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カテゴリ:IRIS( 49 )

いちご

通訳者からいちごをいただきました。

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ちょっと、いや、かなり贅沢だけど、さちにもおすそ分け。

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ごちそうさまです!

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by dantanno | 2014-12-25 10:43 | IRIS | Comments(0)

虹の女神 "IRIS"

アメリカの大統領にも、三丁目のラーメン屋のオヤジにも、どちらにも平等に24時間が与えられています。

それと同様に、社員が何十万人もいるグローバル企業でも、たった一人でやっている会社でも、「会社名」は一つしかなく、それに込められた想いもまた平等だと思います。



「社名をどうするか」は、会社を興す者が最初に直面する決断の一つではないでしょうか。

余談ですが、起業する際、「いろいろと決める必要がある」ことにまずびっくりしました。

・ 社名をどうするか
・ オフィスをどうするか
・ ロゴをどうするか
・ Webpageをどうするか
・ 宣伝をどうするか
etc., etc.



「こうしたらどうでしょう」
とか、
「Option Aと、Option Bがあります」
とかじゃなくて、

自分が決めないといけない

というのが、なんだか初めての感覚で新鮮でした。
サラリーマン時代、たいした仕事をしていない証拠でもありますが(汗)。



---



名は体を表す (辞書で調べたら、Names and natures often agreeだって)のことば通り、社名をどうするかは結構重要だと思います。

当社の場合、とても大事だったポイントは

・ ハイ・クオリティの、
・ IR通訳で、
・ 日本のIR、日本の通訳界をより良くする


ということで、出来れば会社名でそれを表したかったです。



で、

1. まず、英語でIR Interpreting Services of Japanとし、
2. その頭文字を取って"IRIS"とし、
3. それをカタカナにして「アイリス株式会社」としました。

「日本の」とか「ハイ・クオリティの」がどこかに行っちゃってますが、いいんです、それはで表すので(笑)。



---



"IRIS" → 「アイリス」という社名を決めてからしばらく経ったある日のこと。



通訳をしに出向いたら、企業のIR担当者が実は英語堪能で、僕が通訳しなくてもいいことが判明したミーティング (=ヒマ) の途中、電子辞書で"iris"を調べて遊んでいたら、おもしろい発見をしました。



iris (イリス)は、ギリシャ神話に登場する「虹の女神」の名前だそうです。

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この女神は、神々のことばを人々に伝える使者の役割を担っていて、天空から下界に下りる際、虹を通ったことから「虹の女神」と呼ばれたみたいです。



ステキですよね!ちょっと通訳者みたいですよね!

このことと、開業時にちょうど7人(虹の色の数と同じ)の通訳者が登録してくれたことに、勝手に縁を感じています。



・ ハイ・クオリティの、
・ IR通訳で、
・ 日本のIR、日本の通訳界をより良くする


を目指して、引き続きがんばります。

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by dantanno | 2014-04-22 17:57 | IRIS | Comments(0)

エージェントは、通訳者の「デビュー」をどう支えるべきか

(最初の記事はこちら



散々な通訳者デビューから時が流れ、、、
今では「デビューしたい!」という通訳者の卵から相談を受ける側に回りました。



通訳者の「デビュー」、すなわち誕生に関連し、通訳エージェントに求められるのは以下のではないか、と考えています:



0. そもそも、「通訳者デビューしたい!」という気持ちを持ってもらい、それを後押しする力
1. 通訳者のセンス/ポテンシャルを見抜く眼力
2. 通訳力アップをお手伝いする力
3. 紹介できる通訳案件を見抜く眼力




以下、各項目について少し詳しく書き、ついでにIRISの自己採点を試みます。
興味がある項目だけ読んでいただければ。。




0. そもそも、「通訳者デビューしたい!」という気持ちを持ってもらい、それを後押しする力

「通訳者になりたい」とか、IRISの場合でいうと「IR通訳おもしろそう!」と思っていただかないと、話になりません。

で、通訳者が何を見て「通訳になりたい」とか「なりたくない」と思うか、を考えると、既存の通訳業界の有りようが当然重要になるでしょう。

だからこそ、我々通訳エージェントががんばって、通訳者にとってより魅力的な業界にしていくべきだと思います。

そのために出来ることはいろいろあって、例えばエージェント・通訳者間の諸々の仕組みをいじってみたりとか。
あとは、いわゆる広報活動とかもありますよね。
例えばこのブログだって、いろんな目的の内の一つが「IR通訳に興味を持ってもらうこと」だったりします。

