たんのだんのブログ

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スタバで涙が出そうになった件

「コーヒーとタメ口」で書いた通り、僕、スタバの常連です。
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普段、プライベートでコーヒーを飲むときはもちろん、投資家に同行しているときにもよく行きます。
スタバに限らず、こういうカフェは、ミーティング間の時間調整に、とっても便利ですよね。
お世話になっているフリー通訳者も多いと思います。

この前、スタバでちょっと「ハッ」とする出来事があったので、みなさんとShareさせてください。
【特に、IRIS通訳者たちに考えていただきたいです。】



午前中だけ投資家に同行する、という案件がありました。
ミーティングの合間、例によって時間調整のため、訪問先企業の近くのスタバに行きました。
いつも行くスタバとは違う雰囲気も、またいいですね。


コーヒーを2つ頼み、レシートを受け取ります。


いつもラテとかフラペチーノとかを飲んでいる人にはあまり関係がありませんが、
スタバでは、"One more coffee"というキャンペーンをやっています。
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説明は、上記レシートの通りです。
コーヒーは、普段は1杯300円ですが、One more coffeeを適用すると、1杯100円になります。

<書き足し>
スタバとしては、多分、コーヒーの方が利益が出るから、コーヒーをPromoteしたいんですよね。
例えばラテとかって、一旦レジで注文してから、「作る」という作業があり、ほんで別の受取カウンターで受け取るじゃないですか。
それに対し、コーヒーって、要は「注ぐだけ」なんですよね。
だから、レジで頼んだら、すぐに店員さんが注いで、レジで渡してくれるんです。
回転率命のスタバとしては、コーヒーの方が効率がいいんでしょう、きっと。
One more coffee...  いい戦略です。




<ここから 「さて、、、」まで、ちょいとややこしくてすいません。でも、話がつながっているので、読んでくださいませ>

この日も、コーヒーを買ったので、受け取ったレシートは、"One more coffee"と書かれたレシートでした。

今回はプライベートではなく、「仕事として」(エッヘン)スタバに行ったので、「領収書をください」と言い、受け取ったレシートを一旦店員さんに返しました。

こういう場合、通常は、領収書をいただくとともに、「領収書発行済み」と手書きしたレシートを合わせ、計2枚返してくれます。
(レシートが無いと、のちほどOne more coffeeの適用を受けられないから。)

しかし、この日は店員さんが領収書だけを僕に渡し、レシートを回収してしまいました。
僕も、全くそれに気付かず、領収書だけを財布にしまいました。

<ややこしい箇所終わり。お疲れ様でした!>



さて、、、

その日の午後、投資家と別れた後。
D (コーヒー買って、オフィスに戻るか・・・)
と、いつも行く大手町駅構内のスタバに行って、One more coffeeと書いたレシートを探しますが、、、
あれ、レシートが無い。。。
あるのは領収書だけ。

そりゃそうですよね、レシート受け取ってないんだから。

で、
D (まあいいや、通常料金で)

と、300円出してコーヒーを買おうとしたんですが、

僕、毎朝この店でコーヒーを買って、毎日午後には、今度はOne more coffeeを買いに来るため、店員さんがもう慣れていて、
店員さん 「あ、One more coffeeですね?」
とおっしゃる。


そこまで言ってくださるなら、、、

最近、起業に向け超節約モードの僕。(その割には毎日スタバ。。いいの、これは!大事だから。)
ダメモトで言ってみました。

D 「あのう、実は、今朝**店(別の店舗ね)でコーヒーを買ったんですが、その時に、この領収書だけ頂いて、レシートを頂かなかったんです」
店員さん 「ああ、そうですか。だったら大丈夫ですよ、レシート無くても」


と、いつものように100円でOne more coffeeを提供してくれたんです。

浅ましい僕は、このときはまだ
D (ラッキー・・・)
ぐらいにしか思っていませんでした。
実際、これだけだったら、200円トクしました、って話で、何もみなさんとShareすることは無いんです。

この後、コーヒーを手渡される瞬間。
店員さんが「衝撃の一言」を発します。





店員さん   「今回は、本当に申し訳ありませんでした。」





D ガーーーーーーーーーーーーーーーン。




ドキドキドキ。
なんだ、これは?
この、まるでブン殴られたような衝撃は何なんだろう、と、店を出て歩きながら一生懸命考えました。



いろんな想いが同時に頭の中を駆け巡ります。


「なんで?」
同じスタバとはいえ、他店舗の、見知らぬ店員さんの行為について、なんで素直に謝れるんだろう。
そもそも、どっちかというと僕が悪いというか、僕がレシートを受け取り忘れたわけだから、完全に自業自得。
なのに、なんでそれに対し、気持ちよく謝れるんだろう。

