たんのだんのブログ

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好き嫌いと、善し悪しのはざま

Amazonとか、Yahoo映画などのサイト。

本や映画などの作品を、
★★★☆☆
みたいに5段階評価する、「ユーザーレビュー」機能がありますね。

本を買う・買わない、映画を観る・観ないの参考にしている人も多いと思います。

こういうレビューを見て気になるのが、

「この本、超おもしろかった!」 → ★★★★★
「この映画、全然ピンとこない」 → ★☆☆☆☆

と、ユーザーが自分の主観・好みに基づいて評価している点。



それでいいんですよね。
そういう趣旨のサイトですから。



例えば、、、

「僕は超おもしろいと思ったけど、それは僕の個人的な好みが大きく影響しているから、その分を割り引いて、★★★☆☆」
とか、
「私は全然ピンと来ない。でも、そんな私がヘンなのかもしれないから、それを考慮して、★★★☆☆」
とか、
みんながそんなことやってたら、結局みんな
★★★☆☆
になって、全然参考にならないし、意味がない。



個人的な好き嫌いとか、「ピンとくる・こない」で判断していいし、
ユーザーレビューを活用するユーザーレビューユーザーも、それを期待して見に来ているわけです。



それは分かる。
分かるんだけど、、、

やはり心のどこかで引っかかるのが、

「私は好き」 → ★★★★★
「オレには分からない」 → ★☆☆☆☆

という具合に、好き嫌いがその作品の善し悪しを左右しているように思えてしまう点。



例えば、誰か人と会って、一緒に食事をしたとしましょう。

食後、その人とバイバイし、家に帰ってきました。

「ああ、楽しかった♪」ですか??それとも、
「ああ、つまんなかった・・・」ですか?

前者であれば、その人は★★★★★で、
後者であれば、その人は★☆☆☆☆ですか?

そんなことはないですよね。

あなたに「楽しかった」と感じさせるその人は、あなたと肌が合うというだけで、客観的に見て★★★★★とは限らないし、
「つまらなかった」と感じてしまう自分にも、いや、そういう自分にこそ、何か問題があるのかもしれない。



そう考えると、自分が受けた印象に基づき、何かを評価するのは、実に危険な作業のように思えます。

「単なる好き嫌いに基づいて、何か(それが作品であれ、人であれ)の善し悪しは評価できない」し、

さらに考えを進めると、

「オレ」がつまらないと感じたその作品が★☆☆☆☆なのではなく、
その作品をつまらないと感じてしまう、つまらないオレが★☆☆☆☆なのかもしれない。

そう心しよう、と心するのでありました。
by dantanno | 2012-04-23 23:02 | 提言・発明 | Comments(0)