自己採点: まだ50点



1. 通訳者のセンス/ポテンシャルを見抜く眼力

IRISは、開業当初は僕を除き7人のIRIS通訳者で発足しました。
その中には、IR通訳経験が無かった通訳者もいました。
仮にAさんとしましょう。

Aさんは、既に通訳者としては立派にデビュー済みでしたが、IR通訳の分野では「デビューしたいのになかなかデビュー出来ていない」という状態でした。



通訳者選考で、初めてAさんの通訳を聞いたとき、
(この人、結構IR通訳やってるな・・・)
と思いました。
それぐらい、上手だったんです。
で、「IR通訳、何年目ですか?」
と聞いたら、未経験だとおっしゃる。



考えてみると、未経験の人を(経験あるな・・・)と勘違いしているわけですから、実は見抜く眼力が無いとも言えますが、その後のAさんの活躍(後述)を見れば、ポテンシャルを見抜く眼力があった、とも言えると思います。やや言い訳がましいですが。



Aさんのように、本来デビューしていても全くおかしくないのになぜかまだデビュー出来ていない通訳者を見抜く力 (掘り出し物発掘型)。
あるいは、今はまだデビューさせられないものの、磨けば確実に光るセンスのある通訳者を見抜き、育成する力 (スター育成型)

両方の「眼力」が大事だと思います。

自己採点: 90点 
(自分が「上手だな・・・」と思う通訳者を見抜くだけだったら簡単なんです。
そうではなくて、投資家、IR担当者、そして証券会社のセールス担当者から見て「いいな・・・」という通訳者かどうか。
日々、そういった人たちの心に乗り移ってIR通訳をしているので、この点は相当自信があります。)



2. 通訳力アップをお手伝いする力

通訳エージェントが通訳者を「デビューさせる」のではありません。
エージェントに出来ることは、通訳者が自身でデビューするのをそっと後押しするだけです。
つまり、主役ではないものの、脇役・補佐役として、いろいろと出来ることがあるわけです。
通訳者からいただく料金には、そういった付加価値に対する対価も含まれています。

Aさんには、IRIS登録後、IR通訳のワークショップを通し、IR通訳に慣れていただきました。
また、実際に初案件(証券会社での電話会議)を担当いただく際は、担当する企業についてみっちりと事前打ち合わせをしたり、案件当日、証券会社1Fのロビーにて、電話のかけ方などをおさらい。

特にIRISの場合、チームみんなでみんなをバックアップする、という仕組みがあって、それが徐々に回りつつあるので、チームみんなからのサポートが得られます。



登録後ほどなくして、Aさんの実力に自信を深めた結果、難しめの会社の海外IRロードショーを紹介しました。
(後述しますが、ロードショーは難しそうで、実は初心者に優しい案件です。でも、指名を取るのは難しい。)

案件を紹介後、本番前にその会社が属する業界についてのワークショップを行いました。
また、これまでその会社を訪問し、通訳した結果得られたフィードバックをすべて共有し、送り出しました。

その1年後。。
同じ会社のIRロードショーで、Aさんにご指名が来ました!

「指名」には実にいろいろなものがあって、その重みに軽重がありますが、個人的には、ロードショーで取れた指名は本物だと思っています。1週間一緒に過ごし、何度も何度も通訳を聞かれた上で、1年後、忘れた頃にいただく指名の味はまさに格別です!

自己採点: まだ60点



3. 紹介できる通訳案件を見抜く眼力

カニは、脱皮した直後が一番弱い。

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まだ殻がやわらかいから。
デビューしたての通訳者みたいですね。

そんなデビューほやほやの通訳者を、、、

超質問が分かりにくい、半導体業界専門のマニアックな投資家(モスラ)  VS  超気難しくて、通訳に厳しいIR担当者がいる半導体会社(キングギドラ)

の電話会議に放り込んだら、一体どうなるでしょうか?一度やってみたい気もしますね。

しかも、その投資家が証券会社にとって超重要な顧客で、へそを曲げられたら年間何億円のコミッションがふっとぶ先だったら?