「なにこれ?」
この、嘘くさくない「愛」は、一体なんなんだろう。
マニュアル  「なんかゴチャゴチャ言ってくる客がいれば、とりあえず謝れ」
とか、そういうことじゃない気がするんです、これは。

「ちょっとだけ、負けた感」
果たして、我らがIRISでこれが出来るか。

投資家 「この前ついてくれたIRIS通訳者だけど、ちょっと良くなかったよ」
IRIS通訳者 「申し訳ありませんでした」
ってことでしょ?そんなこと、実現出来るかなあ。

「出来る」
これを、IRISでも実現したい!
きっと出来るはずだ!という、根拠のない自信。

「どうやればいいの?」
この店員さんが、もともとそういう人で、素養がしっかりしている、というのはあるんでしょう。
でも、このスタバ大手町ビル店に流れるPositiveな雰囲気から察するに、入社・入店後の教育も大きく影響しているんじゃないか。
一体どういう教育、トレーニング、etc.をすれば、こういう店員さんに育てることが出来るんだろう。
採用か?そういう人を選んでるのか?
秘訣は分からないけど、そのすばらしさに感銘+脱帽。

「途方に暮れる」
必ず出来るのは分かるんだけど、その道のりが果てしなく遠い。
でも、それをやるしか無いんだなあ、という脱力感。
明日になれば、それを楽しむことが出来るのは分かるし、それこそが経営だと思うし、それが無かったらやりがいを感じないだろうけど、でも、今日はちょっと、道のりに圧倒される感じ。



いろんな想いが一瞬で交錯し、不思議なことに、涙が出そうになりました。(出なかったけど)





でも、マジでどうやればいいんだろう。

店員さんが持つ、「本来の良さ/愛」を引き出す経営のような気がするんだよなあ。。
論語とか、荀子とか、そういう世界なのかなあ。。あるいは、禅?陽明学?
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全然分からないや。
【世界各地で、IRIS通訳者のみんながズッコケる音が聞こえてきます。がんばりますね。。。】


ただの「経営学」じゃないんだなあ、これはきっと。
経営の本には書いてない何かなんだろうなあ。




IRIS開業直後は、正直言ってヒマになる予定です。
そのヒマな時期を利用して、スタバとか、Disneylandとか、愛のある店員さんがいる施設でバイトしてみようかな、と、半分本気で考えてみたりします。
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一度潜入しないと、その秘訣は分からない気がするんだよなあ。
やたらフケた店員が一生懸命働いていたら、それはきっと僕です。


どなたか、そういう施設で働いた経験のある方(うらやましい!!)、
ぜひその秘密を教えてくださいませ。
by dantanno | 2011-10-06 19:34 | IRIS | Comments(4)
Commented by kako at 2011-10-24 20:55 x
はじめまして。
「世の中をよりよくする」という検索キーワードでこのブログにおじゃましました。
「いい通訳で、世の中をより良くする」というタイトルのブログにも 色々と感じさせていただきました。
そして このブログ。
読んでいて本当に涙が浮かびました。
スタバの店員さん素敵ですね。
そして これを書かれたdantannoさんも。
慈しみをありがとうございます。
この感じが当たり前になる社会を創ることを目指します♡
Commented by dantanno at 2011-10-24 22:00
kakoさん、うれしいコメントありがとうございます。
「世の中をよりよくする」で検索をかけているなんて、、、kakoさんも相当「世直しフリーク」ですね(笑)。
kakoさんは、一体どんな職業なんだろうか。。いずれにせよ、こういう意識でがんばる人が増えると、間違いなく「いい世の中」になりますよね。
お互いがんばりましょう! Where there's a will, there's a way!!
Commented by 送付状 at 2013-01-22 13:19 x
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
Commented by caramelmacchiato3 at 2016-04-25 14:33
スタバの店員になるにはしっかりした訓練があると聞いています。その愛のある店員さんに出会って、よかったですね!
大変うらやましいです。

私は残念なことにレジ受付に慣れていない店員さんに当たることが多くて、せっかくマイマグカップ持参でも、値引きされていないことがありました。

そういえば、しっかりした店員さんは注文内容を復唱していたなと思い当たりました。
値引きしてもらおうと汚れたカップとレシートをレジにもっていこうとしますが、
お客様おまちください!と案内係の方に待ったをかけられる。
レジは空いています。
注文したい他のお客さんが優先なのです。
でも、その店は出口が開きっぱなしで足元に風が冷たい。
そのお客さんの処理を待ち、
自分の用件が済むのを待ち、
汚れたマグカップを洗いに、すぐさま水場へ向かう。
人生の8分くらい無駄になりました。

疲れているときに限って、その場でレシートをちらっともできない自分。
その1秒もかからない行為を怠ったことで自分で自分を疲れさせる。

でも、一番しっかりしてほしいのはレジのお方です。
マグカップ持参の客って少ないんでしょうね。
だって、こんなミスって。。。。
初歩的すぎる。