たんのだんのブログ

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いつか、オレが勇気を持てたら・・・ <その2: ファミレス編>

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店員さん 「ご注文の方、よろしいでしょうかあ~」

D 「ドリンクバーの方をお願いします。」

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店員さん 「はい、ドリンクバーお一つ。以上でよろしかったでしょうかあ~」

D 「はい、よかったです。」







店員さん 「・・・・・。

っていうか、
「の方」ってなんですか?  

あと、

なんで過去形なんですか?」




って言ってほしい。




その1はこちら

by dantanno | 2012-11-29 14:36 | プライベート | Comments(0)

「自分探し」受難の時代の自分探し: 完結編

前回の記事はこちら



女性面接官 「あなたの自分探しにつきあってるヒマはないわ。」
と言われ、
D (いやあ、ほんとそうですよねえ・・・)
と、妙に納得してしまいました。



面接ですから、もちろんこんなことは言いませんが、当時の僕のホンネはこんな感じ:

D 「自分でも、自分が何やりたいのか全然分かんないんです。
いずれは起業したいなあ、みたいなのはあるんですけど、どの分野で、ってのも決まってないし。
とにかく、今のままダラダラとやってたらダメになるのは分かってるんで、まずはそれを変えなきゃな、ってことで、
とりあえずなるべく厳しい環境に身を置いてみたら何か変わるんじゃないか、と・・・」


といった具合で、要は思いっきり自分探しのボン・ヴォヤージュ中な感じ。
まさにこの女性の言う通りでした。

(後日談: 結局、この女性はなんとか僕の採用をOKしてくれて、入社後いろいろとお世話になりました。)



---



「自分探し」受難の時代です。

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一昔前であれば、
「自分探しのため海外へ」

とか
「自分探しのため転職」

とかもよしとされたかもしれませんが(されてないか?)、今だとなんだかあざけりの対象になりそうで、ちょっと肩身の狭い思いがしますね。

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自分探し = 負け犬

とか。
いつまで自分探しをしてるの?

とか。



そんな時代だからこそ、あえて言いたい。
自分探し礼賛!
自分探し万歳!


なんの気休めにもならなくて申し訳ないけど、オレも引き続き自分探し中です。

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---



自分探しは確かにカッコ悪い。

でもね、、、
世の中なんでも上があって、カッコ悪い自分探しよりももっとカッコ悪いものがある。
それは、「自分を探そうとしないこと」
自分探しを放棄し、現状に妥協すること。



当たり前ですが、
「自分探し」を嗤う人たちは、自分探しをしていない人たち。

で、なんで自分探しをしていないのかなあというと、
案外 既に自分を見つけたから ではなかったりするからおかしい。



彼らが自分探しをしない理由は、
おっくうだから
めんどくさいから
そして、
恐いから



---



この世には、「忍耐」という便利な言葉がある。
そして、得てして
怠惰
とか
妥協
が、「忍耐」とすり替えられて美化される。



自分探しって、要は
自分が本当はどういう人間で、一体何をしたいのか
を考えることだと思う。

そして、それを考えるのってすっっっっっっっごく勇気がいることだと思う。

だって、それって今の自分を疑う、あるいは否定することだから。

そして、それは
自分は、今はまだ勝っていない(=負けている)のを認めることでもあるから。



---



仕事でも、人生(プライベート)でも、「忍耐」という美名のもと、
自分探しから逃げまくってる人たちがいかに多いか!(多分)



自分探しをしてる人たちは、それをする勇気があるから自分探しが出来るんであって、
それが出来ない、あるいは恐くて逃げてる人たちからすると、
それが出来る連中は脅威、不可解、そして羨望の対象となる。

だから、人は嗤うんだと思う。



あれと一緒じゃない?
最近CMで流れてる、中島みゆきの「ファイト」と。

ファイト!
闘う君の唄を、
闘わない奴等が笑うだろう


って。



---



そんなわけだから、外野のあざけりは一切気にしなくていい。
道を見つけるためには、まずは道を探さないといけないんだから。

むしろ、周りに嗤われれば嗤われるほど
あ、気にしてる、気にしてる
ってことで、自分がやってることが間違ってないことの証明(It proves you're on the right track)でもあるから、それをエネルギーにすればいい。

人は、気にしていないことについては嗤わないものです。



---



「自分探しをするやつは負け犬」

上等です。
今は負けててもいいんじゃないの?