「通訳者に対するクレーム」は、「カニに対する石鯛(歯があるんです)の攻撃」と一緒で、致命傷になりかねない。

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デビューしたての通訳者をクレームから守るためには、紹介できる案件を見抜く眼力が求められます。



じゃあ、一体どんな案件なら紹介できるのか?



IR通訳の場合だと、例えばロードショーとか、エクイティ・カンファレンスの案件でしょうか。
上記の場合、同じ企業に数日間ついて、何度も同じような内容を通訳します。
初日の朝一は分かりませんが、通訳者にセンスさえすれば、すぐにポイントを掴み、2日目の朝にはいい感じになっているだろうと思います。

逆に紹介してはいけないのが、同じ投資家と一緒に5社を訪問するVisit案件。
予習が5社分必要になるし、訪問先企業のセクターが異なれば、その分通訳者がアップアップになる確率が高いです。



大物案件ではなく、単発の案件であれば、
とっても優しい、ゼネラリストの投資家 VS とってもとっても優しいIR担当者
のIRミーティングとかがいいですね。

"Can you give me a brief overview of your business?"
とか、
"What is your pricing strategy?"
とか、優しいお話に終始しそうです。

クライアントである証券会社にとっての、その投資家の「重要性」も大事なベンチマークです。

そういった案件を見抜く能力についても、IRISは結構自信あり。
証券会社の、まさにそういう仕事をする部署から産まれた会社なので。

自己採点: 85点



---



以上、つらつらと書いてきましたが、やはりデビューの主役はあくまでも通訳者であり、エージェントはそれを手助けする助産婦にすぎません。

一緒に力を合わせ、
「通訳の仕事をしたい。でも、そのためには通訳の仕事の経験が必要」
の無限ループを打ち破りましょう!

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by dantanno | 2013-09-29 09:01 | IRIS | Comments(0)

通訳者の評価基準を変更しました

これまで、IRISでは通訳者の評価基準として、「指名」を使ってきました。

具体的には、
指名数
指名率(指名数/担当案件数)
リピート客率(リピート客数/担当案件数)
です。

クライアントからどれくらい「選ばれて」いるかは、プロとして大事な指標だと思うから。
そして、通訳者が長期的にHappyになっていくためには、「エージェントから選ばれている」だけでは不十分で、「クライアントから選ばれる」必要があると思うから。



「指名獲得を目指してください」
ということではありません。

通訳者力(通訳者としての力)を上げるべく、何か具体的に努力する

通訳者力が上がる

会議参加者が喜ぶ

(上記の結果として)指名が入る可能性が高まる


という考え方です。



(結果として)指名が多く入る通訳者は、会議参加者(≓クライアント)を喜ばせている

逆に、、、

指名があまり/全然入らないということは、一体何を意味するのか、一度考えていただきたい
という思いでやっています。



---



そんなある日。
正確には昨日。

クライアントから、IRIS通訳者に対するお褒めのメールが来ました。
その通訳者の人柄と、通訳パフォーマンス両方に対する賛辞が書いてありました。



このように、IRIS通訳者に対するお褒めのことば、感謝の言葉をクライアントからいただくことはときどきあります。
そういうときは、それをIRIS全員で共有し、その通訳者をたたえ合います。



でも、そういう「おことば」を、通訳者評価には活用してきませんでした。
あくまでも「指名」だけを見てきました。



---



なぜ「指名」だけにこだわってきたかというと、
お褒めのことばや感謝のことばはカネにならないから。



僕の通訳者としてのキャリアで、何度も経験があります。

3日間、海外投資家と一緒に都内を周り、とても気に入ってもらいました。
最終日、投資家が成田エクスプレスに乗る際、
「お前はグレートだ。ベスト・インタープリターだ。名刺もらってたっけ?念のためもう1枚ちょうだい。次来日する際、ぜひまたお前にお願いしたいから!」
と言い残し、二度と音沙汰無し(笑)。



