余談ですが、起業する際、「いろいろと決める必要がある」ことにまずびっくりしました。

・ 社名をどうするか
・ オフィスをどうするか
・ ロゴをどうするか
・ Webpageをどうするか
・ 宣伝をどうするか
etc., etc.



「こうしたらどうでしょう」
とか、
「Option Aと、Option Bがあります」
とかじゃなくて、

自分が決めないといけない

というのが、なんだか初めての感覚で新鮮でした。
サラリーマン時代、たいした仕事をしていない証拠でもありますが(汗)。



---



名は体を表す (辞書で調べたら、Names and natures often agreeだって)のことば通り、社名をどうするかは結構重要だと思います。

当社の場合、とても大事だったポイントは

・ ハイ・クオリティの、
・ IR通訳で、
・ 日本のIR、日本の通訳界をより良くする


ということで、出来れば会社名でそれを表したかったです。



で、

1. まず、英語でIR Interpreting Services of Japanとし、
2. その頭文字を取って"IRIS"とし、
3. それをカタカナにして「アイリス株式会社」としました。

「日本の」とか「ハイ・クオリティの」がどこかに行っちゃってますが、いいんです、それはで表すので(笑)。



---



"IRIS" → 「アイリス」という社名を決めてからしばらく経ったある日のこと。



通訳をしに出向いたら、企業のIR担当者が実は英語堪能で、僕が通訳しなくてもいいことが判明したミーティング (=ヒマ) の途中、電子辞書で"iris"を調べて遊んでいたら、おもしろい発見をしました。



iris (イリス)は、ギリシャ神話に登場する「虹の女神」の名前だそうです。

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この女神は、神々のことばを人々に伝える使者の役割を担っていて、天空から下界に下りる際、虹を通ったことから「虹の女神」と呼ばれたみたいです。



ステキですよね!ちょっと通訳者みたいですよね!

このことと、開業時にちょうど7人(虹の色の数と同じ)の通訳者が登録してくれたことに、勝手に縁を感じています。



・ ハイ・クオリティの、
・ IR通訳で、
・ 日本のIR、日本の通訳界をより良くする


を目指して、引き続きがんばります。

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# by dantanno | 2014-04-22 17:57 | IRIS | Comments(0)

IR通訳ワークショップでチョコを食べました

仮登録の方々、および社外の方々をお招きし、6人でIR通訳ワークショップをやりました。



オフィスに向かう途中、日比谷を通ったんですが、そこでおいしそうなチョコレート屋さんを見かけました。
通訳者にはレディーが多いし、僕もチョコ大好きなので、ちょっと店を覗いてみると、、、



め、目が飛び出るほど高い!!!




トリュフが10個?15個?ぐらい入った小さな箱が4千円。
オランジット?オランジェット?とかいう、オレンジの皮(?)みたいなのにチョコがコーティング(?)されてるヤツが10本ぐらいで、いくらだったかな、、、3千円ぐらい?
これ、リラ建てですか?って聞きたくなるほど、とにかくビックリするほど高い。



でも、もう店に入っちゃったし、店員さんとも目が合ったりしちゃったから、買わないといけない雰囲気に。

結局、チョコの棒みたいなヤツが一番よさそうだったので、それを買ってみました。

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ワークショップの休憩・雑談タイムの時に冷蔵庫から取り出してみんなで食べてみると・・・

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なにこれマジで超おいしいんですけど




いやあ、さすがに高いだけあって、「こんなうまいチョコがこの世に存在したのか」というぐらいおいしかった。

あっという間に完食。

なんか、箱までおいしそうです。

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あまりにもうますぎて、チョコそのものの写真を撮るのを忘れてしまいました。

また今度もここで買おう。
次はトリュフにチャレンジするかな。。。
# by dantanno | 2014-04-17 18:26 | Comments(0)

