たんのだんのブログ

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艦長、どうか前をお向きください!

この前、安倍総理が発表した成長戦略

マーケットは「インパクトが無い」と失望し、
日経平均が下がった、って。



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一体、何を期待してたんだ?って思います。

戦略なんて、本来つまらないものです。

企業であれば、最終的には
どうやって売上を増やすか、あるいはコストを減らすか
しか無いわけで、それを実現するための戦略は、

やるべきことを粛々とやる
Gotta do what you gotta do

になるわけで、「おもしろい♪」とか「斬新!」を戦略に求める方が間違ってると思います。
(まあ、おもしろい戦略もあると思うけどね。)

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それはさておき。

戦略の「伝え方」には、大きく改善の余地があると思いました。



安倍さんっていっつもそうだけど、
手元の原稿見ながら話すでしょ?

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原稿を見ながら話すこと自体は悪いことではないと思う。



その原稿は、一体誰が書いたのか。
自分かもしれないし、補佐官や官僚かもしれない。

自分で書いた原稿なら全く問題無いと思うし、
「他人が書いた原稿を読むなんてけしからん!」
とも思いません。

例え別の人が用意した原稿でも、
本番前に自分で目を通し、追記・修正・削除をしていれば、
実質的に自分の言葉だと思うから。

スピーチが上手とされるオバマさんだって、原稿棒読みです。



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僕が問題だと思うのは、
「戦略がインパクトに欠ける」
ことでもなく、
「原稿を読み上げている」
ことでもない。

問題は、メッセージを伝えるときに、聞き手の目を見ていないことだと思う。

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「一緒に、力を合わせ、がんばろうではありませんか!」
と、うつむき加減で言われても、説得力ゼロです。


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せっかく優秀な補佐官たちが取り巻いているのに、
なんで誰もこれを問題視しないのか、不思議でならない。



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解決策は、
ここに書くのもアホらしいほど当たり前すぎるけど、
例えば



1.プロンプターを使う

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これがあれば、聞き手の目を見ながら、、、
いや、実は見てないけど(笑)、
目を見てる風に話せます。

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2.原稿にメリハリを付ける

上記、安部さんが成長戦略を発表する際のTV画面の字幕から類推するに、
恐らく安部さんの手元の原稿にはこのように書いてあるのでしょう。

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こうやってベチャーってやっちゃうから、読みにくいんでしょ。

司会者がやるように、こうしたら?

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あるいは、通訳者風にするとか(笑)。

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余談だけど、
これを訳せと言われたら、例えば
Japan will increase it's GNI per capita by 1.5 million yen in 10 years' time.
とかにします、僕だったら。

まず主語(Japan)を選び、
次に一番左下の「+」を訳し、
一番上の「何を?」を訳し、
で一番下に戻って金額を言って、
最後に真ん中の期間を訳す。

めまぐるしいでしょ(笑)。



3.本気で信じていることを語るのに、果たして原稿は必要なのか

「原稿使うの、アリなんじゃない?」って書いたけど、
やっぱりね、欲を言えば原稿無しでやってほしいです。



一国の首相は、考えることがいっぱいあって、
いろんな細かいことまで全部そらで語れ、っていうのは無理な話。

戦艦ヤマトの艦長が、
「今、第18ボイラー室の室温は?」
って聞かれても、
「知るかよ」
って話です。



でも、今の安倍さんにとって「成長戦略」って、もうほぼ全てでしょ?
なんで、それを原稿見ながらじゃないと語れないのか。

松崎しげるが、歌詞カード見なきゃ「愛のメモリー」を歌えないようなもんです。

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今後、わが艦がどちらに進むのかを聞かれたときぐらいは、
手元の原稿に頼らず、しっかりと前を見て語ってほしいです。
by dantanno | 2013-06-13 00:42 | 提言・発明 | Comments(0)