たんのだんのブログ

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トライアスロンで学んだこと: 1.胸元編

無謀にも、トライアスロンの大会に出場したことがあります。


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オチを最初に書いちゃうと、、、、


撃沈しました。
ビリから何番目、という無残な結果です。

ご親切にも、今でもちゃんと記録を残しておいてくれてるんですね。
消していただいてOKですが。



撃沈はしたものの、この日とても大切なことをいくつか学んだ気がするので、
それについて書いてみようと思います。



---



一口に「トライアスロン」といっても、いろいろあります。


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何kmも泳いで、
スゲー距離チャリンコこいで、
最後フルマラソン、みたいな
ちょっとアホな人たちが出場するようなレースもあれば、
それよりもずっと短いレースもあります。

僕が出場したのは、
スイム600m
バイク30km
ラン5km
という、シロウトにやさしい短かめのレースでした。



---



個人的に、最初の「スイム」が一番の難関です。
これさえクリア出来れば、あとはチャリこいで走るだけ。
タイムを気にせず、「完走できればいい」のであれば、まあなんとかなる。

でも、「600m泳ぐ」ってのが、僕にとっては異次元の世界でした。
フツー、泳ぐって言ったら25mでしょ?



しょうがないので、レースの少し前からプールに通い、
一応500~600mはまあなんとか泳げるようにして、本番に臨みました。



---



自分なりにカラダを整え、迎えた本番の朝。
思わぬハプニングが。



このレースは「ウェットスーツ着用」というルールだったんですが、

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ウェットスーツを持っていない僕は、弟(=トライアスリート)のものを借りていました。
それを、事前に一度も試着せずに本番の朝を迎え、ヨユーぶっこいて着ようとしたら、、、



キツイ



キツすぎて、
チャ、チャックが全然閉まらない。



ちゃんと閉めると首のあたりまで来るはずのチャックが、胸の途中ぐらいまでしか行かず。
しかも、そこまで閉めると、、、



息が出来ない・・・



(オレって、こんなに胸板厚かったっけ♪?)
って錯覚するぐらい、パンパンのキツキツです。



苦手なスイムをなんとか克服しようと目論む者にとって、
胸毛チョイ出し、呼吸不可ってのは、あまりにも重いハンデではないでしょうか。

<続く>
by dantanno | 2013-05-31 01:17 | プライベート | Comments(0)

なんとなく

なんとなくブログを更新せず。

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なんとなく忙しかったのと、
なんとなく頭の中でネタがまとまらなかったのと。

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ちょっと前までと違い、
「書くに値するネタが思いつかない時は、無理して書かない」
ようになりました。
最初からそうすればよかったかもね(爆)

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そのうち、何か思いつくでしょう。。。
by dantanno | 2013-05-27 15:19 | プライベート | Comments(0)

「シートベルトをしっかりとお締めください」について

飛行機に乗り込み、席についてまずやることといえば、、、
シートベルトを締める、でしょうか。

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その後、出発から離陸までの機内アナウンス:

1. 出発前 「シートベルトをしっかりとお締めください。」
2. 離陸直前 「当機は間もなく離陸いたします。シートベルトをしっかりとお締めください。」
3. 高いとこまで上がったら 「シートベルト着用のサインが消えましたが、お座席にお戻りの際はシートベルトをお締めください。」
4. 気流が乱れたら 「シートベルト着用のサインが点灯いたしました。シートベルトをしっかりとお締めください。」
5. その後、気流が落ち着いたら 「シートベルト着用のサインが消えましたが、お座席にお戻りの際はシートベルトをお締めください。」
6. 着陸1時間ぐらい前 「着陸時はシートベルトをしっかり締め、<中略>
7. 着陸態勢に入ったら 「当期は間もなく着陸します。シートベルトをしっかりとお締めください。」
8. 着陸したら 「羽田国際空港に着陸いたしました。飛行機が完全に停止し、シートベルト着用のサインが消えるまで、<中略>
9. 飛行機が間もなく停止するとき 「飛行機が停止しましても、シートベルト着用のサインが消えるまで、シートベルトをしっかりとお締めください。」




日本語で9回、英語で9回、計18回シートベルトを締めるように言われます。



---



僕の過去の記事を読んでくださっている方は、
僕が今時珍しい「無駄なアナウンス嫌い」であることをご存じでしょう。

当然、上記シートベルト着用のアナウンスについても一家言あるわけですが、


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今日は、僕のそんな気持ちはほっといて、単純にCAの人たちの立場に立って考えてみます。





大変じゃない?



