たんのだんのブログ

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Suica何枚持ってる?

読者 「1枚に決まってんだろ」

って話ですよね。
人によっては、何かのアレで、2枚持ってる人もいるかもしれない。



IR通訳を専門としている僕は、一体何枚持ってるでしょう。

正解は・・・・・・・


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4枚!
多い。。。



なぜ、4枚も持っているのか。063.gif



IRでは、よく、通訳者が投資家に同行して都内を回ります。
一日に4社とか、5社、その投資家が投資している先、あるいは投資先候補の日本企業を回り、IR mtg.を行います。



移動にはクルマ(タクシー)を使うことが多いです。



ただ、どう考えても電車移動の方がBetterのときもあります。
例えば、、、

前の会社(恵比寿駅のすぐ近く)でのミーティングが長引き、
次の会社(新宿駅のすぐ近く)まで20分で移動しないといけないとき。
ほんでもって、明治通りと首都高が共に渋滞してたら、、、

そう、どう考えても山手線で9分、150円の方がBetterです。
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埼京線に乗ったりなんかしちゃった日にゃあ・・・、8分です。



じゃあ、急いで電車で行きましょう。

改札まで来ました。

自分のSuicaはありますね。
投資家の分は?無いですね。
じゃあ、切符買いますか。
えーっと、新宿までだと、えーと、、、
あ、逆の方見てた。
えーと、新宿、新宿、、、あ、150円か。
おっと、細かいのがない。
じゃあ、1万円入れて、150円を押、、、と思ったら、
あ、「50円あります!」
ハイ、それを入れて、切符買って、
お釣りジャラジャラを財布に・・・



いつまでやってんだ

って話です。

だから、投資家の分のSuicaも持っておきましょう。



投資家は何人ですか?

1人のことが多いですね。でも、複数のときもありますね。
Portfolio ManagerとSector Analystが2人コンビで来日することもしばしば。
また、(通訳のクライアントである)証券会社にとって超大事な投資家の場合、
証券会社の現地セールス責任者も一緒に来日していることも。

ほらね、Suica4枚あったら便利でしょ?
そういうどうでもいいことが、次の新宿でのミーティングを成功に導くんです。



今まで、このようなケースが何回かありました。

改札まで来て、
投資家 (Hey Dan、目の前に立ちはだかるこのゲート、一体どうやって乗り越えりゃいいんだ?もうお手上げさ、USA・・・)
的な感じでこちらを見てきたときに、サッと人数分のSuicaをポケットから取り出すと・・・
投資家たちは必ず(当社調べ)、ニコッと笑って、
投資家 "Wow・・・"
って言います。



ロジ周りの知識・能力、いや、何よりも意欲(笑)の面で、
大きな差がつくのが、我らが愛しのIR通訳。

みんなもあれこれ工夫して、日本のIRを一緒に盛り上げていきましょう。
by dantanno | 2012-04-30 11:23 | IR通訳 | Comments(0)

投手コーチ 佐藤義則氏 の番組を観て

今日、午前10:00時から、IRISのワークショップ。



去年やっていた勉強会とは異なり、
実践的、いや、実戦的なIR通訳の訓練をし、
1.IRIS通訳者のさらなるレベルアップ、および
2.一般の通訳者の中から、IRIS第2期生を見い出し、育てる
ための場です。



ワークショップはこれまでに何度かやってきましたが、
今日は、IRIS通訳者と、一般参加の通訳者との交流戦。
初の試みです。



昨日、ワークショップの準備をしつつ、
「プロフェッショナル仕事の流儀」 (←大好き)で、
楽天のピッチング・コーチ、佐藤 義則氏の番組を観ました。
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選手に対し、愛をもって接する。
選手の能力を引き出す。
自身の、選手としての不遇の時代、好調の時代に学んだことを伝授する。
多くの名投手からリスペクトされる、名コーチです。



今日のワークショップでの僕は、進行役に近い立場であり、必ずしも「コーチ」ではありません。
それでも、この番組から学ぶことは多いと思いました。

印象に残ったのは以下の3点。



1.選手の「いいピッチング」を焼き付ける

育てようとしているピッチャーが好調な時の、いいピッチングを目に、記憶に、焼き付けておく。
そうすれば、そのピッチャーが不調なとき、全力を出し切れていないとき、何がいけないのかを見抜ける。

