たんのだんのブログ

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経営者としての「遺書」を書いてみる

もし僕が今日死んだら。
まだ始まったばかりのIRISはどうなるか。

多分、ちょっとの間迷走し、ほどなくして自然解散となるんでしょう。



---



では、ここから妄想を開始します。

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<妄想1>
僕がいなくなったときにもし、「自分の手でIRISを継続したい」という人がいたら。



<妄想2>
しかも、その人がちょっと変わってて、
「自分流ではなく、あくまでもダンがやろうとしていた通りにIRISを経営したい」
という人だったら。


で、
<妄想3>
生前、僕が「今後、IRISはこのように経営していきたい」的なロードマップを作成していたら。

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理論上は(Theoretically speaking,)、僕の死後もIRISが存続しうることになります。
もちろん、実際には日々起こるいろんな問題や、想定外の出来事にどう対応するかが重要になるわけで、そこまではロードマップに記せないわけだけど。
っていうか、そもそもこの話が全部妄想なわけだけど。



---



「企業は、永遠に存続しなければならない」
なんて言ってるのは、えてしてその企業の経営者だけで、世の中は必ずしもそんなこと求めていないと思う。

そう考えると、別にIRISに永遠に存続してほしいと思わないし、
永遠どころか、自分亡き後のIRISについてでさえ、
こうしてビジネスが始まったばかりの今、考えを巡らせる余裕も意思も別にありません。

でも、ロードマップを作るのはおもしろい、っていうか重要かな、と思いました。

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今後、IRISをどうしていくつもりなのか。例えば、
何年後に何をするのか。
何がどうなったら、どうするのか。
最終形はなにか。どんなイメージか。それはいつ頃か。


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そういうことをあまり考えず、日々行き当たりばったりに毎日忙しく過ごすのではなく、
ちゃんとロードマップを作って、それに基づいて日々の運営に当たる。
たまには男の一人合宿を行い、ロードマップを見直してみる。

そんなこと、ちゃんと開業前にやってないのが恥ずかしい。
まあ、ちょっとイメージは作ったけど。でも、ロードマップみたいなのに落とし込む作業をやってない。
だからこそいろんなことが進まない/ブレやすいんだと思う。

今年の年末年始は「今さらのロードマップ作り」にあててみようかな。

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by dantanno | 2012-10-28 15:03 | 経営 | Comments(0)

スニーカーと海水魚

今朝観たSteve Jobsの番組に触発され、珍しくスニーカーを履いてみた。

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特に、仕事の能率は上がりませんでした。



番組はおもしろかったし、観ててやる気が出たけど、ちょっとだけ気が滅入った。
Steve Jobsに限らずだけど、「大きいこと」を成し遂げる人とくらべると、
自分がやってることのなんとスケールの小さいことよ。

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IRISという小さな事業の、さらにまたほんの小さな一部の点について、あれこれ思い悩む毎日。





でも、いいの。



思うんだけど、、、
経営だろうがなんだろうが、何かを成し遂げるためには、この
「スケールの小ささ」の呪縛
を乗り越える必要があるんじゃないか。



「オレは、なんてスケールの小さいことをやってるんだ・・・」
「こんなはずじゃなかった。ワタシは、人生でもっと大きなことを成し遂げるはずだった・・・」


って、多分男も女もみんな、人生のどこかで一度は思うんじゃないか。



そのときに、
スケール小さい → しょんぼり → やっぱダメだ、オレ・・・

って思わなくていいんだと思う。

そうじゃなくて、
スケール小さい → ハ?So what? → スケール小さくて上等!Yoyoyo!
って開き直るといいんだ、きっと。

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例え、スケールが小さくてもいいから、それを「自分のこと」として認めて、それを楽しむ。それをがんばる。



---



話がガラッと変わって、オレの大好きな海水魚たち。



伊豆あたりでシュノーケリングしてると、
小っちゃいイワシの赤ちゃんみたいなのもいれば、

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カンパチ?みたいなデカイのも泳いでます。

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大きい魚は、えてして小さい魚を食べちゃったりするので、
小さい魚(イワシ)は大きい魚(カンパチ?)を警戒しています。