なんかのアレで読んだんだけど、
CAの仕事って結構大変みたいです。
やることいっぱいあって。



ただでさえも忙しいのに、その上さらに18回もシートベルト、シートベルトって言わされるのってどうなのかな、って思ったので、解決策を考えてみました。

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1. 言わない

飛行機に乗ったら、シートベルトを締めるって、もはや常識のような気もする。

「飛行機は、空を飛ぶ乗り物です」と18回言う必要が無いのと同様に、
「シートベルトをお締めください」は、もう言わなくてもいいんじゃないか。
言うとしても、1回だけとか?聞き逃した人用に、2回とか?

「シートベルトを締めないと、困るのは当人だけ」というのであれば、解決策1.もいいかもしれませんね。
実際には、万一の際、シートベルトを締めてなかった不届き者が宙を飛んできて、他の乗客がケガしたりするかもしれませんが。



2. シートベルトを締めてないと警告が出るようにする

DisneylandのStar Toursとか、最近行ってないけど、ああいうみんなで乗るアトラクションって、
みんながベルトを締めてないと、スタッフの人が分かっちゃう仕組みになってたりするじゃないですか。
そうやって安全性を確保してるわけだけど、飛行機でもそれって出来ないかなあ。

あるいは、クルマみたいにキンコン鳴らすとか。
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18回も言うほど大事なら(実際、大事だと思いますが)、する/しないを乗客に任せてしまうのではなく、締めてない人がいればなんか光ったり、音が鳴ったりするようにすればいい。

当然コストがかかりますが、フライト毎に18回もCAにアナウンスさせる手間を定量化したら、多分そっちの方が大きいと思う。
by dantanno | 2013-05-18 18:24 | 提言・発明 | Comments(0)

オレたち、花の「不況期起業組」

起業したタイミングが、たまたま不況期でした。

経済全体についてもそうだし、
日経平均株価的にも、一番ドン底の時期でした。



別に、不況期に起業しようが、好況期に起業しようが、どっちでもいいと思うし、
そもそもタイミングを見計らって起業してるわけじゃないんで、別に関係無いんだけど、
自分は、不況期に起業出来てとてもよかったと思ってます。



仕事なんて無い。何もしなければ、一円も儲からない。
通訳料金の値上げ?そんなの、夢のまた夢。実際は、「値下げをいかに食い止めるか」で精一杯。
いかに無駄遣いをせず、コストをゼロに近づけられるか。オフィスも自前のものを持たず、シェアードオフィスで始めました。

これが、当たり前の感覚として染みついています。



不況期に起業してよかった、と思うもう一つの理由は、その後世の中がより良くなると、ちょっとだけ
「ウチの会社も貢献してるのかも・・・」
って思い込めること。



コレ、あまり大きい声で言ったらはっ倒されそうだけど、
今の日本株の高騰の、0.0000000000000001%ぐらいは、IRIS通訳者たちの通訳のおかげだと、本気で信じています。



優秀なIR通訳者たちが集まり、
その人たちが気持ちよく仕事に取り組める仕組みがあって(まだ途上)、
がんばって証券会社から仕事を取ってくれば(まだ途上)、

結果的に日本のIRはよくなり、
それはダイレクトに日本株に対する評価アップに必ずつながるはず。

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起業するときは無我夢中で、日本株を買っておくことをついつい忘れてしまったんですが(笑)、
不況期に起業したあのときの気持ちを忘れず、引き続き日本経済の改善に貢献していきます。
by dantanno | 2013-05-15 22:12 | IRIS | Comments(0)

0と1のはざま

ヨーロッパとかに行くと、階数の表示がヘンです。

日本でいう「2階」のことを"1st floor"とか言っています。
ちなみに、日本の「1階」は"Ground floor"だそうです。



2階なのに"1st floor"とは、なんとも釈然としない。
でも、エレベーターに乗り、階数表示を眺めていると、少しだけ納得できる。

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欧米における"1st floor"の"1"は、地面から見て"+1"という意味なのか・・・。
B1が"-1"であることを自然に受け入れられるのであれば、
2階が"+1"であるのもなんだかうなずけます。
で、当然その間には「ゼロ = Ground floor」があるじゃないか、ということのようですね。



