たんのだんのブログ

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「誤表示」のカッコ悪さ

各社、偽装ではなく、誤表示だったと主張しています。
つまり、故意(わざと)ではなく、過失(知らなかった、あるいはうっかり)だったということ。



中には本当に過失だった会社・ホテルもあるでしょう。
でも、以下で述べる通り、ほとんどのケースがウソだと思います。



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表示というものは本来、そのままにしておけば正しい表示になってしまうもの。
「**産の牛肉」であれば、あえてウソをついたり、間違いをおかさない限り、「**産の牛肉」のままです。

そして、料理表示における過失が成立するためには、そのレストランの
料理人サイド、給仕サイド、経営者サイド、
みんなが揃ってうっかりしている必要があります。



1. 料理人サイド
何をどこから仕入れているのかという、食材の仕入面については正しく把握していたが、販売面について把握していなかった(給仕サイドで誤表示されていることを知らなかった)

2. 給仕サイド
その料理がどういう表示で提供されているのかは正しく把握していたが、仕入サイドについて把握していなかった(食材が実はメニューに表示されているものと違うことを知らなかった)

3. 経営者サイド
何をどこから仕入れ、それをどういう表示で提供しているのか知らなかった



料理人、給仕、経営者のうち、たった一人でもNot うっかりの人がいれば、
「あれ、なんかおかしくない?」
と注意を喚起できるわけで、だからこそホテル各社がみんな「誤表示 = 過失 = うっかり」である確率は天文学的に低い。



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かっこよさ、という観点ではどうでしょうか。



思うんですが、本件、故意(偽装)の方が過失よりもよっぽどマシだと思います。



料理人として、自分が丹精込めて作った料理が、一体どういう表示でお客さんに供されているのか、興味を持って知ろうとしなかったなんて、超カッコ悪い。

給仕として、自分が日々お客様に供している料理が、一体どこの地域のどういう食材で出来ているのか、把握しようとしなかったなんて超カッコ悪い。

そして極めつけ。
自分が経営するホテルのレストランで、どういう食材が仕入れられて、それがどういう名のもとにお客様に供されているのか、知ろうとしていなかった経営者のカッコ悪さと言ったら。。。。。



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一消費者としての僕は、料理人、給仕、経営者みんながそろいもそろってうっかりしているホテルで食事するのは恐い。



今回のような誤表示ならまだかわいいものです。

そのホテルは、「どこから何を仕入れて、それをどのような表示で売っているのか」を把握できていないわけですから、客としての自分が一体何を食べているのか、まったく分かりません。

「ビーフカレー」と書いてあっても、実はタワシかもしれません。

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それだったら、以下の方がいい。



「今回の件は、誤表示ではなく偽装です。
より多くの収益を上げるため、低コストの食材を用い、高品質な料理とうたって提供していました。

料理人、給仕、そしてもちろん経営者も、全員把握した上でやっていました。

申し訳ありません。
今後は心を改め、いい食材を用い、それを正しく表示して提供し、お客様の信頼回復を目指します」




他社が軒並みウソをつく中、こう言ってくれたホテルの方が100倍かっこいいし、今後ぜひそのホテルを使いたいと思うでしょう。
by dantanno | 2013-11-06 16:13 | 提言・発明 | Comments(0)