この日やると決めていたことの2つ目。
2.クオリティの高い本屋さんに行って、いやになるまで本を眺め買いするこれは絶対やるって決めてたこと。
とてもいいサイトがこれ。
The 10 Best Bookstores In NYCこれに載ってたMCNALLY JACKSONは以前行っていて、すばらしさを確認済み。
(京都の恵文社一乗寺店と似てる。)
書店のすぐ近くに系列の文房具店があって、こちらもすばらしいから、文具好きの方はぜひ行ってみてください。
今回は、THE STRANDという本屋さんに行ってみることにしました。
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朝食会場から地下鉄に乗って10分ぐらい。
こんな銅像が建つUnion Square近くに降り立ちました。
到着。
古本も売ってます。
Where books are lovedというキャッチコピーがいいじゃないですか。
ちょうど奥さんに本の買い物を頼まれていたので、店員さんの所へ。
スマホで、奥さんから送られてきたAmazonの画面コピーを見せると、店員さんがすぐに
「ああ、この本ね」
的なノリで、本の居場所を教えてくれる。
本を愛してるなー、すごいなー、と思った。
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Amazonの画面コピーを見せて本を買ったのがおもしろいと思った。
普段、Amazonに押されがちなリアル書店。
リアル書店で手に取って、「これいいな」と思った本をAmazonで買われてしまう、的な流れがあるじゃないですか。
それを打ち砕くべく、僕なんかは日々なるべくリアル書店で本を買おうとしているわけですが、今回はその逆。
Amazonの画面コピーを見せて、「これください」と言ってリアル書店で本を買っている。
なんとなく爽快な気分になりました。
いや、Amazon様にもいつも大変お世話になっていますが。
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$50以上買うと、トートバッグをくれます。
このトートバッグとか、お店のロゴを見ていて、(フォントってホント大事なんだなあ。。。)と思いました。シャレじゃなくて。
トートバッグに"18 miles of books"ってあるけど、多分本当に本が18マイル分あるんでしょう。
それぐらい大規模な本屋です。
いや、さすがに18マイルは長すぎるか?
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このお店がおもしろいのは、紀伊國屋とか丸善に匹敵するぐらいとても大きな本屋のくせして、
我々夫婦が昔住んでた谷中・千駄木エリアにあるようなとても小さな本屋の雰囲気を持ち合わせていること。
一体なんでそう感じるんだろう。
一番の要因は、店員さんたちに漂う本好きオーラではないか。
とにかく、これは一度自分で体感してみないと分からないと思うし、解釈は人それぞれ異なると思うから、NYに行った際はぜひTHE STRANDにお立ち寄りください。
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この日の収穫。
ジャケ買い 兼 タイトル買い。
この人の本はついつい買ってしまう。
頭をカラッポにしたい気持ちは依然強いし。
以前講演を聴いておもしろかった柴田元幸さんの訳書の原書。
先日絵本翻訳をやってすごくためになったので、引き続き勉強してみようと思っていて、自分以外の人が絵本をどう訳すのかを研究するため、対訳を揃えました。
「うろんな」とか、自分からは出てこない表現です。
どちらかと言えばより得意な日本語でこれだから、英語では尚更です。
もっと表現力を磨けば、訳に奥行きが出るし、人生が楽しくなるのが分かります。
表現力の問題に加え、勇気の問題でもあると感じました。
「うろんな」なんて、絵本で使っても大丈夫かなあ、、、
子供分からないだろうな、、、
もっと簡単な表現にした方がいいかなあ、、、
という不安や迷いを断ち切り、自分が「いい!」と思ったことばを使う勇気がほしい。
そのためには日々研鑽なんでしょう、きっと。
本屋を出る頃には、NYでの残り時間が少なくなってきていました。。。