たんのだんのブログ

irisjapan.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

どうすればテロを無くせるか

ロンドンでテロ事件が発生した。

この事件の犯人たちは、偽物の爆弾をカラダに巻き付けていた。なぜか?犯行後、自分たちが確実に警察に「殺される」ためだ。殺されずに捕まってしまうと「殉教者」になれないから。

この事件の犯人たちはその望み通り射殺されてしまったので(なんと寂しい人生!)、実際のところどうなのかは分からないが、一般的にこのようなテロ行為をする人たちは神さまを信じていて、自分たちがやっていることは正しいと信じていて、天国を信じていて、このような行為をすれば自分たちは殉教者として天国に行って神さまと会える、と信じている。全部ウソなのに!

我々は犯人たちを「悪い人」と決めつけるが、実際にはそうとは限らない。むしろすごく「いい人」かもしれない。悪いのはこの人たちではなく、宗教だ。

宗教を信じていようがいまいがいい人はいいことをするし、悪い人は悪いことをする。でも、「いい人悪いことをさせる」ためには宗教が必要。
犯人たちは、自分たちが勇気を持って、正しいことを行っている、と固く信じていた。我々一般人が我々のルールに従って「いい人」であろうと日々努力しているのと全く同様、犯人たちは自身のルールに従って「いい人」であろうと願い、勇気を持って行動した「いい人」なのだ。いい人がこういうことをしてしまうから問題なのだ。

この事件を受けイギリスのメイ首相はテロ対策を強化する、と発表した。警備体制や、テロリスト候補者の監視を強化する、とのこと。もちろんそのような対策は必要だが、本質的な解決策にはならない。
言うは易しだが、本質的な解決策はテロ行為をするような人たちに対し「あなたが信じていることは、実は全部ウソなんですよ」ということを伝え、分かってもらうことだ。視野を広げてあげることだ。

仮に我々一般人がテロリストたちにそのようなメッセージを伝えるとする。でも、それを言っている我々自身が天国を信じてしまっていたり、"God save the Queen"とか"In God we trust"とかハレルヤハレルヤ言っていると、非常に説得力が無い。テロリストたちに言わせれば、「たまたま信じている内容が異なるだけで、お前たちも根拠無く何かを信じている、という意味では我々と同じではないか。だったら我々も根拠無く「テロ行為をすれば殉教者として天国に行ける」と信じてもいいではないか。信仰の自由万歳!」ということになってしまう。

d0237270_01305955.jpg


子供根拠無く何かを信じることをやめればテロ行為は無くなる。
子供たちに対し「神さまはいる、天国はある、いい子にしていれば天国に行ける」と洗脳することをやめるべきだ。子供時代にそのような洗脳を受けると、その後大人になってからは非常に洗脳から脱しにくいことは、我々大人たちが身をもって証明している。

「我々一般人の信仰は(テロリストのそれとは違い)人に害を与えないからいいではないか」という意見は一見もっともだが、根拠無く何かを信じることを肯定する、という意味で結果的にテロリズムを後押しすることになる。テロは、その加害者側のみならず、被害者側も同じような根拠レスな信仰を抱いてしまっているから厄介だ。神さまを信じる者がテロ行為を起こすと、被害者側は「神に祈りましょう」となる。そんな状態だから、テロの問題は非常に解決しにくい。

そして、宗教を批判することにはものすごく強い抵抗感が伴う。でも、「宗教を批判してはいけない」というのも根拠無き思い込みの一つだ。我々が小さい頃から「宗教を批判してはいけない」と洗脳されてきた結果だと思う。宗教は文字通り聖域であり、それを批判することはタブー、という思い込みを信者はもちろん、信者以外にも持たせることに成功した、という点で宗教はすごい。でも、そうした思い込みから逃れることが前に進む第一歩になるのではないかと思う。



by dantanno | 2017-06-05 21:31 | 提言・発明 | Comments(0)