でも、警戒はしても、
うらやんでるようには見えない。




みな、自分のサイズをわきまえ、それを楽しみ、そのサイズでがんばってる。
みんながみんなジンベエザメとかシロナガスクジラだったら、すぐに水槽、、、いや、海でさえも混雑しちゃうでしょう。

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海水魚をみならって、
単にサイズが大きいからといって他者をうらやまず、焦らず、マイペースを守れるようになりたい。



---



と言って自分をなぐさめてみたものの、、、
やはり今のIRISのサイズの小ささ、スピードの遅さ、そして世に与えるインパクトの無さは問題だと思う。

いたずらに規模を追及することはないけど、
元々なんのためにIRISを興したのかを常に忘れず、
それに向かってアクセルを踏み込んで行こうと思いました。
by dantanno | 2012-10-27 02:02 | 経営 | Comments(0)

ダチョウ

スキマ時間に寝るのが苦手です。

移動のときとか、ちょっと時間が空いたときに、気持ちよく熟睡できたらどんなにいいか・・・
と思っている人は、きっと僕だけじゃないと思うんだけど、
そんな我々に朗報!



ダチョウスタイルで快眠? 特製枕による仮眠で生産性3割増


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これがいいと思うのは、マヌケな寝顔を世間様にさらさなくてすむこと。
僕のような繊細なハートの持ち主には必須のアイテムですね。



そもそも、なんでこれがダチョウスタイルなのかというと、
ダチョウって頭を地面に突っ込む習性がある(と思われている)からでしょうか。

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でも、ちょっとダチョウについて調べてみたところ、
実はそうやって地面に頭を突っ込むという習性は無い、という情報もありました。
一体どっちなんだろう、、、まあいいか。





これさえあれば、スタバでも、
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図書館でも、
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どこでもうつぶせスタイルで寝られる。

新幹線でも。あ、新幹線の場合はうつぶせではなく、オストリッチ・オンザシートスタイルか。
検札に来た車掌さんがギョッとするだろうけど。
by dantanno | 2012-10-26 07:56 | プライベート | Comments(0)

都のことを考えてくれる人希望

今からほんの1年半前。
東国原氏、ワタミの渡辺氏らを破って都知事に再選された石原さんが、「新党結成へ」とのこと。

記事の中に
「石原氏はこれまで党首と知事の両立を否定しており、任期を約2年半残し、辞意を表明する可能性がある」
とあります。

いずれにせよ、新党を結成したり、尖閣諸島を買うとか買わないとか、
東京都の運営とはおよそかけ離れた活動が多い。再選後、本も複数出しています。
(実際には都関連の仕事がメインで、たまたまそれ以外の活動が派手に伝わっているだけかもしれないけど。)



もし、石原さんを当選させた人たちが、「都をより良くしてほしい」と期待していたのであれば。。。
もし、石原さんに破れた東国原氏や渡辺氏らが、本気で都をより良くしたいと思って出馬したのであれば。。。

その人たちは、その後の石原さんを見て、今一体何を思うんだろう。
そしてそもそも、石原さんはなんのために都知事を再度やりたかったんだろう。



石原さんがそうであったか、なかったかは置いておいて、
次に知事になる人は、ぜひ東京都をより良くするために活動する人であってほしい。

<オマケ>あと、記者会見でちゃんと敬語を使え、記者に対して恐くしない人だといいなあ。
今、知事の定例記者会見が恐すぎて、見ていてハラハラします(笑)。
by dantanno | 2012-10-25 15:06 | 提言・発明 | Comments(0)

「通訳」と「緊張」のいい関係: その2

(前回の記事はこちら)

通訳本番中の緊張について。
以前、僕は結構それに悩まされていたものの、今ではほとんど緊張しなくなりました。

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なぜ緊張しなくなったのかを書いてみます。
まだ駆け出しの通訳者の方にとって、なんらかの参考になれば、著者としては望外の、、、
いや、参考にならないだろうと思うけど、書いてみます。