これはいいと思いました。

さっそく、今年1月に行った通訳者選考テストでの録音を引っ張り出してきて、
今日のワークショップ参加者全員の通訳を聞き直しました。

選考時もそうだったけど、特に「いい部分」に焦点を当てて聞きました。

これに基づき、今日のワークショップに臨み、いい点・改善出来る点を指摘しようと思います。



2.訓練は本気、本番は遊び


訓練ですから、和やかな雰囲気でやればいいと思いますが、
一方、ここで本気を出しておき、実戦(本番)には、遊びに行くぐらいのゆとりを持って臨めるといいと思います。

本番で緊張しきっていると、通訳の一番楽しい部分、すなわち「どう訳すか。どう表現するか」を楽しめなくなります。もったいない!

ウチの通訳者たち(将来の、を含む)には、ぜひ伸び伸びとした、いい通訳をして、クライアントを感動させてほしいと思っています。



3.コーチは、選手に評価されよ


結局、コーチたる者にとっては、選手が「客」です。

客に喜ばれなければ、
客に「このワークショップはためになった」と思わせられなければ、
客から、「次もあなたと」という指名を取れなければ、

つまり、
勝たなければ、
負け。

通訳本番と同様、今日も勝ちに行きます!
by dantanno | 2012-04-26 03:29 | IRIS | Comments(0)

沖縄読書日記

前号の好き嫌いと、善し悪しのはざま
こういう記事を書こうと思ったきっかけは、旅行中の読書。



今回、道中を共にしてくれたのはこの2冊。
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内田 樹(たつる)さんの 「街場の読書論」 と、
リービ 英雄氏の 「日本語を書く部屋」



そして、僕のレビューは・・・

前者が ★★★★★ (まだ読み終えていないけど)
後者が ★☆☆☆☆ (やや斜め読みだけど)

内田氏が五つ星なのはいいとして、
リービ氏が★一つだけなのは、決して氏、あるいは氏の本が★一つだからではなく、読み手である僕がまだ★一つだからだ、と痛感しました。

「街場の読書論」 と 「日本語を書く部屋」それぞれの書評はのちほど。
by dantanno | 2012-04-25 12:09 | Books | Comments(0)

好き嫌いと、善し悪しのはざま

Amazonとか、Yahoo映画などのサイト。

本や映画などの作品を、
★★★☆☆
みたいに5段階評価する、「ユーザーレビュー」機能がありますね。

本を買う・買わない、映画を観る・観ないの参考にしている人も多いと思います。

こういうレビューを見て気になるのが、

「この本、超おもしろかった!」 → ★★★★★
「この映画、全然ピンとこない」 → ★☆☆☆☆

と、ユーザーが自分の主観・好みに基づいて評価している点。



それでいいんですよね。
そういう趣旨のサイトですから。



例えば、、、

「僕は超おもしろいと思ったけど、それは僕の個人的な好みが大きく影響しているから、その分を割り引いて、★★★☆☆」
とか、
「私は全然ピンと来ない。でも、そんな私がヘンなのかもしれないから、それを考慮して、★★★☆☆」
とか、
みんながそんなことやってたら、結局みんな
★★★☆☆
になって、全然参考にならないし、意味がない。



個人的な好き嫌いとか、「ピンとくる・こない」で判断していいし、
ユーザーレビューを活用するユーザーレビューユーザーも、それを期待して見に来ているわけです。



それは分かる。
分かるんだけど、、、

やはり心のどこかで引っかかるのが、

「私は好き」 → ★★★★★
「オレには分からない」 → ★☆☆☆☆

という具合に、好き嫌いがその作品の善し悪しを左右しているように思えてしまう点。



例えば、誰か人と会って、一緒に食事をしたとしましょう。

食後、その人とバイバイし、家に帰ってきました。

「ああ、楽しかった♪」ですか??それとも、
「ああ、つまんなかった・・・」ですか?

前者であれば、その人は★★★★★で、
後者であれば、その人は★☆☆☆☆ですか?

