たんのだんのブログ

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今日、お客さんを喜ばせる

人様の実力を評価するなんて僭越ですが、通訳エージェントをやっていると、どうしても「通訳者の実力を評価する」必要が出てきます。
ときには、自分よりウデが上の通訳者についても。

では、その際、どういった指標に基づいて判断すればいいのかを考えてみました。


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評価指標1.  通訳が上手かどうか

実際に通訳を聞いてみて、実力を確認する。
これは結構信頼できる方法だと思っています。

一方、この指標の問題点は、

i) 通訳が上手だからといって、優秀な通訳者であるとは限らない
例えば(そんな通訳者はいないと思いますが)必ず案件に遅刻してしまうようであれば、いくら通訳が上手でも「優秀な通訳者」とは言いにくい。

ii) 評価者の主観が入ってしまう
僕を含め通訳者の多くには、自分の好きな通訳スタイルがあると思います。
それに近い訳し方をする通訳者を「優秀」と判断しがちなので、気をつける必要があります。



評価指標2.  過去の経歴

大きな傾向としては、長年やっている通訳者、たくさんの会議で通訳をしてきた通訳者の方が、そうでない通訳者よりも優秀である可能性が高い。
また、例えば「指名客が複数ついている」というのは、長年に渡りいい通訳を続けて来た結果だと思うし、その通訳者は優秀である可能性が高いと思います。

この指標の問題点は、例外もある点。
不思議ですが。

過去の経歴が立派だからといって、通訳が上手とは限らない。
一方、過去の経歴がまっさらなのに、驚くほど通訳が上手な人がいる。こういう人を見つけると、経営者として胸が高鳴ります。



評価指標3.  今日、お客さんを喜ばせられるかどうか

上記1.や2.の問題点を克服する、いい評価指標はないか。
そう悩み続けた結果、最近重視するようになったのがこれです。

今日担当する通訳案件で、お客さんを喜ばせられるかどうか。

ここで言う「お客さん」は、会議参加者およびクライアントを含む広い概念です。



馴染みの指名客でも、初めて会う相手でも構いません。
そのお客さんを、今日、自分の通訳を通して喜ばせることが出来るか。



案件終了後、お客さんから通訳者に対して直接、あるいはエージェントを経由して間接的に、

「あなたが通訳で入ってくれて本当によかった」
「あなたのおかげでミーティングがうまく行った」
「ぜひまたあなたに通訳をお願いしたい」

という声や想いが生まれ、届いているか。



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IRISでは、登録時は
1. 通訳が上手か
を重視しますが、登録後は
3. 今日、お客さんを喜ばせられるかどうか
を見ています。

そのために昨年、Client Happinessという指標を取り入れました。
お客さんから強いお礼、お褒め、あるいは次の案件での指名が入った数を大事に集計しています。

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今日、自分の通訳を通して、お客さんを喜ばせる。
これこそが通訳の本源的な価値だし、通訳者にとっての本源的な喜びではないかと思っています。
by dantanno | 2014-01-31 09:23 | プレミアム通訳者への道 | Comments(0)

「アマゾン、消費者の注文前に発送する特許を取得」を翻訳チェックしてみる

すごいですね。。。
アマゾン、消費者の注文前に発送する特許を取得

先日の無人機による配送の話もビックリしましたが。

「なるべく早く届ける」を突き詰めて考えると「注文前に発送する」につながるのか。
通訳で言えば、スピーカーが発言する前に訳しちゃう、といったところでしょうか。



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記事の内容はすごいですが、訳文は微妙だと感じました。

日本は、こうした情報を
・ ワンテンポ遅れで、
・ 不十分な訳で、
・ 高コストで(翻訳する分)
しか入手できない、というデメリットがあります。
そうしたデメリットをミニマイズするためにも、我々訳者はがんばる必要があると思います。



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最近、通訳・翻訳に加え、翻訳チェックの仕事もよくやっています。
この記事の訳を直せと言われたら、以下3点を直すと思います。



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1. You

>アマゾン・ドット・コムは、あなたをあまりにもよく知っているので、次の品物をあなたが注文する前に発送したいと望んでいる――。

youって、訳すとどうしても「あなた」になっちゃうんですね。
別に訳さなくていいし、訳すにしても、他の表現に言い換えてもいいときもいっぱいあると思いますが。



(Smoking) can harm your health
は、
「あなたの健康を害する恐れがあります」
でもいいけど、
「健康を害する恐れがあります」
でもいい。