---



こういうのって、通訳者としていくらでも言い訳できるけど、つまるところ、僕の通訳者力が欠けているから実際の指名につながらないんだと思う。

上記褒め言葉をもらうだけだったら、85点の通訳でOK。
でも、実際に指名につなげるためには、90点、95点じゃないといけない。

上記投資家も、あとちょっと何かがより良ければ、、、僕に通訳者力がもう少しあれば、、、
口先だけでなく、その後実際に指名を入れている可能性が高いと思う。
投資家はバカじゃないから。出来れば「いい通訳者」を使いたいに決まってるから。

まあ、そんなわけで「褒め言葉」や「お礼」は、通訳者の評価基準に含めずに来ました。



---



そんな中、前述のお褒めのメールが届きました。

メールが来てから1日考えました。



クライアントは 「喜んでいるか、喜んでいないか」、どっちだ。
間違いなく喜んでいます。
だったら、なぜそれを通訳者評価に活用しないのか。

我々通訳者は「サービス業」に従事していて、クライアントを喜ばせるのが仕事。
で、このメールは「クライアントが喜んだ証拠」として使えないのか?
もちろん使える!




ということで、今後は
「指名」
ではなく、
「クライアントの喜び」

を評価指標にすることにしました。

「満足度」 Satisfaction
ではなく、
「喜び」  Happiness

を見ようと思います。
Satisfactionなんて、当たり前すぎて見る意味が無いから。
そして、ただの満足よりも一段上の感動が無いと、Happinessにはつながらないと思うから。



具体的には、通訳者がクライアントを喜ばせた回数/率を見ていこうと思います。

「指名」は、クライアントを喜ばせないと入らないので、もちろんそれも含める。
それに加え、クライアントからのポジティブ・フィードバックも大事に見ていきます。



クライアントをたくさん喜ばせ、感動させられる通訳者。
それこそが本当のプロだと思うし、超かっこいいと思うし、僕がリスペクトしたいのはそういう通訳者だなあ、としみじみ思います。

IRISは、CH (Client Happiness)をたくさん生み出す通訳者集団になりたいです。
by dantanno | 2013-08-10 09:27 | IRIS | Comments(0)

マリーナベイサンズ

マリーナベイサンズの上のサーフボードのとこに初めて来てみた。

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高級なんでしょ、って思ってたら、既にプリンスホテル化してた。

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大勢の人が喜んでるのを見て、「中途半端にお高くとまってるよりもいい」と思った。

結局誰を満足させたいのか、自分か、客か、の問題か。

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さすがベガスのサンズの運営(だっけ?)

IRISも参考に出来る点が多々あるなあ、と思った。
by dantanno | 2013-08-06 13:48 | IRIS | Comments(0)

社員にボーナスを支給しました

日頃のがんばりに感謝して。
いつものお給料とは別に、6月末に振り込みました。

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今IRISには、MさんとSさんと、2人社員がいます。
「社員」といっても、毎日9時-5時でオフィスに出社してもらっているわけではなく、
主に自宅からやってもらっています。

2人とも、子育て真っ最中の主婦。
でも、「働きたい」という意欲と能力は持っていた人たちです。
IRISの事務を担当してもらっています。



ウチで「事務」って言うと、主にコーディネーション業務になります。
クライアントと通訳者をつなぐ仕事です。

・ クライアントからの依頼を受ける。
・ その案件に適した通訳者は誰かを判断し、案件を紹介する。
・ 本番まで、資料の授受や各種情報のやり取りをフォロー。
そういう業務です。

通訳エージェントにとっては、まさに中枢となる業務。



---


去年の2月に会社を興してから、自らもときどき通訳をしながら、
1年間は会社の事務を全て一人でやりました。

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最初から人を雇おうと思えば雇えたと思いますが、
あえてそれをしませんでした。



自分が投資家に同行し、1日に企業を5社回る。
その合間の移動時間、タクシーに乗り込み、
一方で投資家と世間話をしながら、
もう一方でスマホをいじり、新たに来た案件の引き合いをさばき、
通訳者からの返信を受けて手帳に書き込み、
クライアントから送られて来た資料を通訳者に転送し、
通訳者からの問い合わせを元に、クライアントに確認を入れる。