「自分の才能・能力」という点については、それに気づいていない世間が悪いんじゃない。
それをまだ証明できていない、自分(オレ・あなた)が悪い。
でも、しゃあないっしょ、まだ完成されてないんだから。まだ途上なんだから。



勝負が最初につき始めるのは、例えば定年前後の歳になった頃だと思う。

昔、自分探しでのたうち回るあなたを嗤ってた人たちが、
「ああ、オレ、仕事あんまおもしろくなかったな。ま、ステキな家族がいるからいっか」
と自分をなぐさめ始める頃。

オレたち「自分探し組」の逆転が始まるはず、っていうか、そうあらなければいけない。



---



結局、我々が人生にどう立ち向かい、どう勝負を賭けるか、それを決めるのは、世間ではなく我々自身であるべき。
そして、我々が果たして勝ったのか負けたのか、肝心のそれを決めるのも、これまた「世間」ではなく、「我々自身」であるべき。



自分探しの途上にあるみんな(オレ含む)、
今は「負け」のレッテルを貼られても、全然OK。だって負けてんだから。最後に勝てばいい。

そして、オレたちが果たして勝つかどうか。
それは全部、そっくりそのまま、気持ちいいほど+悲しいほどオレたち次第

羅針盤は、「世間様」ではなく、「未来の自分」に合わせようぜ!

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by dantanno | 2012-11-27 02:59 | 提言・発明 | Comments(0)

「自分探し」受難の時代の自分探し: その1

30歳のとき、商社から外資金融に転職しました。

金融がやりたかったから?
いえ、全然。

僕は商社でまったくがんばってなくて、
このままダラダラと行ったらダメになると確信しました。
で、なるべく厳しい環境に身を置いてみたい、と思ったんです。安易ですね。

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面接は、計5日間。
全12人(!)の面接官に面接してもらいました。

そのうちのある日。
その日は、結構シニアなポジションの女性が面接官でした。

以下、すべて脚色無しの実話。



女性 「始めるわ」

注: ここでの「わ」は、関西弁の「わ~」ではなく、洋画の日本語吹き替え版の「わ」です。意味分かりますか?

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D (こ、これが外資か・・・)
と、いきなり洗礼を受けました。

マホガニー調(?)の会議室に、吹替版の面接官です。
誰だってビビります。

あと、ヘンかもしれないけど、にビビりました。
会議室に通されて、出される飲み物がコーヒーでもなく、「おーいお茶」でもなく、熱い緑茶でもなく、
しかも、氷入ってないのに冷たい。。。
負けちゃいけねえと思いました。



女性 「なんでウチの会社に入りたいのか、聞かせてちょうだい」

D 「あ、はい」


多分、その後2-3分しゃべりました。
何を言ったか、覚えてません。
でも、その後、面接官から驚愕の一言が。



女性 「ハッキリ言うわ・・・」

注: ここでの「わ」は、関西弁の「わ~」ではなく、洋画の日本語吹き替え版の「わ」です。



女性 「私たちは、アメリカの投資銀行よ。
とっても忙しいの。
あなたの自分探しにつきあってるヒマはないわ。」




D (ガビーーーーーーン)

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<続く>
by dantanno | 2012-11-22 19:44 | 提言・発明 | Comments(0)

PCモニターは横長?縦長?