そんなことはないですよね。

あなたに「楽しかった」と感じさせるその人は、あなたと肌が合うというだけで、客観的に見て★★★★★とは限らないし、
「つまらなかった」と感じてしまう自分にも、いや、そういう自分にこそ、何か問題があるのかもしれない。



そう考えると、自分が受けた印象に基づき、何かを評価するのは、実に危険な作業のように思えます。

「単なる好き嫌いに基づいて、何か(それが作品であれ、人であれ)の善し悪しは評価できない」し、

さらに考えを進めると、

「オレ」がつまらないと感じたその作品が★☆☆☆☆なのではなく、
その作品をつまらないと感じてしまう、つまらないオレが★☆☆☆☆なのかもしれない。

そう心しよう、と心するのでありました。
by dantanno | 2012-04-23 23:02 | 提言・発明 | Comments(0)

沖縄のYナンバーに思う

レンタカーを借りて、沖縄を縦横無尽に走り回っています。

道を走ってると、たまに

D (アンタ、ほんま無茶苦茶しよるなー)


的な運転をするクルマに出くわします。

十中八九、いや、十中十、Yナンバー(米軍関係のクルマ)

交通事故を起こし、相手を死なせても、公務中であれば、不起訴になったりするようです。
そりゃ、運転も荒くなるわ、と思いました。
(もっとも、地元沖縄の暴走族もたくさん走っていて、その騒音に悩まされている人も多そうなので、
結局日米どっちもどっちだな、と思いましたが。)

こんなブログもあった。
http://rekioakiaki.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-4401.html



一方、つい先日、Japan Timesで読んだ記事。
横須賀基地近くで、Off duty(非番)の米兵にレイプされた女性についてのものでした。

その米兵が「非番だった」ために罪に問われないことを、10年かけて日米で追求し続けているそうです。
http://www.japanfocus.org/site/view/3083


余談
僕がたまに通訳をするFCCJ(日本外国特派員協会)。
こうした「あわや泣き寝入りせざるをえない」人たちの声を世に発信する役割を担っている、
そんな組織に関わっていることを、ちょっと誇りに思います。




公務中ならOK!
Off dutyならOK!
ってことは、結局いつ犯罪を犯してもOK、ってことになる気がします。



これはあんま関係ないかもしれないけど、
沖縄って南国で、熱帯雨林系のジャングル地帯もあるじゃないですか。
そういう雰囲気が、なんだか植民地っぽさを助長し、米軍側の勘違いを増幅させるのかなあ。



ドライブの合間、ふとクルマを停めたコンビニには、大きな看板が。

Please be quiet!
Parking is for customers only!


沖縄の人たちは、いろんな意味で虐げられ続けてるんだなあ、と実感しました。
by dantanno | 2012-04-22 23:49 | 提言・発明 | Comments(0)

森カフェの、巧みな色使いに考える

名護の少し北。
濃い森の中のカフェに来ました。

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看板犬のチョコちゃんに迎えられて、
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満面の笑み。
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くつろぐ奥さん。
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眺めはこんな感じ。
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この、うっそうとした緑を眺めながら、

D (はたして、この緑は、オレと奥さんで、同じように見えているのだろうか・・・)

と考えました。



ウチの奥さんは、色の感覚が鋭敏。



昨日の結婚式で着た服装。
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奥さんと一緒に選んだんですが、僕一人では決して選ばない色使い。

結婚式のドレスコードだった、「リゾート・ゴージャス」072.gifに合う(と思われる)服を選ぶことが出来ました。



森カフェで、目の前に広がる緑を見ながら考えました。

D (奥さんには、この緑が、オレと違う緑に見えているのかもしれない・・・)




物理的・肉体的には、全く同じ色が見えていたとしても、
その色を見て、どう感じるかが異なるとしたら・・・

実質的には、違うが見えているのと同じではないか。



たまには、こんな毒にもクスリにもならないことを考えるのもいいですね。



Bye bye♪
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by dantanno | 2012-04-21 22:23 | プライベート | Comments(0)

戦友たちとの再会

今、沖縄に来ています。
モルスタ時代の友人、ユッキーの結婚式で。



昨日は、旅先からテレコンの通訳をするという、優れたプロ意識をお持ちの奥さんを部屋に残し、釣りに。
沖縄って、オレでも釣れるから好き。
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ヒゲ魚。
この後、すぐにリリースし、元気に海に帰っていきました。
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今日、式+披露宴だったんだけど、とってもステキでした。

披露宴と、二次会の間、ひさしぶりに会ったモルスタの仲間たちとの旧交を温めました。



僕は、大学時代、体育会とか、サークルとか、そういう集団に属さず(属せず)、
そのことを未だにややコンプレックスとして引きずってたりするんですが、
モルスタの仲間たちと会うと、いつも感じることがあります。