今から思うと、(なんであんなことが出来たんだろう・・・)と不思議になります。
まあでも、起業ってのは0を1にすることだから、
起業するときはそれくらいエネルギーが無いとダメなのかもなあ。



---



上記のような事務のやり方は、
よく言えば一生懸命、悪く言えば片手間です。

片手間でやっていただけに、ときに事務がグダグダになることがありました。

IRISのお客さまである通訳者、およびクライアントからすると、
片手間のグダグダなどではなく、ちゃんとやってくれた方がいいに決まっています。

でも、そんなお客さまの要望にあえて反し、自分のエゴを貫き通しました。



なぜ1年間は自分で全てやることにしたかというと、
ブラックボックス化を避けたかったから。

最初から人を雇っちゃうと、例えその人が受発信するメールを全てCCで見たとしても、
やはり当事者としての迫力を感じられず、サラーッと流れちゃうような気がしました。

通訳コーディネーション業務のキモはなんなのか。
通訳者たちは何を求めているのか。
どうすれば喜び、どうすれば悲しむのか。
そういったことを、ちゃんと自分のハラで理解したかったんです。

それは、短期的には自分のエゴでしかありませんが、
長い目で見れば、通訳者、そしてクライアントのためになるのは明らか。



---



1年間事務をやったおかげで、いろんなことが分かりました。

通訳者の気持ちが分かるようになりました。
また、矛盾するけど、自分が通訳者の気持ちを分かっていないことも分かりました。

今後、通訳者に変わっていってほしい面が見つかる一方、
自分が通訳者に合わせて変わらないとな、と思う面も見つかりました。



---



一つ、結構想定外だった収穫は、
通訳コーディネーターの気持ちが分かるようになったことです。



通訳コーディネーターは、基本、「ありがとう」と言ってもらえません。

最初は、通訳者に案件を紹介したとき、これが一番の「ありがとうポイント」かな?と勝手に想像していたんですが、通訳者からの返事は「お引き受けします」とか、「対応可能です」というのが一般的で、「ありがとう」ではありませんでした。

じゃあ、案件が終了したときはどうか。
そのときに「ありがとうございました!」的なムードになるのかな、と思いきや、
「**時に終了しました。ご報告まで」
というのが多かった。



もちろん、全く「ありがとう」と言ってもらえないわけではありません。
ときどき、折り入って感謝の気持ちを伝えられることがあり、そういうときは相当グッときます。

この前は、「自分はIRISに育ててもらっていると思う」とお礼を言ってもらい、つくづくうれしく思いました。

あ、あと、クライアントから来た資料を転送したときとかは、結構お礼を言ってもらえます。



---



通訳者たちがなぜ日頃あまり「ありがとう」と言わないのか。
それには、ちゃんといろいろな理由があります。
感謝していないからでは決してありません。
とにかくそういうもの。

だからこそ、日頃子育てをしながら一生懸命IRISのコーディネーション業務を担当してくれている社員には、通訳者の気持ちを代弁し、僕からいつも「ありがとう」と伝えるようにしています。

その一言を沿えようと思えるようになったこと。
案外それが、この1年間の事務の最大の成果かも。



口に出すだけでなく、行動で示そう、ということで、今般のボーナス支給と相成りました。



---



たいした額ではありません。
家族でどこかに旅行に行く際の足しになるかならないか、ぐらい。

でも、日頃理解を示してくださっているであろうご主人、ご両親、子供たちに、
僕からの感謝の気持ちを間接的に伝えてもらえるとうれしいです。



Mさん、Sさん、いつも本当にありがとう!!!
by dantanno | 2013-07-07 23:54 | IRIS | Comments(0)

クライアント・通訳者間の「パススルー」について

業界の内輪ネタで恐縮です。
エージェントは、クライアントと通訳者をどうつなぐべきか。



例えば、、、
ある通訳案件について、クライアントが「まだ仮」だと言っているのに、
それをエージェントが通訳者に「確定案件です」と伝えるのはどうかと思うけど、
クライアントが一言も「仮」なんて言っていないのに、
それをエージェントが通訳者に「まだ仮案件です」と伝えるのもどうかと思う。