横長に決まってんだろ

って話ですね、すいません。

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でも、なんで?
なんで横か。



分かんないので、試しに縦長のモニターを買ってみました(爆)。

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実は、横にも縦にもなります。
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---



ものごころついた頃からずっと、
(なぜPCの画面は横長なのか)
という問題に頭を悩ませてきました。



電車の中。
吉牛で。
バイク乗りながら。


難しい顔して考えてたのは、ずっとPCの画面のことでした。



いや、PCだけじゃありません。
ナビの画面についても、ずっと縦・横が気になっていました。一体、なぜ横なのか。
(ナビ画面に関する考察はこちら



---



まず、いい・悪い以前の問題として、
そもそも、縦長のPCモニターは存在するのか
を調べてみると、、、
ごく僅かながらあります。

でも、その数は横長モニターと比べるとあまりにも少なく、
まるでギザジ・・・いや、二千円札のような希少性。



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---



で、実際に縦長のモニターの使い勝手はどうか。

まあまあですね。



Webやってるときとか便利です。

例えばYahooのトップページ。
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一番下まで入ります。



横長だとこんな感じ。

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かろうじて
「前田敦子にフォローされると大変なことに」
のニュースまで入ってます。



縦長だと、例えばGoogleで何かを検索したときに、検索結果が1ページに丸々収まるのがありがたい。
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あと、IR通訳の予習でよく使う決算短信もこの通り。

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勢い余って、2ページ目の「*注記事項」まで表示しちゃってます(笑)。



翻訳とかでよく使うWord原稿も基本縦長だから、モニターも縦長の方が便利かも。
(2ページを左右に同時表示したい場合を除く)



---



一方、、、
弱いのはパワポとかかなあ。

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なんだよ、この上下の真っ黒けは。
画面を10秒眺め続けると、横断歩道に見えてくるから不思議。



もっとも、パワポって文字が大きいから、縦長画面での横長表示でも、あまり苦にならない。
逆に、パワポで字が見えにくくて困る場合って、文字を書きすぎな場合が多い。

そして、どうしても横長にしたければ、いつでも横長にすればいい。
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おお、やっぱ見やすい。。。



---



以上の結果をまとめると、以下の通りになります。


         横長      縦長
Web      ○        ◎
短信       ○       ◎
Wordファイル ○       ○
パワポ     ◎       △
買う人   マトモな人   ヘンな人



みなさんはどっち派ですか?
by dantanno | 2012-11-20 17:11 | 提言・発明 | Comments(0)

通訳者自慢

先日のこと。

ある大事な投資家の同行案件を、IRIS通訳者2人にお願いしました。
(海外投資家に同行し、日本企業を回るお仕事。楽しいです。)


月曜日は通訳者Aさん、
火曜日は通訳者Bさん、
ってな具合に。



---



案件が終わると、通訳者から終了報告が来ます。
案件が無事終わったこと、そして、何時に投資家からリリースされたか(それによって通訳料金が変動する)を通訳エージェントに知らせるためです。

このときも、例に漏れず終了報告をいただきました。
その内容が振るっていたので、ここに書いてみます。



まず、Aさん。

Aさん 「ダンさん、本日無事終了しました。終了時刻は**時**分です。どうもありがとうございました。」

と、ここまではまあフツーの終了報告。
この次の一言が、僕のハートを射止めます。

Aさん 「特に問題無く終わったと思いますが、指名を取れるほどでは無かったかも・・・。次回、もっとがんばります!」





その翌日。
夕方になり、今度はBさんから終了報告が来ます。

Bさん 「ダンさん、本日無事終了しました。終了時刻は**時**分です。どうもありがとうございました。」

Bさん 「特に問題無く終わったと思いますが、指名を取れるほどでは無かったかも・・・。次回、もっとがんばります!」






コピペか?



