TVで千原ジュニアが
『「七転び八起き」っておかしい』
と言っていた。
七回転んだのであれば、七回起き上がればいいはずで、八回も起き上がっちゃうと起き上がりの方が一回多くなっちゃう、とのこと。
確かにそうだ。
「七転び七起き」が正しいか。
それで思い出したが、昔から「安かろう悪かろう」はおかしいと思っている。
「値段が安いものは、(品質等が)それなりに悪いだろう」的な意味のことわざ。
「悪かろう」は分かる。「(品質等が)悪いだろう」という推測だから。
でも、「安かろう」は?
「安い」のであって、「安いだろう」という推測ではないはず。
だから正しくは「安かろう悪かろう」ではなく、「安物は悪かろう」とかであるべきなんじゃないか。
でもそれだとあまり語呂が良くないから、無理矢理「安かろう」にしたのか。
的なことを奥さんに言ったら、
「両方向なんじゃない?」
とのこと。
『「安いから悪いだろう」という推測と、「これだけ悪いものであれば、価格も安いだろう」という推測も兼ねてるんじゃない?』
とのこと。
うーん、なるほど。
一通りことわざ辞典を調べても両方向だとは書いていないが、奥さんの懐の深さはさすが。