建設的な批判をするための9箇条
2013年 12月 04日
辞書で調べたら、
誹謗中傷: malicious slander
建設的批判: constructive criticism
だって。
このブログでも、建設的な批判をしていきたい。
誹謗中傷、やっかみ、罵詈雑言はしたくないので、批判が「建設的」であるための条件を考えてみました。
以下を満たせばいいという十分条件ではなく、
以下を満たす必要があるという必要条件でもありませんが。
以下順不同:
1. 実名で行う
2. Webで言わない
自分に対する批判をWebで見つけた場合、仮にそれが「建設的」であっても、批判された側はなんだかすごくイヤな気持ちになるでしょうし、聞く耳を持とうとは思わないでしょう。
相手に聞く耳を持ってもらえていない時点で、その批判は建設的でなくなる。
もっとも、制度とか仕組みとか、国とか、メディア、あるいは大企業のように、直接批判したくてもしにくい対象もあって、その場合にはWebが便利。
3. おかしいのは、実は「相手」ではなく「自分」ではないか、と真剣に疑ってみる
4. 相手の立場に立つ
仕組みであれ国であれなんであれ、相手が今そういう状態になっているにはそれなりの理由があるはず。
その「理由」が、実は「理由になっていない」と思うから建設的な批判を試みるわけだけれども、軽い気持ちで批判している自分には想像もつかない、別の、より深い理由が存在することも容易に想像出来るわけで、建設的批判者としては、それを想像する力やゆとり(つまり力)を持っていたいと思います。
5. 原動力は「怒り」ではなく、「世の中をより良くしたいという気持ち」
You can judge a man by what angers him
の言葉通り、何かに怒っているということは、とても恥ずかしいことだと思います。
6. 「批判」は手段。目的は「改善」
言いたいこと言ってスッとしたいだけなら、日記に書くにとどめた方がいい。
批判は、必ずしも「相手のためを思って」でなくてもいいけど、その最終目的はあくまでも「改善」であるべき。
7. 改善案を出す
目的が改善であるからには、自分なりの改善案を出すべき。
8. 折衷案を出す
正論を振りかざし、絶対に実行されないであろう改善案を提示しても意味がない。
相手の振り上げた拳の落としどころを、、、いや、拳を振り上げているのはどちらかというとこっちか。
そういった落としどころを踏まえた、多少受け入れられやすい折衷案も提示するといい。
9. ポジティブなトーンに仕上げる
読んだ人が元気を失うような、ネガティブなトーンではなく、
仮にその批判に賛同しないにしても、ポジティブに聞ける・読める内容にしたいものです。
<実践編>
上記に基づき、今度ブログでお昼のNHKニュースに対する「建設的な批判」を試みます。