なぜエージェントがそんなことをするのか、に思いをはせれば、尚更そう思う。



「悪い」とは言わない。
エージェントが案件の元請であり、元請のところで案件が分解されたり、案件の性質が変容してもOK、という考え方もアリだと思うから。

悪いとは言わないけど、でもやっぱり「どうかと思う」し、IRISではそういうことはしない。



IRISの理想は
下方硬直性のあるパススルー

言い換えると、
アップサイドはパススルー
ダウンサイドはエージェントが食い止める

ということ。



クライアントと通訳者の間は基本的にはパススルーにしたいし、実際ほぼそうしています。
仮/確定の話でいけば、仮なら仮、確定なら確定、をそのままつなげています。
クライアントから来た情報は全部通訳者に開示し、パススルーにしています。

通訳料金も、理想としてはパススルーにしたい。
それが当然だから。
なんで当然なのか。
話を分かりやすくするため、極端な例えを使います。

通訳案件終了後、クライアントがとても喜び、
「今回の通訳者さんがあまりにもすばらしかったので、元々決めていた金額の倍払う!」
と言ってきた場合、どうすべきか。
もちろん、そんな素晴らしいクライアントはあまりいないわけですが(笑)、
もしそういうことがあったらどうすべきか。

当然、通訳者に支払う通訳報酬も倍にすべきでしょう。
これが「上方パススルー」ということ。
アップサイドをシェアする、ということ。



基本的にパススルーでいいと思うんだけど、
その一方、なんでもパススルーにしちゃうと、通訳者のためによくない。

例えば、エージェントがもっと仕事を取るために、「通訳料金半額キャンペーン!」をやるとする。
その際、「パススルーだから」ってことで、通訳者に支払う通訳報酬も半額にしてしまうと、
通訳者にとってよくない。

だから、
(下方硬直性のある)パススルー
が理想。



あるいは、クライアントがお金を払ってくれない場合。
IRISでは、幸いにしてまだそういうことはありませんが、今後あるかもしれません。

その際、「パススルーだから」ってことで、通訳者の報酬もゼロにしてしまうのは筋違い。
だから、(下方硬直性のある)パススルー



去年、IRISではこれを実行しました。
下方についてはほぼ完全に硬直性を持たせつつ、
上方についてはほぼ完全にパススルーにしました。

今年は、上方パススルーの仕組みをちょっと変えましたが、
これは本意でありません。

長期的に目指しているのは、完全な上方パススルー。



---



お金や条件面の細かい話は置いておいて、
エージェントは、基本的なスタンスとしては、
クライアントと通訳者の間をパススルーでつなげる
存在であるべきだと思う。

上記「仮/確定」の例で行けば、
クライアントと通訳者間の情報の非対称性を濫用して情報操作するのではなく、

1. きちんとパススルーで情報を伝え、
2. アップサイドがあればシェアし、
3. ダウンサイドからは通訳者をしっかりと守る。

そういうエージェントを目指します。

書いてる途中から、だんだん自分への「戒めブログ」になっちゃったけど、
とにかくそういうこと。
by dantanno | 2013-07-03 13:16 | IRIS | Comments(0)

オレたち、花の「不況期起業組」

起業したタイミングが、たまたま不況期でした。

経済全体についてもそうだし、
日経平均株価的にも、一番ドン底の時期でした。



別に、不況期に起業しようが、好況期に起業しようが、どっちでもいいと思うし、
そもそもタイミングを見計らって起業してるわけじゃないんで、別に関係無いんだけど、
自分は、不況期に起業出来てとてもよかったと思ってます。



仕事なんて無い。何もしなければ、一円も儲からない。
通訳料金の値上げ?そんなの、夢のまた夢。実際は、「値下げをいかに食い止めるか」で精一杯。
いかに無駄遣いをせず、コストをゼロに近づけられるか。オフィスも自前のものを持たず、シェアードオフィスで始めました。

