たんのだんのブログ

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携帯電話会社のTV CM

携帯電話会社のCMを観ると、どこか小馬鹿にされたような気になってしまう。
3社のCMすべてそう。

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でもこれは、ちょっと考えればすぐに僕がおかしいと分かる。

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携帯電話会社(+広告代理店)は、なんのために高いお金と手間暇をかけ、TV CMを作り、放映しているのか。

その目的は、
1.収益を増やすため(直接的、定量的)
2.知名度やイメージをアップさせるため(間接的、定性的)

2.の「知名度やイメージをアップさせる」というのも、企業の存続意義を考えると、究極的には1.の「収益を増やすため」につながる。

いずれにせよ、僕を小馬鹿にするためのCMではない。

上記に照らし、携帯電話会社のCMの場合、その目的は
1.サービス加入者を獲得したり維持/Retainする
2.知名度やイメージをアップさせる
ためにあるのだろう。

僕の場合、どういうときに「小馬鹿にされた気がする」のかというと、「こうしたなんとか太郎とか犬とかよく分からない家族とかがあれこれおもしろおかしくやっているCMを流しておけば、それを観た者はその結果ウチと契約したがったり、ウチに引き留まったり、ウチに対する知名度・イメージをアップさせるだろう」と思われていると思うと、ちょっとどうなのかな、と思ってしまうのだ。

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ちょっと余談だが、僕の友人で、広告会社を経営し成功させている人がいる。彼の独特のものの見方には、昔から一目置いている。


よく、生命保険会社のCMなどで、感動的な「いい話」が流れて、それを観た人たちがFacebookとかで「チョー感動した!」とか「涙が止まらなすぎる!!」と称賛の嵐になることがある。確かに僕も感動するのだが、そんなとき、広告会社経営の彼は横から冷静かつ愚直に

「で、いくら売れたの?」

とツッコミを入れたりしている。そのCMが、どれぐらいの売上増につながったのか、ということだ。


彼のこういう姿勢は実に正しいと思う。結局CMは、観る人を感動させるためではなく、「収益を増大させるため」に放映されるものだからだ。それを観て喜んだり感動したりするのは「番組そのもの」でやればいい話で、TV CMの役割ではないと思う。


「いいCM」とは、その制作費を大きく上回るリターンを企業にもたらすCMのことをいうのだと思う。ドライだが、そういうことなんだと思う。


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携帯電話会社のCMに話を戻す。

これは皮肉でもなんでもなく、素直に
(きっと、いいCMなんだろうな)
と思う。
(たまたま僕は観る度に小馬鹿にされた気分になるけど、それは僕が少数派なんであって、きっといいCMなんだろうな)
と思う、本当に。

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実際、多くの人がこうしたCMを観て、その携帯会社に対するイメージをアップさせたり、「今加入している別の携帯会社との契約を解約して、この会社にナンバー・ポータビリティーしよう」と思うのだろう。そういう意味でこれらCMは、CMとしての本来の機能を果たしていると言える。

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なんの皮肉もなく、素直に(きっと、いいCMなんだろうな)と思うのと同時に、
なんのひねくれでもなく、素直に(自分は、これをいいCMだと思う人じゃなくてよかった)とも思う。

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先日、大手携帯電話会社との契約を解約し、MVNO?SIMフリー?にしました。いいですね、これ。

その結果、従来は毎月1万円以上かかっていた携帯電話代が、月3,000円程度になりました。
差額の7,000円は、恐らくTV CM制作費でしょう。そのTV CMを観て喜ぶ人が負担するという、受益者負担の原則がフェアだと思います。

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by dantanno | 2016-01-24 04:42 | プライベート | Comments(0)