つまり、youなんて訳さなくていい。



上記
>アマゾン・ドット・コムは、あなたをあまりにもよく知っているので、次の品物をあなたが注文する前に発送したいと望んでいる――。
におけるyouの場合は、まるっきり訳さないのではなく、「あなた」 → 「顧客」 に置き換えて訳すといいと思う。



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2. 直訳を避ける

>顧客が「購入」をクリックする前でさえ品物を配送し始める手法だ。

even before ~を無理矢理訳そうとすると、「~の前でさえ」になるのか、と納得。
これ、訳さなくていいかも。
顧客が「購入」をクリックする前に品物を配送し始める手法だ。



間違った訳よりも多く見受けられるのが、無駄な訳

原文の無駄を訳すのは無駄な訳につながるし、
even beforeのように、原文では立派にmake senseしているのに、無理矢理日本語に加工しちゃうとワケが分からなくなってしまうものも、無駄(有害?)な訳につながります。



3. キーワード

この記事のキーワードは何か。
つまり、記事の内容を一言で伝えるとしたら、どのフレーズがそれか。

僕は、訳文中に複数回登場する
「予期的な配送」
だと思います。

こういうキーワードの訳は、当然訳のプロセスの中で最も大事で、最も気を遣う必要があります。
この場合であれば、例えば
「見込み配送」
の方がしっくり来ます、僕にとっては。



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僕がこの訳に対し賛否両論あるように、僕の上記コメントに対しても賛否両論あるでしょう。

翻訳チェックの作業で最も大事になるのは、こうした賛否両論、特に「否」の部分について、
1. 本質的な批判・修正と、
2. 単に翻訳チェックをする者の個人的な趣味に基づく批判・修正
とを見分けることだと思います。

2.については、いくらでも論うことが出来ますが、いずれも非本質的。
1.に絞った本質的な翻訳チェックを行うようにしたいものです。
by dantanno | 2014-01-21 13:03 | プライベート | Comments(0)

事業を見直す好機

開業から2年がたちました。
事業を見直すいい機会だと思います。



今週いっぱいかけて、以下の作業を行います。

1. 開業前に思っていたこと、言っていたこと、立てていた仮説を確認

2. その内、どれが正しかったのか、どれが間違っていたのかを考える。
   当時、「やってみなきゃ分からないだろ」と思った点もありました。
   それについて、実際にやってみた結果、どう思うのか。

3. 上記を踏まえ、今後どうしていくのかを決める




今日が作業の初日。
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再来週、IRIS通訳者とのマネジメント・ミーティングをセットしたので、それまでに考えをまとめないといけません。
こうして締め切りを設けないとダメみたいです、僕は。



上記1.の
「開業前に思っていたこと、言っていたこと、立てていた仮説を確認」
に関連し、押し入れの奥からゴソゴソ引っ張り出してきたのがこれ。

開業前に考えた内容。

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うんざりします(爆)。

でもとても楽しいです。
がんばります。



今日のさち

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by dantanno | 2014-01-19 14:06 | 経営 | Comments(0)

年末年始

こうして過ごしました。
by dantanno | 2014-01-11 04:55 | プライベート | Comments(0)

和と洋

さちは日本人ですが、外国の血も混じっています。

やたら日本人っぽいときもあれば

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欧米か!的なときも。

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家庭内での言語教育については、僕が日本語、奥さんが英語を担当することになりました。

奥さんは、僕の知る限り「この世で最も英語を自然に操れる日本人」なので、僕なんかが担当するよりもはるかにいい。



家族で出かける際、外人顔した僕が一生懸命日本語でさちに話しかけ、見た目は日本人である奥さんが英語で話しかける様子を見て、すれ違う人はみな混乱することでしょう、フフフフフ。。。



自ら通訳をしたり、通訳会社を経営したり、ブログを書いたりと、ことば中心のキャリアを歩んでいる者として、人間がどのようにことば(しかも2言語!)を身に付けていくのか、それを間近で眺めるのがとても楽しみです。