あの頃、僕たちは、それこそ老若男女、みな全力で仕事に取り組んでいたと思う。
モルスタの稼ぎ頭として、収益を稼ぎまくっていました。
(個人の収益ではなく、会社の、ね。トホホ)



その後、金融危機が起こり、我々がいた部署は空中分解してしまい、
ある者は同じ業界で転職し、ある者は国に帰り。
ある者は異業種でがんばり、ある者は起業。
今は無職で充電中の仲間もいます。

みんな、歩んでいる道は違うけど、こうして集まれば、いつでもすぐにあの頃に戻ります。



学生時代、スポーツに全力で取り組んだというのはとってもステキだし、
何物にも代えがたい財産だと思うけど、それと全く同様に、
社会人として、仕事に真剣に取り組んだ仲間たち、ってのもすばらしいな、と思います。

みんな、ありがとう!
Securitized Products Groupは永遠に不滅です!!
by dantanno | 2012-04-20 22:41 | プライベート | Comments(0)

タイガー復活万歳!

ゴルフやりますか?

僕は結構好きなんですが、
ヘタな上にあまりやらず、ゴルフ界の話題にも疎いです。

そんな僕でも、このニュースはとってもうれしかった。

スキャンダルで、長く勝ちから遠ざかっていたTiger Woodsが、PGAツアーでひさびさの勝利!
http://espn.go.com/golf/story/_/id/7735914/tiger-woods-wins-bay-hill-end-pga-tour-drought

上記↑アドレスにある文言もいいですね。
end PGA Tour drought
だって。(興味があれば、辞書で調べてみてね)

以前は無敵に思えたTigerが、実に923日間負け続けた後の、念願の勝利です。



Tigerが起こしたスキャンダルの是非、、、、、
いや、「是」ってことはないか。
じゃあ、「非の度合い」については、いろいろな意見があるでしょう。

家族やファンを傷つけ、スポンサーに迷惑をかけるなど、多くのダメージがありました。

そして、それに伴う、凄烈を極めるバッシング。

日本のメディアもすごいけど、アメリカのメディアのバッシングもハンパ無いです。
(トヨタのプリウスが、結局何も問題無かったのに、あれだけバッシングされた事例ご参照)



そんなバッシング(いわれのないもの含む)に対し、ちゃんと向き合い、謝罪会見を行いました。
元キャディー、元コーチらとの軋轢や、裏切りのような行為にも耐えつつ、
その後3年戦い続け、ようやく勝ち取った勝利。
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その3年間、どんなに苦しく、つらかっただろうか、と思います。

あれだけの地位にいた人が、あれだけのスキャンダルを起こし、そこから再び這い上がるというのは、
並大抵の精神力では出来ないと思う。
本当にカッコイイ。

当時、まるで鬼の首を取ったかのようにTigerを批判していた人たちは、その後どうなったのか分かりませんが、
せめてTigerの千分の一ぐらいは活躍していることを祈っています。



先日行われたマスターズではふるわなかったけど、
きっとTigerはまたビッグ・タイトルをモノにします!
by dantanno | 2012-04-19 07:01 | Comments(0)

北朝鮮の「ミサイル」打ち上げ失敗に思う

先週は、いろいろとお騒がせな一週間でしたね。
雑感を少々。

1.ミサイル?人工衛星?

まず、あれはそもそも
1.「ミサイル」だったのか、
2.人工衛星だったのか。

あるいは、
3.人工衛星だったんだけど、将来のミサイル打ち上げのための準備
だったのか。

北朝鮮は、人工衛星だと言っています。
日本の政治家・メディアは、「ミサイル」だと言っています。
どっちがウソで、どっちが本当なのか。

あくまでも素人考えですが、
ミサイルというのは、どこかに落下させることが目的であるのに対し、
人工衛星はその逆で、落下させないことが目的なのかな、と。
両者は、大きく異なるもののような気がします。

ちなみに、人工衛星であれば「打ち上げ / launch」、
ミサイルであれば「発射 / fire」でしょうか、通訳的には。

仮に、もし万が一、あれが実は人工衛星だったのであれば、、、
日本政府と日本のメディアがそれを「ミサイル」と伝えるのは、
ウソとまでは言わないにしても、若干事実と異なるのではないか。

北朝鮮は、2009年にも人工衛星?ミサイル?の打ち上げに失敗しています。
その時は、打ち上げが成功したと言い切ったそうです。
情報操作をしているわけですが、今回、人工衛星を「ミサイル」と伝える、という情報操作が行われていないよね、まさか、という気持ちです。