と思うくらい、同じような内容でした。

この指名マインド (指名-oriented mindset)。
うれしかったですねー。



---



このお二人が、ずっと前からこうした指名マインドなのか。
あるいは、IRISに入り、少し意識が変わったのか。
あるいは、その両方の組み合わせか。

どれでもいいや。
とにかく、こうした意識を持って日々の案件に臨んでくれていると思うと、
通訳者 兼 経営者の僕としては冥利に尽きるというか、
心から安心してお任せできるもんです。

そして、お二人は僕と違って謙虚なのでこう↑言っていますが、
きっと僕のだけじゃなく、投資家のハートも掴んでいると思いますよ、フフフ。



---



通訳案件の成否、もっと言うと勝敗をどう捉えるかは通訳者次第。



通訳者 「問題無く終われば(≓クレームが出なければ)勝ち」
が一方の極にあって、その対極には
通訳者 「指名を取れなければ負け」
ってのがあると思う。

多くの通訳者はその中間のどこかに位置していて、
ウチの通訳者はどちらかというと後者寄り、つまり指名マインドを持っている、ということだと思います。



「問題無く終わらせよう」

と思ってる通訳者と、
「指名を取りたい」
と思ってる通訳者では、目の色が違います。

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飲食店が、
「客が黙って帰ってくれればいいや」

って思ってるのと、
「常連さんにになってほしい」
って思ってるのの違い。

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遊園地/テーマパークが
「事故がおきなきゃいっか」

ってのと、
「感動してもらい、年間パスポートを買ってほしい」

ってのの違いか?
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とにかく、そうした意識の差は必ず客に伝わる



---



通訳のスタイルにも影響すると思うなあ。


「問題無く終わらせよう」

と思ってると、
「とにかくミスの無いように」
って思うかもしれない。
逐次通訳であれば、
「とにかく言った内容を全部拾えればいいや」
って思うかもしれないし、
同時通訳であれば、
「とにかく、ずっと声を出し続けていよう」
って思うかもしれない。

一方、、、
「指名を取りたい」
と思っていれば、逐次であれ同時であれ、
「正確なだけでなく、分かりやすい、愛のある通訳をしよう」と思うかもしれない。

こういうのが、結果的に指名の有無につながるんだと思う。



---



上記2つの終了報告メールを見たのは、海外出張中でした。



D (日本では、みんなががんばってくれている・・・)
って思うと、とても安心した気持ちになったのと同時に、

D 「通訳者たちはこうしてがんばってる。じゃあ、経営者はどうか?
って思って、ちょっとケツに火がつきました。

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by dantanno | 2012-11-17 03:50 | IRIS | Comments(0)

田中、スズキ、二ノ宮

今朝の、都営浅草線での一コマ。

主役は田中(仮名)。
サラリーマン、48才、奥さん+子供二人(推測)。
趣味はゴルフと昼寝(推測)。



その他の登場人物は以下の通り:

1.スズキ(仮名): 田中の部下。会社から、田中に電話をかけてくる
2.二ノ宮(仮名): 田中・スズキの会社のキーマン
3.オレ



地下鉄内の現場に居合わせているのは、田中とオレだけです。



☆ シーン1: 新橋駅を出て、間もなく東銀座駅に着こうとする電車



(ガタンゴトン、ガタンゴトン、、、)

車掌アナウンス 「間もなく~、東銀座、東銀座~」



田中の携帯が鳴る
→ ♪♪♪♪♪♪



田中 「はい、もしもし?」

スズキ 「***」  (電話越しなので、当然オレには声が聞こえない)

田中 「ああ、うん、全然大丈夫

ダン (大丈夫じゃないだろ?田中)



スズキはきっと、
「今、大丈夫ッスか?」
的なことを言ったんでしょう。

そこには、
1.「今、手空いてますか?」
に加え、
2.「今、電話できる状態ですか?」
の意味も込められている。

それに対し、田中(48才、奥さんと子供二人、趣味はゴルフと昼寝)は、
上記1.の意味しかくみ取らず、2.はスルー。
そして、ぬけぬけと
「大丈夫♪」
なぞとのたまう。



もっと言うと、スズキの「大丈夫ですか?」は、田中に対してではなく、オレに対して発せられた問いだとも言える。
なので、オレが田中の電話を奪い取り、
D 「すいません、今はちょっと迷惑です」
と、代わりに答えてやってもよかったはずだ。