さちがんばれ!
大変に感じるときもあるだろうけど、、、 いや、正確に言うと、間違いなく結構大変なのはオレがよく分かってるけど(笑)、It'll be worth it!!
by dantanno | 2014-01-06 16:23 | 子育て | Comments(0)

ブログとのつきあい方(2014年版)

どうせブログを書くなら、もっと真剣に書きたいと思うようになりました。

しょうもないことを書くのをやめよう、と。
なるべく、意味がある記事、おもしろい記事だけを書こう、と。



大きな傾向としては、より多くの人が「いいね!」と思うような内容にしたい、ということでしょうか。

でも、「いいね!」に縛られなくてもいい。
奥さん以外、誰も「いいね!」と思ってくれない記事でもいい。
「いいね!」どころか、読者がむしろ嫌悪感を抱くような記事でもいいのかもしれない。
その記事を書いた僕自身が、その記事を「信じる」ことが出来るのであれば。



“Dance like the photo's not being tagged, Love like you've never been unfriended, Tweet like nobody's following.”
― PostSecret

via http://www.goodreads.com/quotes/294646-dance-like-the-photo-s-not-being-tagged-love-like-you-ve



多くの人に「いいね!」と言ってほしいがために、自分が信じていない内容を記事にしたとして、仮に狙い通りたくさんの人が「いいね!」と言ってくれても、やや悲しい。
そして、それよりももっと悲しいのは、誰も「いいね!」と思わない、そんな記事を書いた自分自身が、その記事を信じてあげられていないこと。



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自分が「信じられる」記事だけを書くとなると、ブログを更新するペースが鈍るのかな、どうなのかな、と考えました。
不思議と、鈍る気はしません。
速いペースで書いていきたいと思っています。

ブログを更新するペースは、当然人それぞれでいいわけです。
ごくたまにしか更新しないからといって、何も問題ありません。
むしろ、あまり頻繁に更新していると、「ちゃんと仕事してるのか?」と疑われるでしょう。

どの程度の更新頻度がベストなのかは、書き手にとっての、そのブログの位置付け次第だと思います。
何かしらの本業があって、その合間の片手間にやるのであれば、更新頻度は低い方がいいかもしれません。
一方、ブロガーとして生きていきたいのであれば、頻繁な更新が求められるかもしれません。

僕にとってのブログの位置づけは、うまく定義しにくいんですが、結構重要な位置を占めるようになってきています。
ブログをそう位置付けている、そんな僕が「ブログをなかなか更新しない」ということは、

・ 書くに値するようなおもしろい人生を生きることが出来ていない
・ サボっている
  - 書くに値するようなことを考えていない
  - アウトプットがあふれるほどのインプットをしていない
  - 書くべきネタはあるのに、それを文章にまとめるエネルギーを欠いている
・ ブログ以外のことで忙しくしすぎている → 自分のスケジュール(すなわち、人生)をコントロール出来ていない


のいずれかにあてはまります。

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僕にとってのブログの位置づけが変わらない限り、頻繁な更新を目指していきたい。



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「ブログネタ」というフォルダが、部屋のデスクの上、そしてPCの中、両方に存在していて、それぞれにいろいろな内容が入っています。

書きかけのネタ。
熟成待ち、化学反応待ちのもの。
いつか取り組んでみたいテーマ。

それらを、一度全部「出して」みたい。
僕にとってのブログネタフォルダは、メールで言えばInbox。それを一旦カラにしてみたい。
書きたいことはもう全部書いちゃったから、今この瞬間は、書きたいことが無いという、それはそれで恐ろしいけどきっと気持ちいい、空っぽの状態にしてみたい。

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そして、そのとき以降は、そのときそのときで切り取った「今」だけを記事にしていきたい。



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「今」を切り取って記事にするのであれば、過去の記事はどう取り扱うべきか。
人間は常に成長し続けている(べきである)ことを考えると、過去の、今よりもさらに未熟な自分が書いた記事など取っておく必要は無いのかもしれない。
でも、自分が「信じて」いる内容の記事であれば、取っておいてもいいかもしれない。