理由1. 慣れた

生まれて初めて体験するIR通訳と、
1000回以上やった上でのIR通訳。
やっぱり慣れるでしょう、さすがに。



理由2. ウデが少し上がった

一時期、通訳トレーニングの鬼と化していました(笑)。
メニューを作り、脳のトレーニングや英語力から通訳そのものまで、毎日熱心にやっていました。
やった分だけウデが上がるわけで、その分自信がつき、余計な緊張が取れる。
まあ、これも当たり前ですね。
上記1.と2.はどうでもいいや。

みなさんにご紹介したいのは、次の



理由3. 会場に、「コイツ通訳うまい」と思われたい気持ちを捨てた

いくつかのことを徹底的に自問自答してみたんです。



Q1. 本番中の緊張は、果たしてオレの通訳パフォーマンス(そして、ひいては会議参加者)にとってプラスなのか、マイナスなのか。

これについては、
A1. まあマイナスだろうという結論に至りました。



次に、
Q2. では、一体なぜ緊張するのか。

緊張の原因は通訳者それぞれ異なると思いますが、
僕の場合、突き詰めて考えた結論は

A2.  (うまく訳せなかったらどうしよう・・・)という不安
が原因でした。

Speakerが、いきなりワケ分からないフレーズ、うまく訳せない表現、意味が分からない単語を使ったらどうしよう・・・。
それを気にして、常にビクビクしていました。
そして、流れに乗って通訳がうまく出来ているときなどは
D (このまま何事も無く終わってくれ~。。。頼むから、会場から余計な(失礼!)質問とか出ないでくれ~)
と念じていました。

ただでさえも限りのある脳の一部を、そういう不安に割くのが実にあほらしいと感じました。



で、
Q3. なぜ「うまく訳せない」のがそんなに恐いのか

僕の場合は
A3. ヘタクソだと思われる(≓ヘタクソがバレる)のが恐いから
でした。

うまく訳せないフレーズが登場 → うまく訳せない → 会場が「何?あの通訳者」となる

これが耐えられない!



---



そっかあ。



それが、オレの緊張の原因だったんだ。








D (なんかくだらねえな。)



って思いました。

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そして、その日から作戦を変更しました。名付けて





ありのままの私を見て♪作戦。



自分の通訳能力は、もちろん半年先に向けてであれば大きく伸びるんだけど、
今日明日ではもう変わらない。
だったらもう、今のオレで行くしかない。



通訳がヘタであることの後ろめたさについては、案件を引き受ける瞬間を過ぎてからは引きずらないことにしよう、っと。
元々、案件を引き受ける際に選別を行っているわけで、その時点でちゃんと考えた上で

D (この案件は引き受ける)

と判断した以上、もうしゃあないっしょ、ヘタだろうがなんだろうが。
(って思ってたら、陸上の為末さんがいいこと言ってたよ。うれしいなあ。ちょっと話違うのかもしれないけど。)



そうやって開き直る → 緊張しなくなる → 通訳がちょっと上手になる



みなさんも、それぞれのやり方で緊張ってやつと向き合ってみてください!
by dantanno | 2012-10-22 17:34 | 通訳 | Comments(0)

新しい価値を生み出す

ある会社の、新製品お披露目記者会見の現場に来ています。

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今までこの世になかった新しい価値、新しい考え方をいよいよ世に出すんだという活気がみなぎっています。

その活気が伝播し、さっきからカラダが熱い。



IRISでもこうしたい!出来る!

今までなかった価値、考え方を生み出し、通訳業界をよりよくする。
日本株の底力を、正しく世界に伝える。
通訳というものが持つ力、その素晴らしさ、その重要性を世に伝える。

IRISのみんな、一緒にやりましょう!!