これが、当たり前の感覚として染みついています。



不況期に起業してよかった、と思うもう一つの理由は、その後世の中がより良くなると、ちょっとだけ
「ウチの会社も貢献してるのかも・・・」
って思い込めること。



コレ、あまり大きい声で言ったらはっ倒されそうだけど、
今の日本株の高騰の、0.0000000000000001%ぐらいは、IRIS通訳者たちの通訳のおかげだと、本気で信じています。



優秀なIR通訳者たちが集まり、
その人たちが気持ちよく仕事に取り組める仕組みがあって(まだ途上)、
がんばって証券会社から仕事を取ってくれば(まだ途上)、

結果的に日本のIRはよくなり、
それはダイレクトに日本株に対する評価アップに必ずつながるはず。

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起業するときは無我夢中で、日本株を買っておくことをついつい忘れてしまったんですが(笑)、
不況期に起業したあのときの気持ちを忘れず、引き続き日本経済の改善に貢献していきます。
by dantanno | 2013-05-15 22:12 | IRIS | Comments(0)

情報の搾取を乗り越える

フリーランス通訳者時代。
いいこともあったし、イヤなこともありました。



僕が一番イヤだったのは、
「クライアントがいくら払っているのか」
を、自分が登録している通訳エージェントから教えてもらえなかったこと。

こっちが黙ってたらもちろん教えてくれないし、
勇気を出して聞いてみても、「それは教えられません」の一点張り。



なんで教えてくれないのか。
「自分の通訳Performanceに対し、クライアントがいくら払っているのか」という貴重な情報が、一体なぜ秘密なのか。

そこがどうしても理解できませんでした。



商流が
クライアント → 通訳エージェント → 通訳者
である以上、間に入る仲介者として¥を抜いているのは当然だと思うし、
もしいっぱい抜いてるなら、いっぱい抜いてるでいい。
いろいろと手間もかかるんでしょう。

イヤだったのは、「抜かれてる」ことではなく、「いっぱい抜かれてる」ことでもなく、
「教えてもらえない」こと。



その頃、つくづく感じたのは、
一番の「搾取」は、お金をもらえないことではなく、情報をもらえないことなんだな
ってこと。

そして、自分は一通訳者としてこの搾取に耐えられないから、
自分で通訳エージェントを立ち上げるしかないな、と決めました。



去年、ようやくIRISを設立。

IRISでは、通訳者に聞かれなくても、必ずクライアント支払額を通訳者に開示しています。
今後、よほど考え方やビジネスモデルが変わらない限り、ずっと守っていきたい習慣です。
by dantanno | 2013-03-15 19:49 | IRIS | Comments(0)

手帳を新調し、飛躍に備える

開業してこのかた、ちっちゃな黒手帳でがんばってきました。
でも、3月からもう少し大きいものに変えました。

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予定を書くスペースが足りなくなってきたから。



---



今年の2-3月シーズンは超忙しく、僕も結構稼働しています。

注:
IRISでの案件の紹介の流れは、基本的に
1.IRIS通訳者たちに案件を紹介する
2.(IRIS通訳者たちが出来ない案件を)ダンが担当する
という流れになっているので、
IRIS通訳者たちが忙しく稼働していても、僕はその辺でブラブラしている、ということがままあるんですが、今シーズンは僕も結構通訳をしている、という意味です。




で、自分の予定はもちろん、奥さんの主な予定、そして
IRIS通訳者たち全員の予定(IRIS絡みのもの)を書き込んでいくと、、、



グチャグチャになります



ほんとは、そのグチャグチャぶりを写真におさめてお見せしたいんだけど、
手帳だけにいろんな名前とか書いてあるので、ご想像にお任せしますが、
なかなかのグチャグチャぶりです。



---



手帳も大きくなったし、さあガンガン仕事を取ってこよう!と行きたいところですが、そこはグッとブレーキ。
まずは事務の体制をもっと固めてから。



最近は、IRISの「攻め」のことはほとんど考えておらず、
もっぱら「守り」というか、基盤作りのことばかり考えています。
その辺のことについても、今度書いてみたいです。
by dantanno | 2013-03-02 15:23 | IRIS | Comments(0)