過去の記事を全部捨てる必要は無いが、大掃除は必要だと思うようになりました。今度やります。これはこれで、結構精神力を使う作業になるでしょう。

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いいものは残す。つまり、自分で信じられる記事は残す。
そうでないものは捨てる。
あと、過去の記事で取り上げたテーマについて、今の自分が書き直したらどうなるのか、もおもしろいと思うので、いずれやってみるかもしれません。



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あれこれ書いてきましたが、今年はブログの位置づけを従来よりも高め、

旧: (これ、ちょっとおもしろいかな・・・)と思ったネタについて、仕事の合間に時間を見つけて書く
新: 家族、経営、通訳などと並ぶ「自分の人生の一部」として位置付け、自分が信じられる内容の記事をどんどん書いていく


で行ってみようと思います、考え方が変わるまでは。
by dantanno | 2014-01-05 02:47 | プライベート | Comments(0)

神様の通訳

「通訳の神様」と称される人たちがいます。

(そういう人たちは、どんな通訳をするんだろう・・・)と、それはそれで興味がありますが、僕が一番興味を持っているのは、「通訳の神様」よりも、「神様の通訳」の方です。

神様が通訳者になると、一体どうなるのか。
どういう通訳をするのか。
昔からずっと興味がありました。

特に、現場で仕事をしていて、うまく訳せずにくやしい想いをしたとき。
(神様だったら、今のをどう訳すんだろう・・・)
ってよく考えます。



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神様は、全知全能です。
Omniscient and omnipotentです。

なので、多分通訳学校に何年も通ったりしないでしょう。
家のPCで、Youtubeとか使って必死に通訳トレーニングなどしなくても、Day 1から世界一通訳が上手です。
メモ取りも、誰に教わったわけでもないのにいきなり完璧、、、 あ、そもそも発言を全部覚えられちゃうから、メモ取りの必要がないか。



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そんな神様も、まずはエージェントに登録しにやってきました。



最初に訪問したエージェントは、通訳者のこれまでの経歴を重視する会社でした。
神様は経歴ゼロだし、通訳学校にも行ってないし、登録はまだ難しいだろう、とのこと。



夕方、面談を終えた帰り道。

「オレ、神なんだけどな・・・」
と、さすがの神様も、どこかの立ち飲み屋で一杯引っかけてから帰るかもしれません。

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一方、通訳の実力を重視するエージェントであれば。
トライアル開始後数分で
「あ、あの、、、ずいぶんお上手ですね。ぜひご登録いただけないでしょうか」
となるでしょう。

そして、すぐに念願の初案件が回って来ました。
神様の通訳者デビューの瞬間です。



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神様は、本番で一体どういう通訳をするのか。

それを考えるため、通訳のプロセスを大きく3つに分け、それぞれのステップについて考えてみました。



1. 理解

話し手の発言をどう理解するか。
神様は「全知」ですから、話し手の言わんとしていることが100%正確に理解出来るでしょう。


2. 訳出

理解した内容を、どうやって聞き手に伝えるか。
神様は「全能」ですから、最適な表現が瞬時に思いつくでしょう。


3. フォロースルー

自分の訳が、聞き手の心にどう届いたかの分析。これまた重要なプロセスです。
神様は「全知」なので、自分の訳を聞き手がどう受け止めたか、これまた100%正確に理解出来るでしょう。



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いや、考えてみると、そもそも言葉を使って訳す必要が無いですね。
全能なので、話し手の想いを一旦言葉に変換したりなどせず、そのまま「想い」の状態で聞き手の心に届けてしまうことが出来るでしょう。通訳者として、発言する必要はありません。

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出来ることなら、その方がいい。

「石油を燃やして発電した電力を送電線で届けて電気ストーブをつける」
よりも、
「石油を燃やして暖を取る」
方が効率的です。



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神様は、訳すときに言葉など使わず、想いをそのまま届けてしまう。
でも、我々人間は神様ではないし、全知全能ではないので、言葉という道具に頼らざるを得ない。

結局、「神様の通訳」を考える試みはあまり役に立ちませんでした。
でも、ひとつ大事な視点を手に入れました。



我々通訳者(=人間)は、神様のように効率的ではないので、言葉を介して訳すわけですが、神様の例を考えると、本来言葉は「必要悪」的な存在でもある。
その視点を忘れず、なるべく言葉に引きずられない、言葉にとらわれない訳を目指したいと思いました。
朝から晩まで言葉を扱う仕事だから気付きにくいけど、言葉を一切使わずに訳せれば、本当はそれが一番いいのかもしれない、と。



