たんのだんのブログ

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東電の株主総会に思う

昨日、東電の株主総会が行われました。
そのニュースが今朝流れていました。
本来非公開であるはずの株主総会の模様を携帯で盗撮した映像で、株主達が東電役員陣に罵声を浴びせる様子が延々と流れていました。
それを見ていて、002.gifと思うことがあったので、書いてみようと思います。

1.僕は、IRに携わる人間です。
IRとは、投資家と企業の間で行われるPR活動で、
投資とは、投資家が企業を応援することだと思って、日々IRに参加しています。
株主総会に参加する資格があるということは、東電の株主であるわけです。
その総会の模様を携帯で盗撮し、メディアに売るとは、一体どういう株主か、とまず思ってしまいます。

2.非公開である株主総会の模様を、① 「メディアに売る」ことを目的として盗撮すること、さらには
②それを、盗撮されたものと知りながら、朝のニュースで流してしまうこと、
これは「犯罪」なのではないか、と思うわけです。

(ちなみに、東電は今回の株主総会を公開して行い、謝罪すべきは謝罪し、正々堂々と主張すべきは主張すればよかったと思いますが。普通は、競争上、株主総会は非公開であって然るべきだと思います。)

「東電は悪者。悪者に対しては、何をしてもいいんだ」というロジックなのでしょうか。ダメでしょ、そんなの。

3.いい加減、弱い者いじめはやめませんか、と思います。
東電は、いまや完全な「弱者」です。
その、地に倒れた弱者をさらに踏みにじるような真似は、一部の人にとって、Entertainmentとして、ネタとしてはおもしろいのかもしれませんが、社会を良くする方向には作用しません。
それを視ている我々も我々で、この視聴者にしてこのメディアあり。We only get the media that we deserveな気がします。

4. 3.に関連しますが、メディアは正義の味方であってほしい。
弱者をさらにたたくのではなく、強者をたたき、弱者を助ける、かっこいいジャーナリズムであってほしい。

TVをつければ、東電の株主総会の盗撮映像が流れている。
新聞を開けば、やれ菅さんはダメだ、民主党はダメだ、的な記事で溢れかえっている。
その根底には、「我々は強者をたたいている、正義のジャーナリズム」という意識があるかと思いますが、実際は逆で、今は政治、そして東電は完全な弱者になっています。
それをさらにたたくのではなく、例えば「東電は今こういう面でがんばっている」とか、「今日、菅さんはこういういいことをした/言った」とか、そういうポジティブな記事を書く、勇気あるメディアの出現を熱望します。
by dantanno | 2011-06-29 22:58 | 提言・発明 | Comments(0)