---



エレベーターに乗って、B1から1Fを通過し、2階まで上がったとします。
何フロア分上がりましたか?
2フロアですよね。
でも、日本の考え方で行くと、B1(つまり-1階)から+2階、つまり-1+3=+2、すなわち3フロア分上がった計算になります。
実は、2フロア分しか上がっていないのに。

一方、その点欧米流はロジカルです。
-1+2=+1。



---



日本と欧米間で、こうしたズレが生じる理由は、
「正と負の境目」をどう取り扱うかが異なるからではないでしょうか。

日本では
+1
-----
-1

欧米では
+1
0
-1

どちらも正しいからおもしろい。



---



さて。
通訳的には、この問題をどう処理すればいいのか。

階数について、欧米流の考え方をする人に対し、日本で言う「2階」と伝えたいとき、"1st floor"と訳した方がいいんでしょう。
逆もしかり。



---



こういう数字の怪奇現象は、IR通訳の現場でもよく出てきます。

例えば、日本の「**以上」という表現。

「当社は、世界100ヵ国以上に支店があります」
という発言を訳す際、正確な訳は
"a hundred or more"
でしょうが(つまり、100を含む)、常識的かつ感覚的に正しいのは
"more than a hundred"
であり、日本語に訳し直すと「100カ所超」となるかも。



---



一方、例えば投資家が
"We have more than USD 100bn of assets under management"
と言った場合、どう訳すか。

日本語の特質を考えると、適訳は「1000億ドル超」ではなく、「1000億ドル以上」かもしれません。



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こうしたズレが生じる理由は、日本語における「**以上」の特殊な使われ方にあるのでしょう。

「100以上」と言った場合、
言葉的には 

98、99、ここから→ 100、101、102、・・・

が正しく、100という数字が境目の役割を果たし、超重要になりますが、
実質的・感覚的には

98、99、ここから→ 101、102、・・・

となり、100という数字は重要どころか、むしろ存在しません。



---



-1と+1の間に線を引いたり、数字のゼロを置いてみたり。
99と100、あるいは99と101の間で境目を変えてみたり。

IR通訳者の頭の中は、常に多忙なのです。
by dantanno | 2013-05-13 22:47 | 通訳 | Comments(0)

こどもの日に銭湯に行ったら、こどもがたくさんいました

近所の銭湯によく行きます。

いつもの人口分布はこんな感じ

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日本全体の人口分布と同じ?違うか。

通訳者なので、ついクセで記号化してしまうと、こんな感じ。

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それが、、、
こどもの日は、こんな感じでした。

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銭湯に子供がたくさんいることは、実に素晴らしいことだと思う。

銭湯は、まさに地域のコミュニティーだから。

普段、接する機会が少ない近所のおじいちゃん・おばあちゃんといろいろ話したり。
いい子にしてて褒められたり、悪いことをして叱ってもらったり。(親以外の人に叱られるのって、大事な経験だと思う。)
知らない子と仲良くなったり。
イレズミをしてる人が、必ずしも極悪非道ではなく、むしろ一番優しかったりすることを学んだり。
外国人といっても、カラダは案外日本人と変わらない、同じ人間なんだな、って気付いたり。



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なんで、こどもの日に銭湯にこどもがたくさんいるんだろう・・・
と不思議に思って、カベの張り紙を見たら





本日、こどもの日につき、
小学2年生以下は無料



だって。
なるほどね。



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こどもの入浴料金をタダにすると、こども連れで銭湯に来る親が増える
ということか。

言い換えると、
タダなら行くけど、タダじゃなきゃ行かない
ということか。



自分もきっと、今後子供が産まれて親になったら、そうやって物事を判断することがあるだろう。
そんな親たちに問いたい。



こどもを連れて銭湯に行きたいのか、行きたくないのか



行きたいのであれば、日頃から200円払って行けばいい。
行きたくないのであれば、タダだろうがなんだろうが、行かなければいい。

人生は、タダかどうかではなく、
やりたいかどうかとか、
やるべきか否かとかで判断した方がBetter、って思います。



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同じことを、民主党の「高速道路、休日1,000円」のときの大渋滞を見て思いました。

「道路代が割安なら出かける。通常料金なら出かけない」
って、


人生、それでいいのか?