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もっとも、神様であれば、そもそも世界に様々な異なる言語が存在する非効率の部分から解消できてしまうでしょう。だから、「通訳における言葉の使用」どころか、通訳そのものが不要になる。

いや、そもそも「言葉を使わないとコミュニケーションできない」という人間の非効率すら取り除き、全てが以心伝心で伝わる世の中にも出来るでしょう。だから、言葉自体が不要になる。

いや、そもそも以心伝心が出来ないとうまく行かないような、そんな非効率な世の中のまま放置しておかないでしょう。よって、あらゆるコミュニケーションが不要に。



でも、それぐらいの非効率を神様が残しておいてくれたからこそ、「理解し合う」というチャレンジングかつ有意義な課題に我々人間は取り組めるわけだし、コミュニケーションというものが存在し、通訳が業として成り立ち、我々通訳界の人間は報酬をいただけるわけで、その辺については結構感謝しています。
by dantanno | 2014-01-03 20:36 | プレミアム通訳者への道 | Comments(0)

僕が総理大臣になったら・・・

もし、何かの間違いで僕が日本の総理大臣になったら。
妄想するのは自由です。



僕だったら、

1. 日本の戦没者を追悼したい。

一方、
2. アジアの隣国たちとうまくやっていきたい。



上記2つは、本来矛盾しないと思うんですが、現状では両立が難しい。
どうすれば、この両者を共に実現出来るか。



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1.はぜひやりたいので、僕が総理になったら、靖国神社に参拝します。
(A級戦犯合祀の問題が片付いた、という前提で。)

その上でアジア、具体的には中国・韓国における靖国神社に相当する施設を訪問し、中国・韓国の戦没者を追悼します。



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悪いことは、なるべくしない。
悪いことをしてしまったら、潔く謝る。

これこそが日本らしさ、男らしさ、すなわち日本男児らしさだと思います。



ただ、いろいろな理由により、アジア諸国に対する謝罪をよしとしない人たちが日本にいます。
総理として、そういう人たちにも配慮しないといけません。
なので、アジア訪問・追悼前に記者会見を開き、

「これは謝罪ではなく、単なる追悼である」

ことを明確にします。

普段から親しくしていた隣の家のおじいちゃんが亡くなったら、別に謝罪はしないけど、線香のひとつぐらいあげにいくのが礼儀であり、常識です。



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アジアにおける「靖国神社に相当する施設」を訪問し、戦没者を追悼する意義は、大きく2つあると思います。



1つは、ちょっといやらしい話になりますが、外交政策上、そうすることが日本の優位につながると思うから。

推測ですが、中国・韓国のナショナリストたちは、日本は「とんでもない国」であると自国内で宣伝し、一般国民の日本に対する見方を下げようとしているのではないか。

そんな日本の総理が自国の戦没者を追悼しにやってくる。

そういった大人の対応を取られてしまうことにより、向こうのナショナリストたちは非常に苦しい立場に追いやられないか。
それは当然、日本のナショナリストたちの立場の向上につながります。

そして、日本の総理が自国民を追悼するために靖国神社に参拝することに対する批判も大幅に減じるでしょう。



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2つ目の意義は、こちらがより本質的な理由ですが、アジアにおいて反日感情を持っている人々、日本の被害を受けたと感じている人々の心をなぐさめること。

日本の総理がわざわざ追悼しにやってくることで、どれだけこの人たちは喜び、心のわだかまりがとけるか。
どれだけ日本ファンが増えるか。

オバマ大統領が広島・長崎を訪問し、原爆犠牲者を追悼することが、遺族の方々にどういった影響を与えるかを想像すると、効果は大きいのではないか。

総理とか大統領といった力のある人は、こういう形でその力を行使するといいと思います。



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日本は、アジアのリーダーたる国だと思います。

勢いでは若手に劣るかもしれないけど、その経験・知恵やかっこよさ、潔さでは、他を圧倒する国であってほしい。
まずは、そんな日本のトップが動くことで、今の膠着状態はやがて好転すると思います。
by dantanno | 2014-01-01 22:18 | 提言・発明 | Comments(0)