海外メディアを持ち上げるわけじゃないけど、例えばEconomistとかはSatellite=人工衛星、と言っています。
http://www.economist.com/node/21552628


USA Todayもsatelliteと言っている
http://www.usatoday.com/tech/science/space/2010-06-09-korea-satellite_N.htm

果たしてどちらが正しいのか。

今回、北朝鮮は打ち上げを見に来るよう、海外メディアを「招待」しています。
もし、「人工衛星」というのがウソで、実はミサイルなのだとしたら、、、
その打ち上げを見に来られたら、バレないのかな、なんて素人考えで思ってしまいます。

2.打ち上げられたのかどうかが分からないものを、果たして打ち落とせるのか?

結局、打ち上げられたのか、打ち上げられていないのか、がなかなか分からず、
40分右往左往してしまいました。
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仮に打ち上げが成功していれば、打ち上げから10分後ぐらいには沖縄上空に到達していたわけで、
果たして、それをどうやって「打ち落とす」つもりだったんだろうか。

2009年の打ち上げの時も、日本は打ち上げられたのかどうかが分からず、
打ち上げの前日に「発射された!」とアナウンスしてしまいました。

しかも今回、北朝鮮による打ち上げが普通に成功した場合は、日本は多分打ち落とさず、
打ち上げが失敗し、衛星?ミサイル?の破片とかが飛んできて危険な場合に、それを打ち落とす予定だったのだと理解しています。

予定外の破片を打ち落とすのは、予定通りに飛んでいる飛行物体を打ち落とす以上に難しいわけだし、
「打ち上げられたかどうか」(基本)に加え、「打ち上げが成功したのかどうか」(応用)も知る必要があります。

そもそも、打ち上げられたのかどうかが分からないと、非常に厳しい気がします。

3.なぜ、打ち上げを見に行かない?

今回、せっかく「見においで」と言われていたんだから、見に行けばよかったのに、と思います。

もちろん、プライドの問題があるし、そんなの見に行けるか!ということで、結局断ってしまったわけですが、
仮に見に行っていれば、せめて「打ち上げられたのかどうか」ぐらいは分かるでしょう。

「国民の生命・財産を命がけで守る」と、口先ではなく本気で思っているのであれば、
ここはプライドを捨ててでも、打ち上げを見学に行くべきだった気がする。

あと、見に行けば、その外観から、果たしてミサイルなのか、人工衛星なのかがハッキリするような気もします。

4.もっと大事なことがある


今、日本にとっては、打ち上がったのかどうか分からない人工衛星(or ミサイル)よりも大事なことがある気がする。

政府・メディア・自衛隊・国民、それぞれが本来やるべきことをやるべきだと思います。
未だに避難所で暮らしている人たちが大勢いるし、ガレキの山はまだ残っています。
政治はダメダメで、経済も停滞しています。

今回の件に振り回されたことはしょうがないとして、早くそれぞれの持ち場に戻り、もっと重要なことに取り組みましょう!
by dantanno | 2012-04-16 08:37 | Comments(0)

ボンガワンガ共和国大統領のスピーチにみる「通訳のジレンマ」

通訳ってのは、実に因果な商売です。



「因果な**」って、訳しにくいですね。

「因果」を辞書でひくと、
unlucky/unfortunate
とか、
poor/lousyとか。
大辞泉だと、宿命的に不幸なだって。

結構ネガティブな訳が多いですね。

冒頭の一行であれば、「大変な」ほどの意味でしょうから、訳すとしたら、例えば
Interpreting is a really tough job
とかかなあ、僕だったら。

ちなみに、この訳に対し、「いい」という通訳者もいれば、
「ハ?違うでしょ」という通訳者もいるでしょう。

そして、ハ?派の人たちに、
D 「じゃあ、どういう訳ならいいんですか?」
と聞いてみたとして、出てきた訳を僕が気に入るかどうかは分からない。

実に因果な商売たる所以です。



通訳者が全員そうかどうか知らないけど、僕は↑のような言葉遊びが大好きです。

TVを観てても、
D (あ、今の、オレだったらどう訳すかな)

とか、
D (今の字幕、芸術的だなあ・・)
とか。

ブログを書いてても、
D (TVは「見て」か?それとも「観て」か?集中してWatchしてる感じを出したいから、「観て」を使うか)
とか、
D (あえて話し言葉調にしたいから、「観ていて」ではなく、「観てて」にしてみよう)