マジ燃えて来ました!
たまには自分で通訳するのもいいものですね。

おっと、間もなく始まっちゃう。。予習の仕上げをせねば(汗)。
by dantanno | 2012-10-18 11:56 | IRIS | Comments(0)

iPS細胞と、日本人の英語力の関係

森口氏のiPS細胞疑惑が、大々的に取り上げられています。
これを見ていて、僕は屈辱的な気持ちになります。

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この世で虚言癖に悩まされている人はきっとたくさんいて、森口氏もその一人なんでしょう。
一種の病気であって、それはもうしょうがない。
ノーベル賞を受賞した山中教授は迷惑だろうけど、我々一般人が森口氏を恨んでもしょうがありません。



僕が屈辱を感じるのは、メディアに対してです。

メディア 「こういうネタを取り上げれば、視聴者は喜ぶだろう」
と思われているのが、口惜しくて口惜しくてならない。
(そして、このネタを実際に結構おもしろおかしく観ちゃってる自分もまた恥ずかしい。)



1. ウラを取ってないのが口惜しい

今回の騒動は、読売新聞がそれを事実として一面トップで報じたから始まったわけだけど、
全然ウラ取らずに一面トップで報じちゃうの?ってのがまず口惜しい。
そこまでナメられてるのか、というのに気付いてしまった感じ。



2. 公共の電波の濫用が口惜しい

公共の電波って、国民の貴重な財産だと思うんです。
そのために、650億円かけてスカイツリーも建てたんだし。

でも、せっかくの公共の電波を使って流すのが結局これだと、途端にスカイツリーが無意味に見えてくる。
650億円を、あんな電波塔にではなく、被災地の支援に使えなかったか、って思ってしまいます。



震災直後、ACのCMが数え切れないほど流れた際も、似たような想いをしました。
国民みんなが一生懸命節電をしてるときに、仁科親子の健康状態とか、あいさつをしようとか、
そういうCMを延々と見せられ続けて、つくづくもったいない+屈辱的だと感じました。



3. 我々のアホさが口惜しい

結局、今のメディアってアホだと思う。
そして、それは全部我々視聴者・国民のせい。

朝ごはんを食べながらどこかの殺人事件について聞かされて気が滅入り、
昼のニュースでは何県でおきた住宅火災で1棟が半焼についてさも重要そうに知らされ、
夜、家帰ってTVつければ安上がりのお笑い芸人大量出演番組を延々と見せられ続ける。

「くだらない・・」と言いつつ見ちゃうこっちがアホなんだから、メディアに馬鹿にされるのは自業自得だし、Chicken and eggな気がします。



どこかでこの負の連鎖を断ち切らないといけない。
そして、その方法の一つが、
我々が英語を学ぶことなのかな、って思います。

日本のメディアは、我々にとって日本のメディアしか選択肢がないことが分かってるから、
努力せず、視聴者を馬鹿にしたような報道を続けるんじゃないか。
もし我々が英語をマスターすれば、海外のメディアも選択肢に浮上する。

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地上波の1、3、4、6、8、10、12だけじゃなく、BBCやCNNも観られる。
ネット上に流れる、膨大な量の英語コンテンツも選択肢に含まれるようになる。
海外のメディアが万能だとは決して思わないけど、それも選択肢として持っているというのは貴重なことだと思う。
(森口氏の会見(おもろいネタ)が日本の地上波で流れてるときに、BBCで世界情勢にTune inする自信はあいにく無いけどww)



知識は力。
そのソースを複数持っているのも力。
結局、我々が無知で、弱いからナメられる。
海外メディアも選択肢として手に入れて初めて、日本のメディアもケツに火がつき、よくなるんじゃないか。

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歯医者にとって、この世から虫歯が無くなっちゃうと困るのと同様、
通訳会社の代表としては、日本人がみんな英語をマスターすると非常に困るわけだけど(失笑)、
森口氏に関する報道をこれでもか、とばかりに目にさせられる度に、そう思ってしまいます。
by dantanno | 2012-10-14 23:14 | 提言・発明 | Comments(1)

リターン・オブ・ザ・スネ毛

(前回までのあらすじはこちら)



フロ入って、スネ毛を全てキレイにそり落としたオレ。

ツルツル・スベスベです。
雑誌の裏表紙に載ってた、金髪美女2人に挟まれたこれまた金髪のナイスガイと同じ土俵に立ちました。

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雑誌の広告が正しければ、コレであなたもモテモテのはずです。



D (これか。。。 これがAMERICAか。。。072.gif
しばらくなで回すことしきり。



D (や、やっぱ、ニベアなんとか的なのを塗っといた方がいいのか、コレ?)