その僅かな割引が、家計に決定的なインパクトを与えるから。。
だからそれ次第で行動を決めているんだ、という本質的なケースもあるだろうけど、
多くの人はそこまで生活に汲々としていないはず。



---



子連れ銭湯の場合は、たかが一晩の過ごし方
休日高速の場合は、たかがある休日の過ごし方

その程度の話で「人生」がどうのこうのと騒ぐのは大袈裟な気もするけど、
そんな「一晩」や「ある休日」が連なったものが人生になるわけで、
日頃「タダかどうか、割安かどうか」で動いていると、結局そういう人生になっちゃうと思うし、

父 「今日、銭湯行くぞ」
子 「なんで?」
父 「タダだから」
という育ち方をしたこどもも、きっとそうなると思う。

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by dantanno | 2013-05-07 16:09 | 提言・発明 | Comments(0)

マスター・オブ・セレモニー

友人の結婚式の司会をしました。

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司会は、大学から会社員時代にかけて何度かやっていて、
一時期はかなり強い情熱を感じていました。



(会社を辞めて、プロの司会者を目指してみようかな・・・)
って、ちょっと思うぐらい。

司会の教室にも通ったし、
司会者を派遣するエージェントみたいなとこに相談に行ったりもしました。



その後、なんとなくフェードアウトして今日に至る。



---



あの頃、なぜあんなに「司会」というものに惹かれたのか。

覚えてませんが、
人前に立ち、注目とスポットライトを浴び、
自分のことばを通して場の流れをコントロールする感覚(錯覚?)に快感を覚えていたのかもしれません。

この度、ひさびさにチャンスをもらい、楽しみにしながら現場に臨みました。



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今回、司会に求められていた(と僕が解釈した)のは、
華やか、かつ真面目な雰囲気を作り上げることでした。

事前にもらった台本(案)も、
「ご来場のみなさま、お待たせいたしました、ただいまより・・・」
的な、カッチリした司会でした。



その対極にある、アドリブ満載のおちゃらけ系の司会はとても難しく、
訓練と経験を欠く僕にはまだ上手に出来ませんが、こうしたカッチリ系の司会であれば対応できます。



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披露宴の前半は概ねイメージ通り。
あらかじめ作成した台本に、たまに一言二言即興で入れてみたりしながら進めました。

後半。
余興が終わり、いよいよ終盤、新婦からご両親への手紙の朗読にさしかかりました。

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「結婚式の終盤に、新婦が手紙を朗読するプログラムを入れよう!」
と最初に思いついた人に、今すぐノーベル賞をあげたい!と思ったりするわけですが、
とりあえず賞はさておき手紙



とても素敵な内容で、お父さん・お母さんが涙ぐみます。
手紙の後半には、「新郎の両親」に対するメッセージもあり、
会場がとても温かい雰囲気に包まれる中、朗読が終わりました。



この後、司会者としてどうするか。



---



通訳における訳選択時にもそうしていますが、
一旦両極端を想定し、両者を結んだ線上の最適点を探りに行く手法が好きです。



ここでの司会の両極端は、例えば

<極端1>
「ハイ、新婦の**さん、とてもすばらしいお手紙、どうもありがとうございました。
お父様、お母様も涙ぐんでおられます。
会場のみなさまにも、新婦の、ご両親に対する想いが伝わったんではないでしょうか。
今日の、このよき日まで、ずっと育ててくれたことに対する感謝の気持ち。
それが存分に伝わる、大変感動的なお手紙でございました。
みなさま、今一度盛大な拍手をお願いいたします。」

とか、こんな感じ。



<極端2>
何も言わない。
「続きまして・・・」で、次のプログラムに進めてしまう。



---



今日は、後者を選びました。

新婦の手紙朗読で、会場全体がとても温かい、優しい雰囲気に包まれているのに、
司会者がかぶせることで、せっかくのそれを台無しにしたくなかったんです。

このタイミングで司会がゴチャゴチャ言うのは、
大間マグロの最高級の大トロに化学調味料をしこたまぶっかけるようなものかと。

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単に話す「量」を抑えるだけでなく、そのインパクトも弱めようと心がけました。
具体的には、話し始めのタイミングを調整しました。



新婦の手紙朗読終了 → 拍手 → 拍手が徐々に鳴り止む → 完全な静寂
となるわけですが、この一連の流れのどのタイミング
「続きまして・・・」
と入れるか。



拍手が一番大きいときに言うのもテです。
これは、一連のプログラムを大きなクライマックスに向けて盛り上げたいとき、
一つ一つのプログラムを踏み台にし、それに畳みかけて機運を上げていきたいときに有効な気がします。