とっさの判断に基づき行動できなかった、自分の優柔不断さにしばし恥じ入る。



☆ シーン2: 東銀座駅停車中


田中 「どうしたの?」

スズキ 「***」

田中 「ああ、その件だったら二ノ宮さんだなあ。」

スズキ 「***」

田中 「あ、それも二ノ宮さんが把握してるから、ちょっと二ノ宮さんに聞いてみて。」

ダン (全部二ノ宮頼みか、田中)



☆ シーン3: しばらくの停車の後、東銀座駅を発車した電車


(ガタンゴトン、ガタンゴトン、、、)

車掌アナウンス 「次は~、宝町、宝町~」



田中 「うん、そうそう」

スズキ 「***」

田中 「うん、見積りの金額は二ノ宮さんに確認して」

スズキ 「***」

田中 「ああ、二ノ宮さんがOKならオッケーだから」



ダン (お前の付加価値はどこに行った、田中?)



スズキ 「***」

田中 「あ、今ちょっと地下鉄だから、電話切れちゃう

ダン (地下鉄での電話の終わり方は、「切れちゃう」のではなく、「切る」ことに伴う終わりであってほしかった。お前の自主性を見せてくれ、田中)



切れてしまったガラケーをパタッと閉じ、ちょっとばつが悪そうに周囲を一瞥し、再びスポーツ新聞に目を落とす田中(48才、奥さんと子供二人、趣味はゴルフと昼寝)。

今度会ったときは、お互いもう少し大きい男になっていることにしようぜ!
あ、二ノ宮さんによろしく言っといてちょうだい。
by dantanno | 2012-11-15 01:09 | 提言・発明 | Comments(0)

通訳エージェントのハートをGet!

本当はね、通訳エージェントのハートじゃなくて、クライアントのハートを掴んでほしいんです。

でも、今の通訳業界では、通訳者を選ぶ役割を担っているのはクライアントではなく、通訳エージェント。
なので、通訳エージェントのハートをGetする方法、すなわち通訳者が仕事をGetする方法について考えてみたいと思います。

注:
あくまでも、「僕の意見も踏まえた一般論」として書いてみようと思います。
つまり、当然ながら必ずしも全エージェントの全コーディネーターがこう思っているわけではないし、
IRIS事務局が必ずしもこう思っているわけでもありません。
また、ここに書いた以外にもいっぱいあると思います。何かあれば教えてください!




では行きます。。。



ハートGet方法1. 通訳をしたい意欲を示す

実力・経験、そしてレート(¥)が拮抗している通訳者A, B, Cさん3人に通訳案件を紹介したとします。
以下の返事が来ました。
あなたがコーディネーターだったら、誰に案件をお願いしたいですか?



Aさん 「対応可能です」
Bさん 「お引き受けします」
Cさん 「ぜひやりたいです!」




結局、通訳コーディネーターって、通訳者に喜んでほしいんです。
なので、他の条件が同じであれば、より喜んでくれる通訳者に案件を紹介したいのは習い性。

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これは、経済合理性の観点からもMake senseします。
登録してくれている通訳者全体の効用を最大化することがMissionですから、
同じ通訳案件であれば、一番満足してくれる通訳者から順に紹介するのが理にかなっています。



---



通訳コーディネーターが営業マンを兼ねている場合、
せっかく獲ってきた案件、という面もあります。



サバンナをイメージしてください。

オスライオンが、メスライオンと子ライオンを洞穴に残し、狩りに出かけます。
1週間、ずっとがんばりますが、なかなか獲物を仕留められません。

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家には、メスライオンと子ライオンがお腹をすかせて待っています。