洗面台に置いてある母ちゃんの各種グッズの中から、それっぽいのを手に取って、塗ってみます。

D (あ、なんかちょっとスースーする・・・)
Americaの風に吹かれ、軽いカルチャー・ショック。



D (明日の体育の授業から、オレの人生はガラッと変わっちまうんだろうな。
ちょっと不安はある。でも、期待の方が大きいかな。
未来は、こうして自分で剃り開いていくものなんだろうな。Frontier spirit、的な?
だがしかし、、、オレは受験生であることを忘れてはいけない。
いくら寄ってくるからといって、あまりオンナにうつつを抜か・・・ <中略>




朝になりました。

<続く>
by dantanno | 2012-10-13 04:08 | Comments(0)

通訳コーディネーターは、なぜコロコロ辞めるのか: 完結編

通訳業界が抱える利益相反問題。
解決策は?

たくさんあるので、一覧にしてみました。
( )内は、その解決策の担当者。



価格面
1.(クライアント) あまり、「安くしろ、安くしろ、安くしろ」って言わない。いいものには、ちゃんと対価を払う 
2.(通訳者) クライアントが「これだったら、もっと払ってもいいなあ♪」と思うほど、感動的な通訳をする。「安くしろ」って3回も言いたくなるような通訳はもうやめる 

上記2つによって、まず業界に流れるお金の絶対量を増やす。
そうすれば、エージェントの心にも少しだけ余裕が生まれる。


そして、コレが一番のキモかも
3.(エージェント経営者) 料金体系を変える。料金体系次第で、おかしな利益相反はMinimize出来る。IRISはいずれやるんで、よければ一緒にやりましょう。 

平行して、業界内の意識改革。

通訳者とエージェントの関係
4.(エージェント+通訳者) 一体化。「エージェント」と「通訳者」って分けて考えるから、利益が相反する。そうじゃなくて、「我々通訳サイド」みたいな位置付けにして、一体で考える 
5.(通訳者+エージェント) 「通訳者はエージェントの下請け」という意識をいい加減捨てる 

将来的には、意識を変えるだけでなく、本当に商流を変える。

Who chooses who?
6.(クライアント) 通訳者選びの主導権を、エージェントから奪取する。「通訳なんて誰でもいい」はやめて、いい通訳者を指名する。 
7.(通訳者) エージェントに選ばれて喜ぶのではなく、クライアントに選ばれて喜ぶ 

最後に、エージェント(IRISに対する自戒)。間に入るのであれば、それなりにがんばりましょう。

エージェントの付加価値
8.(エージェント) 「指名隠し」は絶対に、絶対にしない。自分の付加価値に自信があれば、「ご指名ですよ、おめでとうございます!」って言えるはず。自信が無いなら、もっとがんばるか、マージンを下げる 



上記の通りです。
みなさんが興味無いことを書いてもしょうがないので、もし番号をリクエストをいただければ、その解決策について補足させていただきます。



---



僕がこれまで出会ってきた通訳コーディネーター。
全員じゃないけど、その多くは、Frustrationを感じているように見えました。

通訳コーディネーター1人では、業界を変えることは出来ない。

でも、通訳エージェントと通訳者がタッグを組めば、、、
そして、それにクライアントも肩を貸せば、革命を起こせると思っています。



「革命」ってのは、何も一夜にして、業界のあり方を激変させることとは限りません。
そんなこと出来ないし(笑)。

徐々に、みんなが気付かないうちに少しずつ。
いつか、業界が変わっていて、周りが「あれっ?」ってなればいいわけです。



通訳・翻訳業界がより良くなるためには、やはりそこの住人である我々みんなが変わらなければいけない。
訳者とコーディネーターは、Entityのカベを取り払い、より良い業界を目指して共にがんばりましょう!

