手元をジロジロ、の巻 その②
2011年 10月 05日
前回の「メモ取りの記号をShareします」も、ほぼ反響無し。
あんまおもしろくないんだろうなあ。
推測するに、作者の自己陶酔が透けて見えて、読者に微妙な不快感を与えるんでしょうね。
ちょっと反省。でも継続♪
1.の「投資家が何をメモっているか」について。
訳しながら、投資家のメモの内容を見ます。
その上で、訳に微調整を加えます。
一例。
企業 「売上が10%アップ」
訳 "Sales up 10%"
投資家メモ "Revenue up 10%"
これを見たら、
通訳者 (ふーん、この人は「売上」のことを"sales"ではなく、"revenue"って言うんだ・・・)
と察知し、
次に企業が「売上」と言った場合、"sales"ではなく、"revenue"と訳す、とかね。
もう一例。
自分の訳を、ほぼそっくりそのまま投資家がメモっていたら、なるべく原文通り、正確に訳す。
自分の訳を、大幅にSummarizeし、キーポイントだけメモっていたら、
通訳者 (もしかしたら、この人は要点だけを訳した方が喜ぶのかな)
とかね。
試行錯誤の連続ですが、こうした「ほんのちょっとしたこと」が、指名につながり、やがて大きな差を生む気がします。
IRIS通訳者のみなさん、ぜひがんばってください!
投資家のメモを見ることは、通訳者の英語のお勉強にもなります。
例えば投資家が、通訳者の英訳には無かったような表現を用いてメモっていた場合、
通訳者 (へー、そうやって言うんだ・・・。もーらい♪)
とか。
一例。
企業 「二極化」
D訳 "bipolarization"
投資家メモ "bifurcation"
D (ふーん、そう言うんだ。。)
とかね。
みなさん、ぜひ投資家のメモに注意を払ってみてください。
コメントは、私の場合、内容に一々「なるほどね~」と納得してしまっているので、逆に書けることがないってことかも知れません。(笑)
通訳について感じたことを、開業前になるべくShareしちゃおうと思っているので、これからもよろしくお願いします!