サンフランシスコの「ホームレス」: 前編

サンフランシスコには、「ホームレス」がたくさんいます。

ホームレスではなく、あえて「ホームレス」と書いた理由は、その顔ぶれが実に多彩だから。
ホームレスと一口に括ってしまうのに抵抗があります。

「」がうるさいので、以下では外します。



僕がこの街で目にした様々なホームレスは・・・



1. 物乞い派

道ばたに座り、あるいは立ちながら、入れ物にお金を入れることを求めます。
犬や猫などの動物を連れている人も多い。

お金を入れずに通り過ぎると、後ろから"You're a piece of XXXX"と罵声を浴びせるハードなタイプもいれば、「旅行を続けるお金が無くなっちゃったから、カンパお願い♪」と書いた段ボール紙を手に持った若者まで、実に様々。
後者は、どちらかというと物乞いよりもヒッチハイク的なノリでしょうか。あっけらかんとした明るさを感じました。
ここでもまた、物事を一括りにしてしまう危険を感じました。



賢いと思ったのは、スーパーのすぐ外に立っていたおじさん。

"Any change?"
(うっ、、、確かに小銭はある・・・)

さっきレジで受け取った小銭が、まだ手の中に入っています。
いや、なんだったら小銭ではなく、たった今購入したチョコレートをあげたっていいわけです。

実に賢い戦略だと思いました。



2. ウロウロ派

なんだかブツブツ言いながら、街をウロウロ歩き回っています。
酔ってるのか?

お金を入れる入れ物は持っておらず、何かを乞う体制ではありません。



3. 集会派

上記2.ウロウロ派が数人集まり、ウロウロをやめて集会を始めた状態。
会話に耳をこらしますが、何を言っているのか、どうしても分かりません。
多分英語なんだと思いますが。

声は大きいんですが、ケンカしているわけでもなく、和気藹々としています。



4. 自動車派

実際目にすることはありませんでしたが、近年のサンフランシスコ地域の不動産価格+家賃高騰の煽りを受け、クルマでの生活を余儀なくされている人たち。
ホームありといえばあり、レスと言えばレスです。



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なぜ、サンフランシスコにホームレスが多いのか。



1. あったかいから??

今回、シカゴからサンフランシスコに飛んだんですが、(あったかいな・・・)と感じました。
シカゴは寒かった。。

あったかいと、その分ホームレスの人たちにとっては過ごしやすいでしょう。



ちょっと関係無いかもしれませんが、以前訪れたベトナムで、現地を案内してくれた人が
「こっちはあったかいし、果物とかもその辺の木に自然になっちゃうから、あまり働かなくてもいいんですよね(苦笑)」
と言っていたのを思い出しました。

ちなみに、寒いシカゴではホームレスは見かけませんでした。くまなく歩いたわけではないので、正確なところは分かりませんが。



と言いつつ、サンフランシスコも午後以降キリが出てくると結構寒く、ホームレスの人たちの身が案じられました。

キリが立ちこめてくる様子。伝わるでしょうか。
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2. 豊かだから?

ホームレスが大井町、じゃなくて多い町は、果たして豊かなのか、貧しいのか、どっちなんだろう。

ホームレスが多い = 貧しい、とも言えるけど、
それだけ多くのホームレスを受け入れ、食わせていくことが出来ている = 豊か、とも言える。



また、豊かだからこそホームレスが生まれる、という面も。

サンフランシスコ地域の平均世帯年収は9万ドル。
全米平均の倍近くだそうです。

その分、不動産価格(分譲も賃貸も)は高い。

その分、ホーム「レス」が増える。

でも、年収が高い人が多いし、みんなきっと結構優しいから、ホームレスにお金をあげる。

ホームレス業が成り立ってしまう。

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ホームレスを一人も見かけなかったシカゴ(くまなく歩いたわけではないので、正確なところは分かりませんが)と、ホームレスだらけのサンフランシスコ。
どっちが豊かで、どっちが貧しいのか、一概には言えないんだなあ、、、と思いました。