オス 「早く、おいしい獲物をGetしなきゃ・・・」

焦り始めたその時、おいしそうなヌーをやっとこさGetしました。

オス 「やった!!これでメスライオンと子ライオンが・・・」



喜び勇んで洞穴に戻ります。
待っていたメスライオン・子ライオンに、Getしたヌーを差し出すと・・・



メス 「食用可」
子1 「食べられなくもない」
子2 「とうちゃん、コレ超おいしいよ!」



今後、子2が丸々と健康に太っていく様子が目に浮かびます。



ハートGet方法2. 「いついつはヒマ」と伝える

例えば、
通訳者 「**の週、案件がキャンセルになっちゃって、ヒマになっちゃいました~。何かあればよろしくお願いしま~す。」

これは有効ですね。
上記1.で書いた通り、結局通訳者の満足を最大化させるためにこっちはがんばってるわけで、
通訳者からそう言われると俄然奮起します。

手帳にしっかりと「**さん!」と書き、その週に何か入れば、やっぱりその人のことをまず考えます。



ハートGet方法3. たまには、用もなく遊びに行く

いいコーディネーターであれば、通訳者との接点に飢えているはず。
近くに行ったら、用もなくフラッと訪ねてみる。
きっと喜びますよ。



ハートGet方法4. ネガティブなことも伝える

案件で、ちょっと気になることがあった場合。
例えば、クライアントから一言、クレームでは無いんだけど、ちょっと気になることを言われた、とか、
参加者が必ずしも満足してなかったっぽい、とか。

通訳者からすると、ネガティブなことはコーディネーターに言いにくいだろうけど、言っておいた方がいいと思います。

その話が、後からクライアント経由でコーディネーターに伝わったとき、
1. 事前に通訳者から聞いていたことであれば
(ああ、あれね。)と冷静に受け止め、クライアントに対し、
「それはですね・・・」
と、通訳者の立場に立った弁明も出来ます。
つまり、エージェントと通訳者が一緒になって、クライアントに説明する感じ。
ピンチをチャンスに変える感じ。



一方、、、
2. 事前に通訳者から何も聞いていないと、
「え、そんなことがあったんですか!」
となり、通訳者に対し、「クライアントがこんなこと言ってるんだけど・・・」的な、
つまり、エージェントとクライアントが一緒になって、通訳者を追及する感じ。
Stuck between a rock and a hard placeな感じ。

通訳者にとって、どっちが望ましいかは言わずもがなでしょう。



5. コーディネーターに選ばれている自分を口惜しく思う

最後は番外編です。
なぜ、上記1.~4.みたいに、コーディネーターのハートをGetする方法をゴチャゴチャ考えなきゃいけないかというと、
通訳者がクライアントに選ばれていないから。

クライアントから
「**さんがいい」
という指名が入っていれば、コーディネーターのハートを掴んでいようがいまいが、仕事は来ます。

コーディネーターに選ばれて喜ぶのではなく、クライアントに選ばれるようにしてください!
一通訳コーディネーターの切なる願いです。
by dantanno | 2012-11-12 07:52 | 通訳 | Comments(0)

東電がんばれ!

東電、がんばっています。

福島に「復興本社」を置き、賠償や除染、復興支援に向け、4000人態勢で臨むとのこと。
また、賠償に充てるため、10年間で3兆円を超えるコストを削減。
電力自由化を先取りし、発送電および電力の小売り販売部門を分社化する案も検討中。



---



今の日本で東電を擁護する意見を言うのは、
今の中国で日の丸を掲げて走り回るのと同じぐらい馬鹿げた行為。

海外投資家が言うところの
「ダウンサイドあって、アップサイドなし」
そのものだと思いますが、まあ書いてみます。



考えてみれば、このブログって別に誰かを否定したり、説得したりするために書いてるわけではないし、
誰かによく思われようと思って書いてるわけでもない。

ってことは、思ったことを素直に、別に目的もなく書いてもいいのかな、ということで書いてみます。



---



社会人になって、初めて受け持ったお客さんが東電でした。
東電・東ガスに、アラスカで採れたLNG(液化天然ガス)を売る仕事をしていました。



東電本店燃料部、および南横浜火力、富津火力の方々に大変お世話になりました。
スカした外人顔した社会人1年目の僕に、LNG受入基地の方々はみな親切に接してくれました。
みな、読者のみなさんと同じ人間で(笑)、ちゃんとしたいい人たちばかりです。