とか。



こういうめんどくさいのがね、

マジ大好きで、楽しくてしょうがない んです。

因果だろ~?
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通訳という商売の因果さについて、みなさんに知っていただくために、以下の架空のストーリーを考えました。
ご一緒に、この因果な感じをお楽しみください。

はじまりはじまり~



アフリカのボンガワンガ共和国の大統領が、国賓として日本へ。
来日中、日本の人たち向けに、「今後の日本・アフリカ間の友好」と題し、スピーチを行います。



あなたが、「このスピーチを聞きたい!」と思ったとしましょう。

あいにく、スピーチはボンガワンガ語で行われます。

しかし、幸運なことに、大統領専属の通訳者である、ツヤク・インガ氏が同行しています。
当日は、インガ氏が日本語に通訳するそうです。
それだったら、あなたもスピーチを「聞く」ことが出来ますね。

インガ氏は、ボンガワンガ生まれのボンガワンガ育ち。
でも、なぜか日本語がペラペラだと仮定しましょう。



当日。
予定通り、大統領がスピーチを行い、イベントは無事終了しました。

インガ氏の通訳のお陰で、大統領のスピーチの内容がよく分かり、とてもよかったと喜ぶあなた。
そんなあなたに質問です。

D 「インガ氏の通訳、上手でしたか?」


さて、、、あなたならなんと答えますか?

あなた 「いやあ、それはもう。とっても流暢な日本語で・・・」


D 「それは、「日本語が上手」だっていう話でしょう。そうじゃなくて、「通訳は上手」でしたか?」

さすが、言葉にこだわるオトコ。みみっちい+ウザいです。
でも、確かに上記2つは似て非なるものですよね。 
(世の通訳者たちの「激しく同意!」が聞こえてくる気がします)


あなた 「スピーチの内容がとてもよく分かったし、上手な通訳だったと思うけど・・・」

これも、「通訳が上手」とする決め手にはなりません。

「分かりやすい訳」というのは、確かに大事なポイントですが、
そもそも、大統領の話し方が「分かりやす」かったのかもしれないし。

あと、仮に内容が分かりやすかったとしても、
実は、大統領が話した内容は、インガ氏の「訳」とは全く異なる内容だったかもしれません。
その場合、いくら分かりやすくても、「上手な通訳」ではありません。



果たして、インガ氏の通訳は上手なのか、ヘタなのか。

残念ながら、それはあなたには分かりません。

なぜ分からないかというと、あなたはボンガワンガ語が分からないから。
原語と訳を比較対照しようがないんです。



一方、、、、、、、、
当日、スピーチ会場には、在日ボンガワンガ大使サダ・アンバ氏も出席していました。

日本歴かれこれ10年のベテランであるアンバ氏は、日本語を自在に操ります。
彼は、大統領のスピーチと、インガ氏の通訳を両方聞き、
インガ氏が上手に通訳していることを確認。
スピーチ終了後、大使に"Good job!"と褒められたインガ氏は喜びましたとさ。

めでたしめでたし




さて。
What's the moral of this story?
このストーリーから学べることは何か。



ストーリーには、「大統領」「インガ氏(通訳者)」という、2人の話し手と、
「あなた」「アンバ大使」という、2人の聞き手が登場しました。

そして、あなたは、ボンガワンガ語(以下BW語)が分からないから、
インガ氏の通訳のウデを評価することが出来なかったわけですが、
皮肉なことに、あなたはBW語が分からないからこそ、インガ氏(=通訳者)のサポートを必要としているのです。

一方、アンバ大使は、BW語と日本語両方が分かるからこそ、インガ氏の通訳のウデを評価できたのですが、
BW語と日本語が両方分かるということは、インガ氏の通訳を必要としていない、ということになります。



ああ、因果。



自分の存在を最も必要としてくれている人からは、評価されようがなく、
自分のことを高く(あるいは低く)評価してくれる人からは、存在を求められていない。

この矛盾を、僕は勝手に「通訳のジレンマ」と名付け、いろいろと考えてきました。
そして、この通訳のジレンマにこそ、
日本のIR、および日本のIR通訳の大きな問題点が隠れているのではないか、と思っています。

逆に言えば、そこが大きなビジネスチャンスになりうる、ということ!

<続く>
by dantanno | 2012-04-11 20:04 | 通訳 | Comments(2)