<続く>
# by dantanno | 2014-04-14 02:03 | 自戒ネタ | Comments(0)

エイヤ!の世界

直感で考えるのが好きです。

勉強しないのはもったいないけど、勉強して知識・情報が集まることにより判断がゆがめられたり、木を見て森を見ずになることもあるから気をつけないとなあ、と思います。



例によって直感的に
株(equities)と債券(fixed income)の違い
を考えるとどうなるか。

これは、
投資/出資(investment)と融資(loan)の違い
に置き換えてもいいと思います。




株、あるいは出資というのは、0を1にするイメージがあります。

一方、

債券、あるいは融資というのは、100を105にするイメージが。



---



0を1にするのは産みの苦しみで、100を105にするのとは性質が違う。
そういうこともあってか、経営者や証券会社等、株の世界の人たちはどこかエモーショナルで、理屈以外で動く一面があると思うし、そこが魅力的。



---



起業もそういうところがあります。

これまで、自分のおよび周囲の起業に携わって感じるのは、
全てのリスクを潰すことは出来ない
ということ。



例えばカフェをやりたい場合。

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「店が火事で燃えちゃうリスクについてはどうするの?」と言われれば、店の防火・耐火性を高めたり、火の取り扱いを厳重に管理したりすることでリスクをミニマイズ出来るし、火災保険に入ることにより金銭的なリスクをゼロにすることも出来るかもしれない。

でも、
「せっかく開業したのに、お客さんが一人も来なかったらどうするの?」と言われた場合は、「そうならないようにがんばります!」としか言えない。



株や出資も起業も、最後は「エイヤ!」の世界。
直感に頼って勝負するしかない時がある気がします。

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# by dantanno | 2014-04-10 22:23 | Comments(0)

Chance

奥さんが育った街の、公園に遊びに来ました。

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看板を見つけました。

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「公園でやってはいけないこと」ではなく、「公園で行われているさまざまなアクティビティー」が書いてありました。

これが、奥さんが育った街。

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さちがまだ子供のうちに、この街で一定期間を過ごさせ、この視点を身につけるチャンスを与える。

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この視点を気に入るかどうかはさち次第。

気に入れば、きっと手に入るでしょう。

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# by dantanno | 2014-04-06 04:07 | Comments(0)

数字系の概念

必要に迫られて、財務系の用語のおさらいをしています。

NAV
EV/Ebitda
EBIT
Implied value
Time discount
DCF
etc. etc.

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こういう用語って、何度勉強してもなんだかよく分からない。
実際にExcelでモデルを作ってみればいいんでしょうね。

不動産の仕事をしていたのに、いまだにImplied cap rateが何をインプライしてるのかがいまいち分からないし、証券会社にいたのに、Tier 1 commonって言われて相変わらずちょっと考える。

単に「頭が悪い」と言えばそれまでですが、それとは別に、どうもこういう見えないものが苦手な気がします。
苦手な上に、なんとなく情熱を感じられないというか。だからこそ苦手なんでしょうか。

いろんな意味でピンと来ません。



一方、、、
特に投資家とかがそうですが、こうした見えないものがとても得意で、それに対して強い情熱を持ち、楽しそうに取り扱う人もいます。



---



自分は「目に見えないコンセプト」が苦手なのだとしたら、
人の想いを訳す通訳という作業は果たして上手に出来るんでしょうか。
謎です。

財務・金融系のコンセプトが苦手なのだとしたら、
それを扱うIRの仕事が出来るんでしょうか。
これも謎です。



---



一つの仮説として、
数字系が得意 VS 言語系が得意
という考え方もあると思います。

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僕は言語系の人間で、だから数字系が苦手なんでしょうか。

実際、その逆に「数字周りがすごく得意な投資家は言語系が苦手」だったりすることがあります。
他言語はもちろん、マイ言語においても自分が言いたいことを分かりやすく表現するのが苦手だったり。