その後、紆余曲折を経て、IR通訳者になりました。
再びお仕事をご一緒するようになった東電の方々は、やはり立派な方々ばかりでした。



前回の記事で書いた通り、どの会社のIR担当者もかっこよく見えますが、
東電の場合は特に、国のエネルギー・電力政策の担い手としての自負と気概を感じました。



それが、、、
このようなことになって、本当に残念に思っています。



---



原発の話をする前に、それと絡み、東電に対してよく向けられる官僚的(Bureaucratic)という批判について考えてみました。

東電が官僚的?
うーん、確かにそうかもしれません。

でも、僕はその方がいい

東電みたいな会社が、超前例にならわず、ベンチャースピリット満載だったら・・・



東電 「ねえねえ、なんかこういう新しいの思いついたから、ちょっとやってみない?
いいじゃん、大失敗しても。またゼロからがんばればいいんだからさ♪
レッツ・チャレンジ!あ、失敗しちゃった♪」


みたいなノリで電力事業を遂行されても困ります。

ことは、一国のエネルギー、および電力、そして原発が絡む重大事です。

もちろん、官僚的であるがために今回の事故を防げなかった、という面もあるのでしょうから、
そこはぜひ改めていただければうれしいですが、
東電管内で住み働くものとして、ぜひ今後とも基本的なスタンスは官僚的、慎重・堅実であってほしいと願っています。



あと、思うんだけど、
東電を「官僚的だ」と批判する我々の会社・組織はどうか。

自身が完璧じゃなければ人を批判してはいけない、なんて思わないけど、
どんな組織にも欠点はつきもので、東電の場合はそれが「官僚的」という点なのでしょう。
それを、自分の欠点を棚に上げて、あまり鬼の首を取ったようにあげつらうのはどうなのか、と思います。



---



さて、肝心の原発事故。
これが、東電がみながうらやむ一流企業から、内幸町の本社を警察に何重にも護衛される企業に成り下がってしまった原因です。



東電の何がいけなかったのか。

それは、一言で言えば
「ここまで大きな津波が来ることを想定していなかった」
ことに尽きると思います。

震災後、ボロクソに批判され続けている「想定外」という言葉も、これを表していると思います。

もし、あれだけ大きな津波が来ることを想定していれば、、、
コストが高くても原発を内陸に作ったかもしれないし、
もっと高い堤防を作ったかもしれないし、
あるいは非常用電源設備だけでももっと内陸に設置したかもしれない。

でも、それをしなかったのは、そこまで大きな津波が来るとは思っていなかったから。

その結果として原発事故が起こり、多くの人が困って、みんなから憎まれるようになってしまった。






だとしたら、

オレも同罪だなあ・・・


って思います。





みなさんはどうか分かりませんが、僕は正直、ここまで大きな津波が日本を襲うことを想定していませんでした。



僕の場合、たまたま東電と違って世に与える影響力が全然無いため、
僕が津波を想定していなかったとしても誰も被害を被らないだけで、表面上は僕は無罪ですが、
津波を想定していなかったという意味で、犯した罪は東電と全く同じだと思います。





では、東電と僕以外で、他にあんな大きな津波を想定していなかった人はいないのか。



東北の沿岸部で商売をしていた人たちはどうか。
バス会社、自動車教習所、飲食店、・・・・・。
いずれも多くの犠牲者を出しています。



また、そもそも東北沿岸部に町を作ろうとか、そこに住もうと思った人たちは、
はたして津波を想定できていたのか。



こう考えると、
あれほどの津波が来ることを想定できておらず、その結果死者を出したり、大きな被害を出した
会社・人は、東電以外にもいくらでもいるような気がします。



---



震災の件よりもさらにマクロに考えると、原子力行政そのものの問題もあると思います。
全ての責任を東電および政府や一部の役人に押しつけたい気持ちは僕にもありますが、
残念ながら、一日本人として、自分もこれまでずっと原発推進に荷担してきた、と認めざるを得ない。
今になって、「原発反対!東電、菅さんふざけるな」と言うことは、僕にはとても出来ません。。。