We can do this!
by dantanno | 2012-10-12 00:29 | 通訳 | Comments(3)

通訳コーディネーターは、なぜコロコロ辞めるのか: その3

通訳者以外の人にとっては、あまり興味を持ちにくく
通訳者にとってはなんだか気が滅入るこの連載。
そろそろまとめに入ります。



前回の記事で、通訳エージェントにとっての
1. クライアントとの利益相反
について書きましたが、次に
2. 通訳者との利益相反
について書いてみます。

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---



2. 通訳者との利益相反



通訳コーディネーターの、通訳者に対する直感的・本能的(笑)な気持ちは以下の通り:

通訳者が好き
通訳者にどんどんがんばってほしい
もっとウデを上げて、収入を増やしてほしい
クライアントの信頼を勝ち取ってほしい
etc., etc.




一方で、通訳者がどんどんウデを上げると、
エージェントは2つの点で悩ましいのも事実。



1つは、例の仕入れ値の話です。
通訳者がウデを上げてしまい、クライアントから指名が入るようになると、、、、、

翌年のレート交渉の際、
通訳者 「私、ウデ上がって、指名も取れるようになったから、レート上げてください」
との、当然の要望が出て、
i) 仕入れ値が上がってしまう
のが悩ましい。



また、通訳者がクライアントの信頼を勝ち取ってしまうと、
ii) 間に入るエージェントに高いマージンを取られていることを、通訳者がアホらしく感じてしまい、クライアントと直接取引したくなってしまうのではないか
と悩ましい。

ちなみに、上記ii)の悩ましさは、対クライアントについてもあてはまります。
つまり、通訳者がウデを上げ、クライアントに気に入られるようになると、
ii-b) 間に入るエージェントに高いマージンを取られていることを、クライアントがアホらしく感じてしまい、通訳者と直接取引したくなってしまうのではないか
と悩ましい。



というわけで、通訳コーディネーターにとって、通訳者がウデを上げるのは痛し痒し(a mixed blessing)なんです。



どの通訳エージェントのWebpageにも、
「当社の通訳者は優秀です!」
と書いてあるわけだけど、実際には、
通訳者がウデを上げれば上げるほど、エージェントは困る
という、ヘンな構図も一方で存在します。



---



その歪みが表出する好例が「指名隠し」(仮称)。

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エージェントは、クライアントが通訳者を指名した際、その指名の事実を通訳者に隠すことがあります。

指名隠し? なんてことするんだ!と思うかもしれません。

僕も、当然指名隠しはあってはならないことだと思うし、IRISでは絶対にありえません。

そう思いますが、一方で
当然そうなるよなあとも思います。
だって、今ってそういう仕組みなんだもん。

通訳コーディネーターにとっては、
クライアントからご指名があったことを通訳者に伝える経済的インセンティブはありません。

>通訳コーディネーターのみなさん
指名隠しは必ず、いや、必ずじゃないけど、結構高い確率で通訳者にバレますから、絶対にやめた方がいいですよ♪




---



通訳者のウデ(+Confidence level)が上がると、仕入れ値が上がってしまう。
エージェントとして利益を出そうと思えば、その通訳者を使いにくくなる。

通訳者のウデが×でも困るけど、ウデが◎になるのも困るわけです。
結局、生かさず殺さず的に、
ウデがなんとなくそのまま一定で何年もダラダラと過ぎる
というのが、通訳エージェントにとって一番美味しい状態、とも言えます。

ああ、なんか自分で書いてて気が滅入ってきた。僕も通訳者だし。



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心の底では、通訳者が好きで、通訳者にがんばってほしい、といつも思っている通訳コーディネーター。
でも、それがビジネスとなると、あるいは会社からの指示に従うと、
なるべく通訳者にがんばらないでほしい、ウデを上げないでほしい
となりえるし、指名隠しなんかもしちゃったりする。

マトモな通訳コーディネーターほど、この辺の心の葛藤にやられてしまうのではないか。



では、一体どうすればいいのか
次回で、将来に向けての解決策(私案/試案)の話をしてみようと思います。

<完結編に続く>
by dantanno | 2012-10-10 19:52 | 通訳 | Comments(0)