たんのだんのブログ

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廃品回収ブルース(おんぷ)

オフィスで仕事をしていると、しょっちゅう流れてくる、このメロディー♪
あまりにもしょっちゅう聞いているので、もはや完全に暗記しました。



こちらは~
廃品回収車です。
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ご家庭内で~、
ご不要になりました~、
テレビ、パソコンなどの、家電製品や、
アンプ、バイクなどの、大きなものや、重たいものなど、どんなものでも回収します。
壊れていても構いません。
また~、分からないことがありましたら~、お気軽にご相談ください。

(リフレイン) → こちらは~廃品回収車です。 → (永遠(とわ)にリフレイン)

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はるか遠くで、このアナウンスがかすかに聞こえた瞬間。

D (ああ、これからしばらくは仕事にならないな)

と覚悟。
その時間をつぶすために、オフィスにマンガも置いてあります。



そして、だんだん音が大きくなってきて、
ついにピークに。
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その後、また数分かけて、徐々に音が下がっていきます。



---



丸の内・大手町の立派な高層オフィスにお勤めの方々には無縁の問題ですが、
我々低層中小企業にとっては、結構バカになりません。

複数の業者が、それぞれ一日に何度も回るので、
一日辺りの仕事の総中断時間約1時間(IRIS調べ)



オフィスにいるときだけじゃありません。
廃品回収のトラックは、住宅街も熱心に走り回っています。

D 「今日は、ちょっと聴き足りなかったなあ・・・」

と思っても大丈夫。
家にいながらにして、何度でもアンコールを聴けます。



---



このアナウンス。
中でも僕が一番気になるフレーズが、サビのコレ:



♪ また~、分からないことがありましたら~、お気軽にご相談ください。 ♪





D 「分からないことなんて無いし!」





いや、ちょっと待って。

そう言われてみると、分からないことがいくつかあるぞ。。。

ちょっと聞いてみよう。




分からないこと その1
D 「なぜ、人に迷惑をかけることがイヤじゃないのか」



人はみな、つまるところ
この世をより良くする
ために生きていると思う(そう思わないと、なんか寂しくない?)。

そして、根っからの悪人なんて一人もいない。

そう仮定すると、なぜ人に迷惑をかける商売をするのか、と思う。



誤解されると困るけど、
決して「廃品回収」という行為そのものや、そのビジネスモデルを否定しているわけではありません。

それはそれですばらしいビジネスだと思うし、この世に必要とされていると思う。

でも、、、、、




分からないこと その2
D 「なぜ、インターネットを使わない?」



このご時世、本気で廃品をたくさん回収し、売りたいのであれば、

1. 大音量を流しながらトラックでノロノロ走り回る方法と、
2. ネットを利用♪
する方法とあると思うんだけど、なぜ 1. を選ぶ?

まあ、案外1.の方が集まるのかなあ。。
それとも、もしホームページの作り方が分からないのであれば、ボランティアでお手伝いします。
今、一日1時間(笑)はその作業に当てられます。




分からないこと その3
D 「なぜ、この大音量廃品回収に荷担する?」



結局、拾う神あれば、捨てる神あり
廃品回収車に廃品を提供するユーザーがいるから、それを目当てにトラックが回ることになってしまうわけです。

廃品を処分したいなら、ぜひネット上の廃品回収会社を使ってほしいものです。
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分からないこと その4
D 「なぜ、ゴミの処分を有料化する?」



結局、廃品回収車とか、キレイな山での不法投棄とか、そういう問題の諸悪の根源が、
ゴミ捨てるのに¥かかる
ってこと。

これについては、記事を改めて書いてみようと思ってるんだけど、
行きすぎた受益者負担(the "beneficiary pays" principle)は結局、
負担を回避しようとする受益者と、
それによっての損害を被る人を多数生み出す気がする。




分からないこと その5
D 「なぜ、みんなもっと怒らない?」

廃品回収車の大音量を聴きながら、一人悶々としていると、
静まりかえった街(もちろん、廃品回収車は除く)に問いかけたくなります。

なぜ、あちこちで暴動が起きないのか?
なぜ、みな従順にこの音に耐えているのか。
なぜ、ピースフル・シープのままなのか。



ま、案外不満に思ってる人もいるのかもしれないけど、どうにもしようがないか。
廃品回収のおっちゃんに
「やめてください」
って言っても、やめてくれないし。

あのアナウンス。
きっと、違法でもなんでもなく、立派に合法なんでしょう。




分からないこと その6
D 「なぜ、あれが違法ではないのか」



ああやって、大音量を流しながら、街を走り回ってOK!というルールになってるんだろうなあ、きっと。

でもね、「ルール上OKなんだから、いいじゃん」って、それじゃ子供と一緒。
たまにはルールがおかしいこともあって、
全部が全部ルールに規定されているわけじゃないんだから、
その辺の判断を出来る大人になりたい。

僕個人は、廃品回収車で走り回る予定はないけど、
その他の面で、自分も気をつけないといけないと思う。
当たり前だけど、ルールを守ってりゃ、なにやってもいいってことではない。



---



なぜ、(根っからの悪人でもないのに)こういう行為をするのか。
なぜ、それに対して怒りの声が上がらないのか。
そもそも、なぜ日本って、迷惑アナウンスというものに対してとても寛容なのか。




いろんな理由の複合形なんだろうけど、
一つ思いついた仮説がこれ:



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みんな、小さい頃から、これを聴き慣らされてるでしょ?



選挙って、
「選挙」っていうぐらいだから、まだ当選してないわけで、そういう意味ではまだ「公」の立場にはない人たちなんだけど、選挙という制度自体は立派に「公」であって、その「公」が

選挙太郎です
選挙太郎です!!
選挙太郎です!!
選挙太郎です!!
選挙太郎です!!
選挙太郎です!!


とやってるわけだから、

「だったら、オレもちょっとぐらいいっか  →  ♪ こちらは~、廃品・・・」

って、そりゃ思うわな。



しまいには、オレもやっちゃうよ。

こちらは~、アイリスです。

海外投資家との~、
電話会議や~、IRミーティング~。

ハイ・クオリティの、逐次通訳を~、ご提供いたします。

メーカーでも、不動産でも~、製薬でも~、
IRであれば~、どんなものでも結構です。

分からないことがありましたら~、お気軽にご相談ください。




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この問題、案外根が深いのかもなあ。
将来の課題として取っておきます。
by dantanno | 2012-09-07 22:22 | 提言・発明 | Comments(0)