---



震災の後、東電の清水社長(当時)が避難所を訪れた際、被災者に
「清水、土下座しろ!!」
と怒鳴られ、廊下の片隅みたいな所で、ご一行みんなで土下座させられていました。

あれを見て、オレが被災者だったら、確かに怒りの矛先がほしいだろうなあ、と思いました。
自分が被災者だったら、、、いや、僕も日本人なので被災者なんですが、
もっと直接の被災者であれば、熱心に東電バッシングに加わっていたと思います。

やり場のない怒りや悲しみの矛先を求める、という意味では、関東大震災の後、多くの朝鮮人の方々がデマにより、理由もなく殺されたのとちょっと似ているのかもしれません。



---



東電のみなさん。
世はアンチ東電一色ですが、僕みたいなのもいることを忘れないでください。

そして、東電を応援しているのは決して僕だけじゃないと思いますが、それを口にしてしまうと、周りになんと言われるかが恐くて言い出せない人も多いと思います。



我々日本人全員がこれまでの原発偏重を反省し、新しいエネルギー・電力政策のあり方を求めている中、東電が担う役割はいつにも増して重要になります。
特に、燃料部や火力基地のみなさんのがんばりが大事だと思います。

東電がんばれ!
by dantanno | 2012-11-04 17:49 | 提言・発明 | Comments(0)

昼間のパパは・・・

これまで、7-800社ぐらいのIR担当者とお会いし、お仕事してきました。
基本、みんな好き。
基本、みんなかっこいい。



超余計なお世話なんだけど、Mtg.中、
D (この勇姿をご家族にお見せしたいなあ・・・)
って思うときがあります。

その会社を代表し、世界に向けて発信してるわけです。
そして、ある意味日本株、すなわち日本(株)を代表しているとも言えるし、
日本そのものを代表しているとも言える。



僕が特に「かっこいい・・・」って感じるのは、逆説的だけど、企業が投資家にボロクソ言われてるとき。
例えばこんな感じ:

投資家(英語で) 「事業Aは収益の柱。事業Bもまあまあだけど、事業C赤字だよね?なんでこんなの続けてんの?バカじゃないの?


大袈裟ではなく、実際にこういうのあります、IRで。

・・・。
いや、こんなもんじゃないな。
ここには到底書けないような、実に激しいお言葉を発するときもあります。



投資家のそういう発言をどう訳すか。
この辺がまた通訳者のウデの見せ所なんだろうなあ。。。

通訳者 「バカなんじゃないの?」
とはさすがに訳せないなあ。

通訳者 「少々おつむが・・・」
いや、これもダメだ。

結局、
通訳者 「事業A、Bはさておき、赤字である事業Cを続ける理由はなんですか?」
的な訳になるのでしょう。

通訳者の役割は、必ずしも発言をそのまま訳すことではなく、ミーティングを成功させることだと思っています。
投資家の発言の批判的なニュアンスが既に企業に伝わっていると判断したら、
わざわざそこにたたみかける必要は全く無いので、投資家の質問の内容だけを訳せばいいとか、よくないとか、そういう判断が求められます。

通訳者によるそうした判断は越権行為だとも言えるし、逆に付加価値だとも言える。
そして、僕は後者ではないかと思っています。
まあケースバイケースだけどね。



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話が横道にそれました。

そうやって、投資家にボロクソに言われた企業のIR担当者は・・・。

えてして、まずは苦笑
その上で、やんわりと説明・反論を開始します。

時にやや感情的になりがちな外国人投資家に対し、
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冷静さを失わず、しっかりと自社の立場を説明する。
(外交も、こうやればいいのかな)なんて思ったりもしつつ、
そうやってフレンドリーに戦っているIR担当者を心の中で応援する、IR通訳者なのでした。

>ご家族のみなさん  結構かっこいいっすよ!僕だけ間近で見ちゃってすいません。
by dantanno | 2012-11-01 04:44 | IR通訳 | Comments(0)