陽だまりのような法事

日曜日、法事がありました。
陽だまりのような法事_d0237270_18491271.jpg


奥さんのおじいちゃん(サブローじいちゃん)の。
陽だまりのような法事_d0237270_18491128.jpg



僕は、初めて会う親族の方もいたので、最初に紹介してもらいました。
陽だまりのような法事_d0237270_18491350.jpg



その後、読経・焼香をし、お墓参りを済ませます。
陽だまりのような法事_d0237270_18491195.jpg




昼食になりました。

この日はよく晴れて、昼食部屋にもお日様がさんさんと降り注いでいました。



サブローじいちゃんに次ぐ、今日の第二の主役であるおばあちゃんは、
窓際の、一番陽が当たる席。

脚がやや悪いので、座布団ではなく、小さい椅子にちょこんと座ります。



食事開始。

ちょっと耳が遠いおばあちゃんは、
すぐ耳元で、かつハッキリしゃべらないと、なかなか聞き取れません。
なので、我々親族一同が交わしている会話のほとんどは、ちゃんと聞こえていないものと推測。

でも、時折おばあちゃんの方をチラ見すると、、、
話し手の方向を向いて、にこやかにほほえんでいます。

きっと、なんとなく伝わってくる音を聞いて、
今日のこの場を楽しんでるんだろうな。



人は、自分が亡くなるとき、
その人が亡くなることによってしか遺せない何か
遺された人たちに遺す、

と、固く(笑)信じています。
(昔読んだ、フジ子ヘミングさんの本(確か)からの受け売りですが)

そう考えれば、人が亡くなることの寂しさがすこし紛れる気がして。




サブローじいちゃんがいなければ、今日このメンツがこうして集まることはなかったわけだし、
おばあちゃんの、このにこやかな表情も無かったんだなあ。
っていうか、この部屋にいる人たちの多くは、そもそも存在しないわけだ。
陽だまりのような法事_d0237270_18502452.jpg


今日の、この陽だまりのような場は、サブローじいちゃんが我々に遺してくれたものなんですね。

じいちゃん、ありがとう!会ってみたかったです。
陽だまりのような法事_d0237270_18491349.jpg

by dantanno | 2011-12-07 19:10 | プライベート | Comments(0)

通訳・翻訳者 丹埜 段(たんの だん)のブログです。IRを中心にビジネス・ファイナンス系を専門としています。 通訳会社IRIS経営。http://iris-japan.jp


by dantanno