ステレオタイプしてはいけないし、どの国の投資家にもいろんな人がいますが、例えばインドの投資家。

数字周りが超絶得意な上に頭の回転が異常なまでに速く、その一方でコミュニケーション能力がそれほど高くない上に舌足らず、かつなまりがすごいという、通訳者&聞き手、つまり本人以外全員が泣きたくなるケースもあります。



でも、この「数字 VS 言語」という仮説は、あてはまらないこともすごく多い。

自分もそうです。
通訳をしているぐらいだから、言語系はある程度得意なんだとして、その一方で数字系が苦手かというと、必ずしもそうではない。決して得意ではないけど。

確かにNAV discountと言われるとちょっとピンと来ませんが、「全体を100として、そのうちの15」といった考え方はピンと来るし、すごく好きです。
その方が分かりやすいから当たり前か?

思うに、きっと「数字」そのものは苦手ではないんだと思うんです。
また、「見えない」からといって必ずしも苦手なわけでもないと思うんです。

そうじゃなくて、ROICとかNPVといった「数字系の概念」が苦手な気がします。
これについては、引き続き要分析ですね。



---



こうしてブログを書いていると、言葉の世界に戻ってきた心地よさを感じます。
やはり自分はこっちの方が好き。



さて、そろそろ「数字系の概念」の世界に戻ることにします。。。
# by dantanno | 2014-03-31 07:17 | プレミアム通訳者への道 | Comments(0)

通訳用のクリップファイルを新調

買いました!
あこがれのzeitvektor。

こんなステキな箱に入っています。

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このもったいぶり。
否が応でも胸が高鳴ります。

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ジャーン。

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渋い。。

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昔、丸善で一目惚れして以来ずっとほしかったんですが、
今度、大きな仕事が入ったので、思い切って買いました。



---



ちなみに、今回はネットで買いました。
ほしかった黒が丸善で品切れだったため。

今回のように、「リアルの店舗でモノを見た上で、ネットで買う」のはあまり好きではありません。
リアルの店舗に申し訳ないし。
この商品の存在を知ったのはリアルの店舗のおかげだし。
みんながそういうことをし出したら、リアルの店舗が無くなっちゃわないか心配だし。

リアルの店舗を応援するためにも、なるべくリアルで見たモノはリアルで買うようにしています。



---



通訳者になってすぐぐらいの時期に買った、プラスチックのクリップファイル。

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今までいろんな現場で一緒にがんばってくれました。
# by dantanno | 2014-03-24 04:07 | プレミアム通訳者への道 | Comments(0)

価格戦略

日本の某小売り系企業と、海外投資家との会話。



投資家 「消費税増税の影響は?」
小売り 「3月末までの駆け込み需要と、4月以降の反動減を見込んでいます。」
投資家 「対策は?」
小売り 「3月末までのセールを行い、駆け込み需要を取り込みます。」
投資家 「セールを行うのであれば、4月以降にした方がいいのでは?」

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傍で聞きながら、(ああ、これってランチと似てるな・・・)と思いました。



昔から、ランチが不思議で仕方ありません。

一日の中で最も多くの需要が見込め、お客さんが行列を作るランチ。
あえて、その時間に限って「ランチセット」とか、「ランチタイムは大盛り無料」といった割引をするのはなぜなのか。

エアラインやホテルが、GWだけ割引にするようなものです。



飲食店がなぜランチ割引をするのかを突き詰めて考えると、
「よそがみんなやってるから、ウチもやらざるをえない」
ということになるんでしょうが、果たして本当にそうか。
他の戦略はありあえないのか。

さらに突き詰めれば、いろいろ見えてきそうです。

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価格戦略は、ビジネスの本質を問われるおもしろい分野だと思います。
IRISでも、価格を考え始めると夜も眠れなくなります(笑)。
# by dantanno | 2014-03-22 05:40 | 経営 | Comments(0)