一方、完全な静寂が訪れるのを待って、そこから話し始めるのもテです。
会場が完全に静かになると、会場にいる人は一瞬「?」と不安になります。
司会として、その次に来るプログラムに焦点を当てたいとき、
あえてその直前に会場を「?」に陥れることにより、次に注意を惹くと共に、
「?」からの立ち直りの安堵感が功を奏することがあります。



余談ですが、
スピーチがうまい人の中には、「?」からの立ち直りの安堵感を有効活用している人をお見受けします。

スピーチの出だしをあえて意味不明にし、会場に「???。大丈夫かな、この人」と思わせます。
その後、徐々に話の全体像やつながりを明らかにしていき、最後のオチで「なるほど~、そういうことか♪」と納得させる。
スピーチの内容は案外普通でも、最初の「???」のマイナスからの安堵感がプラスで乗ってきて、とてもいいスピーチに仕上がります。
こうした「逆転サヨナラ大器晩成」型のスピーチ、僕はまだ出来ませんが、おじいちゃんになる頃にはこうして会場を煙にまくのも楽しいでしょう。

「?」からの立ち直りの安堵感のもう一つの活用法は、出だしからたどたどしく、頼りない感じで始めること。
上記「逆転サヨナラ・・・」と似てるんだけど、話し手の期せずしてそうなっている点が大きく異なります。
出だしが頼りなかったのに、その後話し手が意外にしっかりと話を続け、ちゃんと笑いがあったり、オチがあったりと、「普通のスピーチ」に仕上がるだけで、出だしの頼りなさがボーナス加算され、「すばらしいスピーチだった!」となることがあります。
「初めてのおつかいが無事成功し、ママ安堵」型でしょうか。違うか。



話が逸れました。

新婦の手紙朗読終了 → 1.拍手 → 2.拍手が徐々に鳴り止む → 3.完全な静寂
の流れの中で、もっとも司会者の気配を消せるタイミングは、
2.拍手が徐々に鳴り止むときに、弱まる拍手を拾うように
「続きまして・・・」
と入れることかな、と思いました。



---



話す量、そしてインパクトの両面で、とにかく
なるべく何も言わない
ことを心がけた結果、
場の主役たち、会場にいる人たち、そしてこれまた陰で立ち働くホテルのスタッフ、司会の4者が、一つの大きなうねりとなって、場の成功という共通目標に向かってゴーッと向かっている、そんな感覚がしました。

場は生き物だと思う。
特に、披露宴というめでたい場は、ものすごいエネルギーを持った生き物だと思う。
そいつのエネルギーを束縛し、水を差すのではなく、
そいつがそのまま前に進んでいけるよう、道を空ける感じ。



なるべくしゃべらず、気配を消すことによって会場を誘導する気持ちよさは、
昔の僕が、なるべく多くしゃべり、スポットライトを浴び、場をコントロールすることで感じていた快感の何倍も力強いものでした。



こ、これか?
これがMC(Master of Ceremonies)なのか?

と、初めて味わう司会ハイ的な感覚でした。



---



僕の幼なじみのKも、新郎友人として列席していたんですが、披露宴終了後、
K 「いろいろと話の引き出しもあるだろうに、あえてそれを出さず、力をセーブしてやってたのがよかった」
みたいなことを言ってくれました。

僕が本番中に感じていたのと似たことを、昔からの僕をよく見ているKも感じてくれていたのがうれしかったです。



---



なぜ、気配を消し、なるべく何も言わない手法で司会を楽しめるようになったんだろう。。。
会場からの帰り道に考えました。



一つは、通訳者になったことが大きいと思います。
毎日、朝から晩まで気配をオンにしたりオフにしたりして、
自らの存在感を調整しながら場の成功を目指すことを繰り返すうちに、
それが習い性となり、それを楽しめるようになったんだと思います。

もう一つは、奥さんと出会ったこと。
毎日「そのままでいいんだよ」と言われ続けるうちに、
昔は異常に強かった自分をよくみせたいという気持ちがほぼ無くなってきました。
これも役立っていると思います。



司会(MC)というものの醍醐味にちょっと触れることの出来た、貴重な一日でした。

P.S. 義明、おめでとう!
(関係者であるオレが言うのもなんだが)義明らしい、最高の披露宴だったよ!!
by dantanno | 2013-05-04 13:06 | プライベート | Comments(0)